世界のステレオタイプ一覧
ここアメリカは「人種のるつぼ」と呼ばれるように、世界からの移民が住んでいます。
自分が日本人という外国人であるように、他の国からやってきた多くの外国人やその子どもたちにも、それぞれの歴史や文化があります。
今日は、アメリカに存在する「ステレオタイプ」というものについて、私の勝手な独断と偏見で紹介してみようと思います。真実かどうか、良いか悪いか、ではなく、あくまで「ステレオタイプ」です。
好き嫌いに関わらず、このようなステレオタイプはどんなレベルでも存在し、アメリカで生活する上で、付き合っていかなければならないものの一つ。「○○人ってこうだよね~」と口に出されることは少ないですが、「暗黙の了解」として人々の中に根付いているものです。
これらを理解し、上手に付き合っていくことは、アメリカで10倍うまく立ち回る方法につながると思いますので、今日は紹介してみます。
「ステレオタイプ」や「偏見」という言葉を聞くと、ネガティブな印象を生みがちですが、私は最近、そうは思わなくなりました。
というのも、これらのステレオタイプが生まれた背景には、それなりの理由があり、それは先人たちの苦労や歴史があるからです。
もちろん、このステレオタイプをネガティブに使う人はたくさんいますが、そういう人たちは無視して(笑)、自分たちがどういう風に世界から見られているか、というあくまで参考として読んでもらえると嬉しいです。
また、このステレオタイプをどうするかというのは、自分次第だと私は思います。
「日本人女性」というラベルにつけられたステレオタイプはたくさん存在しますが、私はどうもそれにそぐわないようで(爆笑)、周りからは「ユーは典型的なジャパニーズウーマンじゃないよね。」と言われます。
それを皮肉や批判ととるか、それとも褒め言葉ととるかは、自分次第。
私は”Erina”という個人を知ってもらうためには、このステレオタイプを時には壊し、時には利用することが必要だと思っています。
それでは、そんなことを踏まえて、世界の人々のステレオタイプを紹介してみましょう。
なるべく客観的な社会からの評価について書いてみますが、これはもちろん「一般的なイメージ」であり、個人レベルのお話ではありません。
アジア系
日本人:
- 自己主張が少ない
- 数字に強い
- 手先が器用
- 妙なものを発明する
- 多い職種:エンジニア
日本人女性:
- 従順(この時点で私は却下。笑)
- 家事が上手
- ノーを言わない
中国人・韓国人:
- 商売が得意
- 自己表現が強い
- 仲良くなると面倒見が良い
- 多い職種:エンジニア、自営業
台湾人:
- 人当たりが良い
- 照れずに愛情表現をする
- 物腰が柔らかい
- 多い職種:エンジニア
ベトナム人:
- 商売が得意
- 細かい作業が得意
- 多い職種:ヘアスタイリスト、薬剤師、会計士
フィリピン人:
- 面倒見が良い
- 押しが強い
- 人なつっこい
- 多い職種:ナース
インド人:
- 勉強が得意
- 商売が得意
- フットワークが軽い
- 多い職種:エンジニア、自営業
中東系:
- 家族のつながりが強い
- 親日家が多い
- 商売が得意
- 長期投資を好む
- 多い職種:自営業、不動産
アフリカ系(アフリカン・アメリカンを除く):
- 黙々と仕事をする
- フィジカルな仕事をする
- フットワークが軽い
- 多い職種:セキュリティガード、タクシー運転手
オーストラリア人:
- アウトドアが好き
- ピュア
- 健康的
- 多い職種:アウトドア系
メキシコ人:
- 陽気で元気
- 女性は面倒見が良い
- 家族が多い
- 人懐っこい
- 多い職種:セールスや小売(サンディエゴならどこでも)
ブラジル人:
- 陽気だけど根は真面目
- キャリア志向
- 多い職種:マーケティング、他ビジネス
ヨーロッパ系:
イタリア人:
- 陽気
- 頑固
- 家族と歴史を重んじる
- 食べ物へのこだわり
- 多い職種:レストラン
ドイツ人:
- 型にはまっている(けど出たいというジレンマを持つ)
- 真面目
- 隠れ情熱家
- 手先が器用
- 多い職種:エンジニア、手を使う仕事
イギリス人:
- ドライなジョークが好き
- 歴史を重んじる
- きちっとしている
- 人間関係に悩む
- 多い職種:administrativeとか法律関係
アイリッシュ:
- 最初はとっつきにくい
- 仲間意識が強い
- 仲良くなると面倒見が良い
- 保守的
- 多い職種:大規模な仕事
フランス人:
- マイペース
- 実は子供っぽくて純粋
- 多い職種:自営業
地中海系:
- 女性が強い(尻に敷くタイプ)
- 物腰が柔らかい
- 多い職種:ビジネス
カナダ人:
- 「自分はアメリカ人とは違う」と思っている
アメリカ人を世界の外から見ると・・・
コケージアン(白人):
- セルフィッシュ
- 肥満
アフリカン・アメリカン(黒人):
- 運動神経が良い
どうでしょうか。
同意できるところはありました?
「うちのイタリア人旦那は全然、陽気じゃない」とかあるかもしれませんが。笑
「個人の性格」と言ってしまえばそれまでですが、その性格も親に育てられ、その環境で培われたもの。
自分の先祖や歴史は切っても切れないものです。
こうやって、周りの人たちがどこからやってきて、どうして今のようになったのか探ってみると面白いと思いませんか?
ちなみに、こんなウェブサイトもありました。
みなさんが学んだ、考えた、体験したステレオタイプも教えてください。