パールハーバーデー
皆様、いかがお過ごしでしょうか? あっという間に12月に入り今年も終わりますね。早くクリスマスツリーを出さなくてはいけないと思いつつ一日一日が過ぎていきます。そして日本の年賀状と同じようにこちらではクリスマスカードを用意します。 これから我が家は急いでツリーを出し、クリスマスの写真を撮り、カードを作って・・・大忙しです。
さて、カレンダーに色々と書き込んでいたときに見つけました”Pearl Harbor Day”と言う文字。 パールハーバーと聞いてお判りのように12月7日はパールハーバー(真珠湾)が日本軍によって攻撃された日です。 今年もアリゾナ記念館では式典があるはずです。 こちらにお嫁に来るまで恥ずかしながら正直全くこういったことを気にしていませんでした。 軍人に嫁いだということと、結婚後の生活がオアフ島だったため、こういうことが非常に身近になりました。サンディエゴも同じ軍港ですが、オアフ島とは何か雰囲気が違います。やはり歴史的な場所なので博物館が多いし、基地の中の建物もその当時のものを思わせるようなのが多いです。
歴史的なことなので色々な人が色々な考えを持っていると思うので、あまりそういう事に触れませんが、クリスマス前のこの時期フォードアイランドに行き夜の海を見ていたとき、「その夜も今と変わらぬ穏やかな海で、人々は来るクリスマスを楽しみにしていたんだろうな・・・」と思いちょっと胸が締め付けらた思いをこの時期が来ると思い出します。このサンクスギビングが終わってクリスマスまでのなんだか一年で一番華やかで人々の心が温まるようなこの国特有の時期を体験したから余計そう思ったんですけどね。
学生の頃は全く興味の無かったことも、歳を重ねいろいろと知ってくると勉強していた頃よりも重みを感じます。今はこちらに嫁ぎ日米両方の目でそういう出来事を見ることが出来るようになり、それぞれの痛みをわかるようになりました。
少し気分を変えて、来年の春に公開される映画「Battleship」に今は博物館になっていますが、戦艦ミズーリが出てきます。もう実際は博物館なのでエンジンなども取られ、もちろん大砲を撃つことはできませんが、映画では撃っています(もちろんCGだと思いますが) 写真は映画撮影前に改装されて戻ってきたときのもの、タグボートで引っ張られていますがそうめったに動くこと無いので貴重な写真です。軍艦に対して”美しい”と言うのは変ですが、ゆっくり進む姿は美しく、凛々しくそして逞しく、悠々と動く姿に圧倒されました。主人の仕事の関係上、いろいろなタイプの船を見せてもらいましたが、この戦艦の形は一番かっこいいと思います。 今現在はこの”Battleship”と呼ばれる戦艦は現役ではないそうです。そいうことは、色々あるけど”平和”ってことなんでしょうね。
オアフ島に遊びに行く機会があってしかも興味があって時間が許されるなら是非立ち寄ってみてください。
パールハーバーに行くと、なんとも言えない気持ちになりますね。
私もパールハーバーの記念日、という存在を知って、戦争の受け取り方の違いを感じました。
日本は敗戦国でありながら、12月7日になると「加害者」になり、アメリカは被害者になる。直接、「あんたたちが悪い!」と指をさされることはなくても、なんとなく嫌な気分ですね。
Maki-Kさん
コメントありがとうございます。
そうですね。なんともいえない気持ちになります。それでも行ってみる価値はあるところかなと思います。
Erinaさん、
コメントありがとうございます。
この受け取り方は終戦記念日とV Dayも同じですよね。ご存知だと思いますが、あの”セーラーとナース”の写真を見たときに更に強く思いました。この受け取り方の違いがわかるだけでも自分の子供に教える視点が変わってくるかとも思います。
昨夜、アメリカ人の旦那に、「いつもこの日になるとなんだか悪いな~と思うんだけど。。。」と言ったら、「なんで?そういう日じゃないよ!」と言われました。
日本を責める日ではなくて、ミリタリーのサービス中に命を落とした人に敬意を示す日なんですね。
自分の国を守るために命を落とした人たちのことを、忘れないようにするための日。
日本では同じく戦争で亡くなった人たちに敬意を示す機会がありませんね。どちらかというと、被害者意識が強い。
敗戦したから当たり前かもしれないけど、それがあるから今の自分たちがある!と思えると、歴史上の敗戦も報われると思うのですが、どうでしょうか。