春休みロードトリップ2(アラモゴード~カールスバッド)
Maki-Kです。
春休みを利用した我が家のロードトリップ。
前回はツーソンとホワイトサンズへ行きました。
旅の続きです。
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【New Mexico Museum of Space History(ニューメキシコ宇宙歴史博物館)】
ホワイトサンズの夕景を堪能し、ニューメキシコ州はAlamogordo(アラモゴード)の町で一泊。
アラモゴードはホワイトサンズから東へ車で20分ほどの小さな町です。
今日はアラモゴードからカールスバッドまでの移動日。
3時間ほど運転すればいいだけなので、楽ちん。時間の余裕があります。
あ、前回紹介し忘れましたが、アリゾナ州からニューメキシコ州へ入ったときのウェルカムサインはこんなんでした。
午前中はゆっくり、町のはずれにあるNew Mexico Museum of Space Historyに行ってみることにしました。日本語にすると「ニューメキシコ宇宙歴史博物館」でしょうか。HPはこちら。
まぁこんな地味で小さな町のミュージアムだから(失礼!)・・・、と大した期待もなく覗いてみたんですが。。。
なんのなんの。
地味には違いないんですが、意外にすごいものが展示してあってテンションアゲアゲ☝☝になりました!
展示室に入ったらまずこれ!
なんと月の石!
小学校の時に行った東京・有明の宇宙博。月の石を見るために長時間列に並んだ記憶がよみがえる。。。サターンロケットの大きさにも圧倒されたのを思い出しました。
・・・って、そんな博覧会の目玉になるようなものが、こんな小さなミュージアムにさらっとおいてあるとはっ!!
なんかすごいぞ!このミュージアム!
これは月の石を採集する練習に使った、月に行ったのと同じ型のケース。
こちらはスペースシャトルを滑空させて着陸させる簡単なシュミレーターゲーム。
アラモゴードの町の近くには空軍のロケット実験などをする基地や土地があり、そういう縁でこの町にミュージアムができたようです。昨日行ったホワイトサンズもロケット実験の時は閉鎖されるので、HPで情報をしっかり確認して旅行の計画を立ててください。
こんなものもありました↓↓
人類に先立って宇宙へ飛んだ(飛ばされた?)チンパンジーHam(ハム)君用に作られた、Restraint suit(拘束服)とカプセル。ここで展示してあるものが実際に宇宙へ行ったわけではないのですが、レプリカではなく、実験のためにいくつか同じものが作られてそのうちの一つということです。
他にも自分でロケットの形やエンジンのタイプを選んで、飛ばして遊ぶコンピューターゲームや(悔しいことにことごとく途中で墜落したりする(-_-;))、ロケットの種類で違う発射時の爆音と地面の振動を体験できるコーナーなど、地味に面白いものが色々。レゴで月探査機を作るコーナーもありました。
なんせ空いているので、自分たちのペースで遊び放題。
かなりの穴場です。
次は屋外展示です。
これは時速1011kmを記録したRocket Sled(ロケットソリ)、Sonic Wind I。ホワイトサンズに隣接する空軍基地での、加速が人体に与える影響の実験だったそうです。この実験を自ら体を張って行ったドクターで生物物理学者でもあった空軍のJohn Stapp(ジョン・スタップ)大佐は”The fastest man on earth(地上最速の男)”と呼ばれたそうだけど…こんなものに乗って時速1000kmって・・・想像しただけで気を失いそうです(;・∀・)コワ~。
ちなみにジョンスタップさん、マーフィーの法則の著者の一人としてイグノーベル賞を受賞されてます。
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【Carlsbad Caverns National Park(カールスバッド洞窟群国立公園)】
さて、思った以上に楽しかったアラモゴードを後にして、今回の旅のメイン、カールスバッドへ出発🚙!
前日、前々々日の移動時間に比べたら、3時間のドライブは楽勝です。
午後2時ごろにはカールスバッド洞窟群国立公園手前の、その名もCarlsbad(カールスバッド)の町のホテルにチェックイン。まずはお約束のプールへ🏊。
そしてひと泳ぎの後、いざ国立公園へ!
カールスバッドの町から国立公園までは車で40分。結構遠い。
国立公園のすぐ近くに宿があることはあるんですが、そこはホテルの他に周りに何もないので、うちは子連れだし、レストランやスーパーが複数ある町に宿泊する方が何かと便利。なので多少のドライブ時間は仕方ない。
ビジターセンターが閉まる5時直前に滑り込みで、とりあえずパンフレットとジュニアレンジャーのブックレットをゲット。これで明日見て回る洞窟の予習ができます。
さて、ここカールスバッド洞窟群国立公園には見どころが2つ。
一つはもちろん鍾乳洞。
そしてもう一つはコウモリ。
Brazilian(Mexican) free-tailed batというコウモリがコロニーを作るこの洞窟。20000~50000匹のコウモリが、夕暮れに一斉に洞窟から飛び出してきて空に黒い帯を作る・・・あぁ見てみたいですねぇ。
冬の間メキシコへ行っているコウモリがカールスバッドの洞窟へ帰ってくるのが四月中旬~下旬。
コウモリウォッチングのシーズンは夏で、私たちが行った4月上旬は季節としてはちょっと早かったんですが、気の早いコウモリさんがいることに期待して、今日の夕方はコウモリウォッチング。
日没までビジターセンター周辺のトレイルを散策します。
国立公園に指定される前は、洞窟内に大量に積もっているたコウモリの糞を肥料として売るために、ここで糞の採掘が行われていたそうです。コウモリ(や鳥)の糞が堆積して化石化したものをGuano(グアノ)と呼ぶそうで、この採掘場へ行くトレイルの名前が「Old Guano Road Trail」。
・・・一通り近くのトレイルを散歩した後、洞窟入り口にあるamphtheater(アンプシアター・円形にベンチが並んだ野外劇場)へ移動。最初は私たち家族だけポツンと座って待っていました。「なんか寂しいんだけど。これでコウモリ出てこなかったらもっと寂しいな。。」とか思っていたんですが、日が傾くにつれぱらぱらと人が集まってきました。
まだかな~っとぼーっと待っていたら・・・
「あれ?」「なんか聞こえた?」
かすかな羽音が洞窟の方から・・・。
洞窟の入口を覗いてみると何か飛んでいます。
あれがコウモリ??
わー、出てきた!出てきた!
まだまだ数は少なかったけれど、それでも何十匹というよりは何百匹単位で、しばらく洞窟の入り口を旋回して、そして連なって暮れ行く空に飛んでいくコウモリたち。
コウモリ見たかった私。満足!(⋈◍>◡<◍)。イェイ✧♡
この夕暮れに飛ぶコウモリたち、カメラや携帯の液晶画面の明かりがコウモリの飛行の妨げになるという理由で撮影禁止なので、ここではナショナルパークサービスのアーカイブより写真を紹介。今度は夏にここへきて、こういう景色を眺めたいものです。
さぁ明日はいよいよ洞窟探検です!!