2 consecutive life sentence


気が付いてみれば、最後の投稿から2週間も経過していました。最近、ブログの更新が滞ってます...。


昨日、うちの娘が面白い話をしていたので、それについて書いてみますかね。


以前、


性犯罪者が...


で、近所の性犯罪者が、ハイスクールの女の子をレイプの末に、近所の湖に遺棄したお話をしました。


その彼に対する、求刑(?)が金曜日にあったようです。


裁判所は、


「死刑以外の量刑は考えられない」


としたとのこと。ま、二人の女子ハイスクーラーをレイプの末遺棄しているのですから当然でしょう。


その犯人、自分の罪をすべて認めたものの、「死刑にはなりたくない」とのことで、ダダをこねたそうで(私のただの想像ですが)。


それに対し、裁判所の求刑は、


「2 consecutive life sentence」


これ、どう言う意味かわかります?私はアメリカ的だと思いました。


2 concecutiveと言うのは「2回連続」と言う意味です。life sentenceは終身刑=無期懲役。


と言うことは、「2 consecutive life sentence」と言うのは、


「2回連続の終身刑」


つまり、


「次に生まれ変わっても、生まれたその日から死ぬまで刑務所の中」


と言うことになりますね。


面白いですねぇー。アメリカ的ですねー。


こう言う判決って結構あるんです、アメリカには。


たとえば、75歳のジーさんが、殺人事件を起こしたとしますね。で、下される判決が、たとえば、


「懲役40年」


「懲役40年って、あんた、115歳まで刑務所入り?あと、5年もすれば、この世からいなくなるかもしれないのに...」


ってことが結構あったりします。


これも文化の違い、考え方の違いの1つなんでしょうか...

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iPad...到着?

アメリカ_iPad



4月3日、アメリカでついにiPadが発売されました。


ニューヨーク5番街にあるアップルストアには2日前の夜には人が列を作り始めたようです。


サンディエゴでも前日には列ができたとか。


実は私、iPadを2台、先行予約していました。自分のためではなくて(涙)、日本の知り合いに送るため。ご存知のように、日本ではiPadは4月末発売。それを待ちきれない私の知り合いが、私に「買ってくれ」と。


先行予約したのは、確か...1週間ほど前。届いたのが、4月3日の昼12時半ごろ。配達はUPSが使われました。先行予約すると、UPSのトラッキングナンバーが送られてきますので、それを使えば、今、iPadがどこにいるのかがわかるようになっています。


私のオーダーしたiPad、面白い動きをしていました。


出荷場所は、中国の深セン。出荷日は3月30日。


で、次に行ったのが、香港。おそらく、車か列車で運ばれたのでしょう。で、そこから出たのが4月2日。アメリカ時間では4月1日。


香港から飛行機でアラスカのアンカレッジへ。到着したのがアメリカ時間4月1日夜9時。で、そこから出たのが、翌2日の午前2時半。


そこから、サンディエゴに直で送られてくるのかと思ったら...


到着したのが、ケンタッキー。4月2日の午後6時。サンディエゴからぜんぜん明後日の方に向かって飛んでいっているではありませんか。「4月3日に着かないかもしれない」と一瞬不安になりました。


実は、そのケンタッキーで「通関」が行われたようなのです。つまり、4月3日にアメリカで発売されるiPadは、おそらく、深セン→香港→アンカレッジ→ケンタッキーと来てようやくアメリカに上陸ってことでしょう。


で、通関したのが4月2日夜中の12時半。「やばい、着かないかも...」と思っていたら...


ケンタッキーを出たのが夜中の3時半。で、どこに行ったかと思いきや...・


いつの間にか、カリフォルニアのオンタリオ。ロスの東にあって、私の家からフリーウエイで2時間ほど北に上ったところ。そこに着いたのが朝5時。「ほっ...」


で、配達のためにそこを出たのが、朝8時前。そして12時半に受領。


残念ながら、私は箱も開けずに、そのまま2台梱包して、UPSで日本へ発送(涙)。4月7日ごろには到着するとのこと。


「あ~あ、俺のだったらなぁ...」


ご存知のとおり、iPadでは新聞や本が読めます。iTuneは音楽配信サイトでしたが、うわさによれば、書籍配信サイトが立ち上がるとか。これが立ち上がれば、Appleによる出版業界再編が行われるでしょう。一般消費者にとっては、本の価格破壊は大歓迎。古い慣習から抜け出すことができない出版社はたまったものではないでしょうね。


出版社オーナーの私としても、この再編は大歓迎。出版のための新しい道が開けます。出版業界にも、われわれネット世代が活躍できる場がすでにそこまで来ています。


がんばらなくっちゃ。

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Thoughts and prayers are with you, Chelsea’s family…

気の毒で...。

Facebookに作られた”CHELSEA KING SEARCH CENTER”ファンページに集まる15000人の人たちが、「ある程度予想していた」にもかかわらず、みんな、落ち込んでいます。すでに400件のコメントが寄せられています。 続きを読む

やり場のない怒り...

1時間ほど前に(午後3時)ハイスクーラーの遺体が湖で見つかったそうです。

やり場のない怒りがこみ上げてきます。

この犯人、当初は30年間、刑に服することになっていたそうですが、それが10年になり、さらに5年になり...。 続きを読む

性犯罪者が...


同じ年頃の娘を持つ親として、彼女の両親に対して同情以上のものを感じています。


先週木曜日、隣町のハイスクールのシニアの女生徒が、うちの近所のコミュニティーセンターのトレールをジョギングしている最中に行方不明になりました。


報道によれば、彼女は非常に優秀でストレートA、しかも、みんなに慕われているすばらしいハイスクーラー。クロスカントリークラブに所属し、毎日のように、一人でトレールに出かけてジョギングをしていました。


木曜日、いつものように学校を終わって一人でBMWに乗ってコミュにテーセンターへ。車を駐車場に停め、お決まりのiPodを付けて音楽を聞きながらジョギングを始めます。


夕方、両親が帰宅した際、両親は「何かいつもと違う」と不安を感じました。娘が家にいないのです。いつもなら、帰るのが遅くなる場合には、必ず彼女から事前に連絡があるはずなのに何もなし。


両親は警察へ連絡。携帯会社には、携帯の逆探知を依頼。彼女のBMWはコミュニティーセンターの駐車場に停まったまま。


それから、警察による捜索が始まります。


彼女のBMWの中には、彼女が愛用していたiPod、飲みかけのボトルがあり、ドアはロックされた状態


土曜日、土砂降りの雨の中、1000人ものボランティアが集まり、彼女の捜索。手がかりはありません。


日曜日には、捜索範囲を広げ、湖周辺、数マイル離れた山の中など、ボランティアたちが探し回ります。うちの裏山にもボランティアの姿が見られました。


私も家族とこの事件についていろいろと話したのですが、「どうして彼女のiPodが車の中にあったのか」、「ロックされた車の中の飲みかけの水は何を意味するのか」などなど。「彼女はおそらく誘拐されたのだろう」と言うのが結論。


そして、日曜日の夕方...。


容疑者が捕まりました。彼は、2000年に14歳の少女を家に監禁していかがわしい行為をしたとして逮捕され、6年間刑務所に服役、2006年に保釈されています。


このブログでもご紹介しましたが、アメリカでは、一度、性犯罪を犯すと、超危険人物とみなされ、刑に服したとしても、それ以降、死までその看板を背負っていかなければなりません。以下のウェブサイトは、アメリカ国内に住む性犯罪者の年齢、犯罪歴、住所などがすべてわかるようになっています。


National Sex Offender Directory


これによれば、彼の登録された住所は、事件のあった場所から数十マイル北に上った辺り。ところが、彼は現在、事件があった場所から目と鼻の先にあるコミュニティーに自分の親と住んでいたのです。誰がそんなこと知ってる?


その彼の車の中から、彼女の下着などが見つかったとのこと。


彼の住みかから数マイル離れた町で、去年初め、14歳の少女が行方不明になっています。また、去年秋、同じトレールをジョギングしていた女性が男に襲われ、かろうじて逃げることができたと言う事件がありました。その際、女性は果敢にも男の顔面にひじてつを食らわせたそうな。その際に彼女の服に付着した血液のDNAと男の体液のDNAが一致していると言ううわさもあります。


今週もまだ捜索は続いています。


誰もが、


「何とか生きて戻ってきて欲しい」


と願っています。


Help Find Chelsea King


昨日は、うちの娘が「ブルー」の服を学校に着て行きました。この「ブルー」の意味するところは、「人が行方不明になっている」とのことらしいです。隣町のハイスクール、うちの娘の通うハイスクール、先生、生徒もすべて「青」。いたるところに青いリボンが結び付けられています。


今日は、娘は「オレンジ」色の服を着て行きました。「オレンジ」は彼女が大好きな色。


コミュニティの人々すべてが、彼女の帰りを待っているのです。


月曜日からは、FBI、警察が湖の底を捜索し始めました。誰もが「そんなことして見つかるわけがない。彼女は生きどこかに閉じ込められているんだから。」と考えているでしょう。


昨日は夜通し警察の捜索が続けられたようです。


今朝も1000人ものボランティアが捜索を続けていますが、いまだ、手がかりなし。


何とか...何とか...生きて戻ってきて欲しい...。

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