アメリカ在住日本人の方々へ 日本に向けて情報発信していますか?
こんにちは、Masaです。またまたご無沙汰です。
先週、仕事で日本に出張していたのですが、いろいろな人と話をしていて、痛切に感じたことがあります。今日は、その辺りの話。
先週はとにかく、ミーティングに次ぐミーティングで、いろいろな人と話をする必要がありました。それらのミーティングで必ず耳にする言葉は「そんな情報、こちらにはなかなか届かないんだよね」というもの。
今回は仕事のミーティングだったので、その「情報」の範囲はかなり限定的で狭いものなのですが、その情報、日本の人たちにとっては今後かなり重要なもの。
その情報ってのは、アメリカ企業発の新しい情報で、われわれにとってはどこよりも早く入手して、会社としてビジネスにつなげる必要のある非常に重要な情報。
それが届きにくいって...会社にとっては大きな問題。
多くのアメリカ企業が、正しい情報を迅速に日本に届けるために、日本法人を作っています(もちろん目的はそれだけではありませんが)。ですが、どうも日本法人から出てくる情報は、曲がっていたり歪んでいたりすることがあるようで(日本法人に勤務されている方、あなたのことを言っているわけではありません、あしからず)。
おそらく、ここにも「言葉の壁」があるような気がします。
それは、日本法人とアメリカ企業との間の「言葉の壁」と、日本法人と日本企業との間の「言葉の壁」...2つの壁。
アメリカ企業と日本法人間の「言葉の壁」は、「言語(英語)の壁」だけではなく、「文化の違い」も含んでいます。つまり、言葉通り受けても、「文化の違い」から、その真意を少し曲げて取ってしまうこともあり、そのためにうまく情報が届かない...。
で、日本法人と日本企業の「言葉の壁」は、その「文化の違い」を引きずりながら日本法人が日本企業に曲がったり歪んだ情報を提供してしまう...。
なので、アメリカ企業から日本企業に届く情報は、発信元からバケツリレーされて受信元に届くときには、内容的に若干ずれが起こってる、ってことが多いかと。
なので、「え?そんなこと聞いてねぇよ」みたいなことが起こると思うんですね。
もちろん、うまくバケツリレーされて、正確に届く情報もたくさんあると思いますけどね。
これ、会社間でやり取りされる「情報」だけじゃないと思うんですよ。
実生活の中でも起こっていると思うんです。
私が今、痛切に感じているのがそこ。
アメリカの情報(かなり範囲が広いですが)が日本に曲がって届いていることってかなり多いと思うんですね。挙げればきりがありませんが、例えば、
・アメリカは自由の国だ
・アメリカは学歴社会とは無縁だ
・誰でも簡単に銃をゲットできる
・就業時間(8-5時とか)後は帰宅する
・国際免許を持っていればアメリカで運転ができる
などなど。最近は、こんなことを聞いたことがあります。
・トランプ大統領が言うほど、アメリカへの入国は厳しくなっていない ← 誰がそんなこと言っているのか
これらは、すべてアメリカから発信された情報が、日本へ曲がって届いているためだと感じています。
アメリカは自由の国か?ある限られた範囲の人たちをみれば正しい、でも、すべての国民に対しては当てはまらない。誰でも簡単に銃をゲットできるか?ある限られた人たちは用意に入手できる、でも、ほとんどの人たちはそうそう簡単には入手できない。
ここでやっと結論。
アメリカにいる多くの日本人が、もっと正確な情報を日本の人たちに発信すべきではないかと感じてるんです。
ま、このアメ10ブログもそれを目的として始めたんですけどね。
このブログのブロガーたちは、アメリカの「生の情報」を配信してくれています。うそ、いつわりは全くありません。
われわれのようなアメリカ在住のブロガーをもっともっと増やして、生の情報、正確な情報をどんどん配信していきたいと感じています。
そのために私にできることは何だろう...。アメリカ在住日本人のために、
・スマホを使った情報発信
・PCを使った情報発信
・Facebookを使った情報発信
・ブログを使った情報発信
などの方法をお伝えすることかな。
今でこそ、このような文明の利器を使って、がんがんコミュニケーションをしている人たちが多いですが、実際には、これらをうまく使えない人たちもまだまだたくさんいらっしゃる。そんな人たちに向けて、一緒に学びながら情報発信していきたい...。
アメリカ在住日本人の方々、一緒に日本に向けて情報発信しませんか?
そのためのツールの使い方はMasaにお任せください。
完全に同感ですね。特にアメリカ企業ー>日本法人ー>日本企業のバケツリレーの話出爆笑してしまいました。ちなみに、私はここに、日本企業ー>アメリカ法人の話も聞きたかったですね。上下関係が逆転しているので、同じ誤解でも、違ったところに出てくるのです。現在はカナダ在住、アメリカ企業・カナダ法人所属、日本法人の管理で、昔は日本在住、日本企業所属、アメリカ・アジア法人の管理をしていましたので、上記パターン全て経験しています。
本当にこういう言葉と文化の壁はかなり厚いものです。だから、私は自分の子供達にも、苦労させないようにと思い、いまから多言語教育と多文化教育を積極的にしています。
興味深い記事ありがとうございます。
テツさん、コメントありがとうございます。
「日本企業–>アメリカ法人」はもちろんのこと、「日本企業–>日本人出向者–>アメリカ法人現地従業員」も、言葉と文化の壁があります。
この流れの場合、逆の流れと違って、言葉と文化の壁のほかに、「考え方の壁」があると感じています。
言葉でうまく表現できないのですが、「日本側の勘違いによって、あるいは考え方の間違いによって、届く情報と、わざと届けられない情報がある」って感じでしょうか。
つまり、「これを伝えるとまずいだろう」とか、「この程度の話は言わなくてもわかっているだろう」とか、そんなことが往々にしてあると思うんです。アメリカ側の人間(現地採用者)にとって、非常に重要と思われている情報が届かず、後になって「え?何でそれ俺たちが知らないの?」ってことがよくあるんですね。そういうことがあると、現地採用者が「俺ら、つんぼ桟敷に置かれてるんじゃない?」となり、モチベーションをさげることになります。
なかなか難しいですね。
世界で共通につかわれているのはアルファベット
ひらがなと漢字を組み合わせた日本語は
ニュアンスに隙間がでて、lossが生まれる
GMDさん、コメントありがとうございます。
確かに!そういう見方がありますね。