サンディエゴのホームレス事情
こんにちは、Masaです。
さて、今回は前回とは全く違うカテゴリーの話を…。
ホームレスについての話題です。
この厳しい世の中、どこでもホームレスの数は増えているんでしょうね。ちなみにサンディエゴのホームレス数は2022年現在、数千人に上ると言われています。
ホームレスになってしまう原因は、いうまでもなく、物価高騰による借家の家賃の高騰などによって経済的な困難を被り、住む場所を失ってしまうということがメインじゃないかと思います。特に大都市部に多いようです。もちろん、それだけではなく、薬物とかアルコール中毒、あるいは精神的な問題でホームレスになってしまうような人たちもたくさんいるようです。
かなりの数の都市で、公共の場でのキャンプや寝泊まりが禁止されているのですが、シェルターや避難場所が不足している場合、ホームレスたちは公共の場で生活せざるを得ないような状況です。
サンディエゴに関わらず、多くの都市や州で、ホームレスたちを支援するためのシェルターやサービスが提供されているようです。このサービスには、食事、医療、就労支援、カウンセリングなどが含まれているようですね。
シェルターには、一般的なものと、長期的なものとあるようです。一般的なシェルターは、短期間の滞在を目的として避難所で、普通、ベッド、食事、シャワーなどのサービスが提供されるみたいですね。一方、長期的なシェルターは、ホームレスたちが安定した生活を築くためのサポートを提供する施設で、カウンセリングとか、就労支援、健康サービスなどが提供されることが多いようです。
また、多くのシェルターやNPO団体によって、ホームレスたちに無料あるいは安い価格で食事が提供されています。朝、昼、晩、3食ということも結構多いようです。
移動式の医療サービスも提供されているような場合もあるみたいですね。ホームレスになることで、健康を害してしまうような人たちもたくさんいるでしょうし、精神的な障害に陥ってしまう人たちや、薬物やアルコール依存症者などのために、専門的な医療サービスが提供される場合もあるようです。
サンディエゴ市でもホームレス問題に取り組むために、いろいろなプログラムや施策を実施しています。シェルターや避難所はもとより、食事、医療、就労支援などなど、ホームレスをサポートしています。
かたや、この夏、サンディエゴ警察は、新しいホームレスキャンプ禁止令を施行し始めました。この「Unsage Camping Ordinance」という令は、公共の土地でのホームレスのキャンプを禁止しています。特に、学校、シェルター、トロリー駅(サンディエゴの街中を走る電車)、公園などから2ブロック以内でのホームレスによるキャンプは、公衆の健康や安全に大きなリスクがあると判断された場合には禁止されるというものです。
サンディエゴのこの新しいキャンプ禁止令の施行は、ホームレスの問題に対するサンディエゴ市の新しいアプローチの一部として行われているのですが、市民や関係者からはこの令に反対する声が上がっているようで、今後どうなるかが注目されているようです。
日本でも数は年々減少傾向にあるものの、まだまだホームレスはたくさんいるようですね。ネットカフェ難民と呼ばれる人たち(特に若者?)はホームレスの数に入っていないとか。日本にいた頃は、ここサンディエゴでホームレスに対して行われている支援サービスについては聞いたことがなかったのですが、最近はどうなんでしょうか?
ということで、明日は我が身!という危機感を持って、日々生活をしていこうと感じているMasaでした。