ドンのお見舞い


今日、午前中、ドン・ボイヤーのお見舞いに行ってきました。


先週日曜日夜、吐血して緊急入院し、月曜日に手術。すい臓にできた潰瘍と胃の一部を切除。数時間で手術は終了。


で、先週水曜日まで、ドンが入院していることを知りませんでした。


前の投稿で書いたとおり、ドンの奥さんのメリンダのFacebookの書き込みでその事実を知りました。


とりあえず、花をインターネットでオーダーし、メッセージを付けて配達してもらうことに。今の世の中すっごく便利で、オーダーしたその日に、病院に届けてくれるようなサービスがあります。



1-800flowers.com/



私のお気に入りのオンラインお花屋さん。ここで、かみさんの誕生日だったか(いや、結婚記念日だったか)、花をオーダーしてポイントを稼いだことがあります(笑)。


おっと、話が逸れました。


で、木曜日の朝、ネットで花をオーダーし、その日の夕方、病室に届いたようです。


その間、メリンダにコンタクトしていろいろと状況を確認。


木曜日の夜だったか、メリンダから、


「悪性のすい臓がんだと心配していたけど、摘出した腫瘍からはがん細胞は見つからなかった」


「ほっ...」


力が一気に抜けました。


実は、それがわかるまで、いろいろなことを考えていました。


「ドンがいなくなったら、俺のこれまでのプロジェクトはどうする?」


「これからやることになっているプロジェクトはどうなる?」


「ドンがこの冬にリリースする映画はどうなる?」


ドンの病状が心配だったのはもちろんですが、今進行中の彼のプロジェクト、そして私のプロジェクトはどうなってしまうんだろうと、1日中考えていて、本業があまり手につきませんでした(ボス、ごめん...)。


最悪の事態のことを考えなければと思っていたところに、メリンダからの良い知らせ。


ドンの回復振りは、医師も驚くほどで、木曜日には歩き始め、金曜日には鼻のチューブが取れ、明日、月曜日にはもう退院。


で、退院直前の今日、病院までお見舞いに行ってきました。


昼前に行ったのですが、ちょうど、ちょっとした入浴後の着替えをしている最中。メリンダが、


「ハイ、Masa。ちょっと待って、今着替えてるところだから。」


と病室から私に話しかけます。


「ああ、ごめんなさい。知らなかった。」


と誤るや、中から、


「Masa、入ってきて良いよ。」


とドンの声。ためらいながら病室に入ると、上半身裸のドンが見えました。自分のおなかを指差して、


「これ。すごいだろ?おなか、切ったんだ。」


私、思わずしかめっ面。


「大変でしたね。ほんと、驚きましたよ。『ドンに何が起こったんだ!』って、一日中そのことばかり考えてましたから。明日、退院できるそうですね。でも、もう少し入院できれば良いのにと思いますよ。アメリカの病院、なかなか入院させてくれませんよね(笑)。」


「そう、アメリカの入院は短すぎるよ。でも、まぁ、家に帰れるから、すぐに仕事に復帰できるってことだよな。」


「しばらくは静養してください。無理はだめですよ。」


「ああ、そう言えば、Masaからもらったメールに返信してなかったな。水曜日には必ず返信するから待ってて。」


「良いですよ、そんなのいつでも。とにかく無理しないでください。」


などと言葉を交わすこと15分ほど。まだ、傷口がかなり傷むようで、寝返りも満足にできない状態。


ドンが疲れるとまずいので、話を切り上げて病室を出ました。


ここだけの話、ドンは私よりも2つだけ年上なんですが、今日、見たドンは、やせ細った「おじいさん」。


病気は怖いと思いましたね。我々も体だけは大切にしなければ。どんなにやる気があっても、体が優れなければ何もはじめられませんからね。


快食、快眠。健康を保ちましょう。

 

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