大学入寮日 当日
いやいや、本当に疲れました。
夕方、家に戻ってきたのですが、とにかく大変な引越しでした。
でも、息子と共になかなか面白い経験が出来ました。私の大学入学時はこうではなかったので、私に取って今日は何もかもが新鮮。
朝、いつもよりも少し早く起床、ホテルでコンチネンタルブレックファストを取り、早々に大学に向けて出発。
8時過ぎには大学に到着。息子によれば、寮のすぐ脇が駐車場になっていて、荷物の搬入時のみそこに車を停めることが許されているとのこと。
駐車場の入り口には、在校生が列を作り、”Welcome to UCLA!!!”と奇声を上げて我々をお出迎え。ちょっと気恥ずかしいかも...。
駐車場に車を停め、荷物を運ぶための「カート」をもらいに行きます。1人につき1つのカートが割り当てられているはずなのですが、中には2つもカートを使ってたくさんの荷物を運んでいる子供たちもいます。ベッドマットとか、リクライニング機能付きの椅子とか、自転車、冷蔵庫、プリンターなどなど。
うちは、衣類がほとんどで、その他に、布団、食料、電気スタンドなどを持ち込みました。カート1つと、スーツケースに詰め込んだ衣類。
寮付近には、ボランティアを勤める在校生がいたるところに立っていて、「Need help?」と聞いてきてくれます。場所が分からず立ち止まって場所を確認していると、「Can I help you?」と声をかけてくれます。
とにかく、親の私も「すごく感じがいーなー」と感じるほど、面倒を良く見てくれました。
寮の入り口は入寮生であふれかえっています。その人の波をボランティアが手際よくリードして、それぞれを部屋に案内します。
部屋に到着。4階建ての1階。昨日お話ししたように、うちの息子は3人部屋。他の2人は明日以降の入寮です。親としては挨拶する必要のない分、少し気が楽かも(苦笑)。
カードキーと暗証番号の2ステップを踏んでやっと部屋に入れるようになります。「すごく、セキュリティがしっかりしているかも。」の印象。
部屋に入ると...
「涼しい...」
何と、エアコン完備。壁にエアコンのスイッチが付いているじゃないですか。「お前、結構贅沢かもな。俺のときは、扇風機もなくて、夏なんか毎日死にそうになってたんだぜ。」
部屋には洗面所、トイレ、シャワーも備え付け。「ホテルみたいじゃん。」
3人部屋ですから、確かに狭いのですが、クローゼットもあるし、衣類用タンス、2段ベッド、机、レンタルした冷蔵庫と電子レンジ、インターネット用のイーサーネットケーブル用ジャック(ワイヤレスも有り)、電話などなど、とにかく必要最小限のものはすでに揃っています。
「あーあ、お前がうらやましいよ、ほんと。人生、もう一度やり直せるなら、こんな環境で思い切り勉強したいよなー。」
荷物を解体して、整理していると、在校生と思われる男女が部屋に入ってきました。
「こんにちは。私、XXX(失念しました)、こっちは、エリック。あなたの部屋のすぐそばにいるの。何か困ったことはない?」
「(おー、なんて感じのいー子供たちだ。)」
息子「えーっと、XXXをさがしてるんだけど、見当たらなくて、どこかにないかな?」
男女「あー、それならXXX」
なんて会話をして、すでに友達。ベッドをずらしたり、道具を貸してくれたりと、とにかくいろいろと世話をやいてくれます。
息子よりも親父の方が感動。
引越しが一段落したので、キャンパス内にあるショップ-日本で言う学生生協のようなものでしょうか-に行って、教科書を購入します。
ショップに行く道沿いには、数人のグループがいくつかいて、新入生と思われる子供たちを呼び止めて、サークルへの勧誘活動に余念がありません。ビラを配っているグループもあります。「俺の時代もこんなのあったんだよな。」
そして、教科書。我々の時代も教科書はそれほど安くはなかったと思うのですが、5冊で400ドル。1冊当たり80ドル。そんなものなんですかね、今は。で、面白いのは電子ブックを教科書として使うクラスがあるとか。お金を支払ってインターネットからダウンロードして使います。
教科書の購入の仕方も我々の時代とは全く違います。受付近くにあるパソコンに必要事項を入力すると、必要な教科書リストが出てきて、それをプリントアウトし、Text Book専用の書店で入手します。
とにかく私にとってはすべてのことが目新しくて、息子よりも私自身が「ワクワク」しました。
仕事と家族を持った私が、フルタイムの学生に戻ることはほぼ不可能ですから、時間を見つけて、ちょくちょく大学に行って、学生気分を味わいたいと思っています。
なんか大学生活おもしろそうですね!
日本だとそこまではならなそうですけどww
N@さん、ご無沙汰です。コメントありがとうございます。
そうですね、親の私にとっても新鮮です。人生やり直しができるなら、すぐにでも大学生に戻りたいです。