何系アメリカ人?
白人のアメリカ人でも、アイルランド系、イタリア系、スコットランド系、ロシア系などなど、様々な国にルーツがあります。
アメリカ人と接していると、自分の祖先のルーツをとても大事にしていると感じます。アメリカという国は、まだ歴史が浅く、これといった文化もあまりありません。しかし、アメリカ人は、自分のルーツをとても大切にしています。
アメリカ人なのに、「I’m an Italian」とか、「I’m an Irish」という表現もよく聞きます。たとえば、私の友人にドイツ系アメリカ人がいます。自分はアメリカで生まれ育ったけれど、両親がドイツから来た移民です。彼は、アメリカにいながら、ドイツの文化をとても大切にしていて、ドイツでは、こういう文化があるんだよと、いつも話してくれます。
別の友人は、アイルランド系です。彼は、祖先がアイルランド人で、アイルランドには行ったことがありませんが、彼の結婚式では、バグパイプを演奏する人がいたり、自分はアイリッシュだという意識がとても強くあります。
一番身近な存在では、私の主人は、イタリア系アメリカ人です。主人は、お母さんがイタリア系で、お父さんが スコットランドです。といっても、両親ともアメリカで生まれ育っています。しかし、お母さんは、イタリア人である両親に育てられ、イタリアの文化を受け継いでいます。そして、私の主人も、イタリアには行ったことはないけれど、自分はイタリア系だという意識がとても強いです。お母さんから受け継がれた、イタリア料理も大の得意ですしね。
私はあまり詳しくはないのですが、アメリカ人の名前からも、ルーツが分かったりしますよね。
一番分かりやすいのは、イタリア系アメリカ人。有名人でいうと、ロバートデニーロ、アルパチーノ、ダニーデビート、レオナルドディカプリオなど。見るからに、イタリアンな名前ですよね。
ロシア系の名前に多いのは、ナターシャや、サーシャ、有名人では、ミラジョボビッチ、ジョンマルコビッチでしょうか。
ちなみに、現在アメリカに一番多いのは、イングリッシュ系アメリカ人で、次にドイツ系、アフリカ系、アイルランド系と続くそうです。アメリカ人といっても、それぞれ様々な背景を持っているんですね。
面白いトピックですよね。
私もアメリカに来て、アメリカ人が自分のアイデンティティについてすごく深く考え、教えられ、大事にしているということを知りました。
「アメリカ人」を厳密に言うなら、ネイティブアメリカンだけだ、と言われます。アメリカは移民の国だから、ネイティブアメリカン以外は、みんなアメリカ人じゃないとも。まぁ国籍ではアメリカ人ですが。
この文化を知った時に、「じゃあ私は日本人でいいんだ!」と胸を張って思えるようになりましたね。
同じ「イタリア系」と一口に言っても、ドイツの教育を受けていたり、アイリッシュのしきたりが受け継がれていたりと家族によって様々で、本当に全く同じっていうことはないんだな〜と思います。家族がよければそれでよし、ですね。笑
本当、興味深いです。