我が家のアメリカ南部旅行記 Erina編 その7
ちょうど一年前に、家族でアメリカ南部~東海岸を車で旅行しました。そのときの記録です。
前回の記事「我が家のアメリカ南部旅行記 Erina編 その6」
最終回の今回は、ワシントンDC観光後編です。アメリカ生活を10年して、念願のワシントンDCを歩き回ったことは、アメリカという国を知るためにとてもよい経験になりました。
2011/6/8
朝、友人をピックアップして一緒にメトロの駅へ。昨日の生牡蠣とクラブケーキのネタでまた盛り上がれる。メトロに乗ると、昨日おしゃべりをしたホテル勤務の女の子と同じ車両になったので、またちょっとおしゃべりをして、バイバイ。
今日はSmithsornianのメトロ駅で降りて、National Museum of Natural Historyへ行きます。国立自然史博物館です。
どの展示も、ものすごく混んでいたけれど、広くて、大人もすごく楽しめます。こんなに見ごたえのある質の高い博物館は初めて。さすが国立!
ランチを食べようと博物館内のカフェテリアに行くと、スクールトリップ(校外研修?)の子どもたちで激混みでした。近年、話題になっている「アメリカの肥満問題」ですが、見渡すとピザやハンバーガーを食べている子供は少なく、果物やサンドイッチなど、わりと健康的なものを選んで食べている印象。えらいな~と思いました。食べ物の値段はとても高かったそうです。
その後はちょっと外に出てNational Mallをはさんで向かいにある、Air and Space Museumへ。こちらは国立航空博物館です。
ここも子どもたちで激混み。だけど広い。上を見上げると、本物の飛行機体がぶら下がっている・・・すごい。
実際に使われたスペースシャトルとか、アポロ11号の地球への着水シュートとか、その辺にぽんって置いてあります。笑
飛行機好きにはたまらないでしょうな、ここ。男の子たちは無言で熱心に展示を見ている。
外に出ると、ヒートウェーブらしく、熱い。そしてこんな気温にも関わらず、ジョギングする人や腹筋をする人がそこここにいて、健康フリークなアメリカも見られます。
キャピトル(連邦議会議事堂)を横目に、メトロの駅を探します。明日はDCともお別れ。
ここは、アメリカで行きたいと思っていた場所の一つでした。想像していた以上に迫力があって、その雰囲気は圧巻でした。
まず驚いたことは、町がものすごくきれいなこと。
道にはごみ一つ落ちていないし、小銭乞いをするホームレスもいないし、落書きも一つもない。そういうことで嫌な思いをすることがない。カリフォルニアでそういうものを当たり前に見る生活をしていたので、ものすごくカルチャーショックでした。
ここに来る人やここで生活している人は、町に礼儀正しいrespectfulなんだと思いました。 アメリカの歴史が詰まっているこの場所で、町を汚くする人なんていないんだと思いました。
もう一つ驚いたことは、これらの博物館などの入場料が無料なこと。
事前に、「これだけ見る場所があったら、入場料もだいぶかかるかも・・・」と思っていたのですが、旦那にあっさり「どこも無料だよ」と言われ、ここでもカルチャーショック。なんてgenerousなんだ、アメリカ合衆国。
もちろん私たちが払う税金でまかなわれているんですが、こういう税金の使い方なら全然いいよ!と初めて税金のポジティブな使い方に出会いました。
工事中で、Mallのプール(フォレスト・ガンプがジェニーと再会したあのプール)に水が入ってなかったのが残念だけど、また行きたいです。
DCに関する映画ももう一度見てみようと思いました。
- Forest Gump
- National Treasure
- A Night at Museum
ってところでしょうか。
6/9
ホテルをチェックアウトしたあと、こないだは夜だったので、出発前にもう一度アナポリスを観光しに行くことに。
アナポリスのメインストリートを歩いてアイスクリームを食べ、ダウンタウンを少し出ると、かわいい家が立ち並びます。ここもとても素敵な町でした。でも冬は相当寒くなりそうなイメージですね。
明日はサンディエゴに向けて出発の日。 朝にバルティモア空港発なので、今日中に車で一時間弱のバルティモアへ向かいます。空港のすぐ目の前のホテルに入り、旦那がレンタカーを返却に行く。
さぁ、荷造りをして、明日はおうちに帰りますよ。
なんてのんびり夕食をとって帰ってくると、急に雨が降り出し、強風とともに雷が。窓から外の様子を見ていながら、その変わりやすい天気が珍しく感じました。
今日の移動距離
Washington, DC – Baltimore, MD: MD-295 N 33mi (50min)
6/10
朝、バタバタとご飯を食べてシャトルに乗ってバルティモア空港へ。めちゃめちゃ混んでいるシカゴ空港を経由して、サンディエゴへ。
あ~お疲れ様でした。 子供たちも体調を崩すことなく、とても満足な旅行でしたが、東海岸時間の時差ぼけはけっこうきつい。
-まとめ-
長編になりましたが、こうして18日間の家族旅行は無事に終えることができました。
今回訪れた場所は全て「またいつか行きたい」と思える場所だったし、途中のハプニングもあったけれど、今は笑い話になるような良い思い出ばかりです。
この旅行でまた、「カリフォルニアはアメリカじゃないな」と実感したわけですが、カリフォルニアでは感じられないアメリカの歴史やプライド、大切なものをまた勉強できた気がします。Southern Hospitalityと呼ばれる、南部に独特の「お客さんを受け入れる姿勢」や、南部料理なども味わうことができて、とても良い体験になりました。
長距離移動と言っても、子供たちのことを考えて、一日にできる移動は最大で6時間くらいが限度。途中の休憩をしっかりとり、半日は観光したり、公園で遊んだりと、乗車以外のことをする必要があるなと感じましたが、それでも私の想像以上に、子供たちは車移動を楽しんでいたようでした。
本当、アメリカは広いな~。