英語の勉強方法 その後
自分の言いたいことの70%くらいを英語で言えるようになると、誰でもlazy(面倒くさがり)になり始めます。
「みんなだいたいわかってくれるし」、「だいたい私もわかってるし」みたいに。心あたり、ありますか?
だけど、その後は一体どうなるのでしょうか?
残りの30%は、また辞書を引いて英語を勉強し直そう、と思わせるほどのモチベーションには残念ながらあまりなりません。(って私はなりませんでした・・・苦笑)
同じような生活に飽きてきた・・・
毎日同じことを話す友達にも飽きてきた・・・
とにかく飽きてきた・・・
こんな時にちょっと日本が恋しくなってホームシックになったり。
この状態は、次のレベルへステップアップする時が来た、ということです。
私がこの時期に入ったのは、コミュニティカレッジの中間辺り、アメリカ生活も2年が過ぎた頃でした。
そこで何をするか?
それは「新しい人に出会って、新しい友達を作る」。
というのも、今あるあなたの世界はもう最大値に達してしまって、これ以上、自然と広がることはないからです。
私もこんな状態になっていたある日、同じホストファミリーで生活していた学生に、週末のビーチバレーに誘われ、参加することにしました。
行ってみるとそこには、今まで出会ってきた人とは全く違うバックグラウンド、教育、経験、興味を持つ人がいる、新しい世界がありました。
私の英語力はまた一から始まることになり、上達するスペースができたのです。
そこで出会った友達のおかげで、新しい場所へ出かけ、新しい体験をすることになりました。
どういうことかと言うと、つまり、もう英語のレベルじゃないんですね。
今ある世界を広げるには、新しい人間に出会うしかありません。
彼らが、あなたの人生をもっとカラフルにしてくれる存在だからです。
加えて、「もう何でもわかってる」という気がしてきたら、本を読みましょう。
今までに読んだことのない、英語の本です。教科書でも、宿題用の本でもありません。
勉強や仕事とは全く関係のない、だけど興味のある分野の本。映画でも、ファッションでも、旅行でも、スポーツでも何でもいいし、本は雑誌でもいいです。
そこにある新しいボキャブラリーや、英語の使い方、表現の仕方をそこで学びます。
私は大学で数学、ファイナンス、経済を勉強しました。
だけど、プライベートで読むものは、その要素が全くない小説です。
人々がどうやって感情や、状況、動きを表現しているのか。そこで、きれいだな〜と思った単語や表現は、実際の会話の中で使うようにしています。
子供が生まれてからはディズニー映画も見るようになりました。
家族との会話には、映画からの面白いフレーズも使うようにします。
例えば、”I’m so hungry that I can eat a whole zebra!”(「シマウマ一頭食べられるくらい、お腹が空いた!」とかね。これはもちろんライオン・キングから)あ、しかもso-that構文!笑
なんてことはない、ただふつーの会話をちょっと面白くするっていうだけです。
他のみんなも、実際のところは大した内容を話しているわけではありません。(ちょっと失礼?)
なので、英語を始め、色々なことに飽きてきたら、まずはインプットを増やしましょう!
みんな、何を言っているのか?
どんなことを話しているのか?
どんなことを言って、笑い合ってるのか?
英語を学ぶ時ではありません。「人」を研究する時です。
あなたの英語は、もうすでにmore than perfect!なんですよ。
Erina
2011-08-01 00:35:25
わかるわかる!70%の壁ってすごく高いんだよね。
私は、70%まではnon-English speakerとのお喋りで登りつめたけど、その後帰国して、残りの30%が中々埋められずにいたの。それどころか70%をキープするので精一杯で。
でも太郎とこっちにきたおかげでアメリカ人の友達が増えて、とたんに言葉にも広がりが出たよ。
何よりアメリカンジョークが楽しめるようになったら、知らない人との会話がググっと楽しめるようになったよ!!
今は85%くらいかな~(笑)
>カズミ
そっか、そうだね。
言葉を超えて、なんて言うか・・・人間の距離感が近づく感じかな。
もちろんそれを埋めるのには言葉って言うのは必要なんだけど、言葉だけじゃ埋まらない、考えとか背景とかそういうものを理解するとぐぐっと近くなるよね。
誰でも100%になることはないから、一生勉強だよね!
私もここ数年はずっと90%くらいな感じ。笑