Employee Referral Program(エンプロイー・リフェラル・プログラム)

アメリカ_採用

Employee Referral Programとは?

日本語で言うと、

「従業員紹介制度」

となりますかねぇ...。なんか、ちょっと違うような...。

たとえば、自分の部署で求人をしてるとしますよね。英語で言うと、openingとか、open req オープン・レック (requisition レクイジション) なんて言うんですけどね。うちで言うとエンジニアを募集してるってことなんですけど。

募集の方法としてはいくつかあります。たとえば、

1.求人広告を出すことによってそのオープニングに社外からの応募を募る
2.リクルーター/ヘッドハンターを使ってどこかから引き抜いてくる、登録者を紹介してもらう
3.今の従業員の知り合いを紹介してもらう

で...「従業員紹介制度」ってのは、#3のことです。

アメリカでは、1つの会社に何十年も留まっている人は少なくて、3年とか5年に一度、会社を移ることが普通なんですね(不況の今は留まっている人たちが多いようですが)。そうすることで、自分の能力を伸ばしていくこともできるし、コネクションを増やすこともできるんですね。

で...たとえば、私。今の会社がアメリカに来て5社目なんですが、過去の会社で一緒に働いていた人間とは、今でもつながっているんですね。なので、誰がどういうところで働いていて、どんな役職で、どんなことをしているかも大体わかっています。もちろん、誰が職を失っていて求職活動をしているかなんて情報も入ってきます。

自分の部署にオープニングがあると(別に自分の部署と限らなくても良いのですが)、自分の知り合いを紹介するんですね。会社としても、知り合いを雇った方が、素性が知れているので間違いが少ないんです。なので、会社はそれをわれわれ従業員に奨励するわけで。

奨励しても、ただじゃ面白くないので、紹介した人が従業員として採用された場合には、紹介者に金一封をお礼、ボーナスとして渡します。

紹介者としては、結構美味しい制度ですよね。より多く紹介して、より多く採用された場合には、より多くのボーナスがもらえる。

気になるボーナスの額ですが、採用された人の職位によります。ちなみに内緒ですが(って、すべて暴露してしまってますが)、うちの会社の場合、

ジュニアエンジニア-500ドル
シニアエンジニア-1000ドル
プリンシパルエンジニア、マネージャ-1500ドル
シニアプリンシパルエンジニア、シニアマネージャ-2000ドル

となっています。

ちょっとしたお小遣い稼ぎになりますね。会社としては、もし、自社の従業員の紹介で雇った人間が、会社にとって「大当たり」であれば、1000ドルや2000ドルのお金はどうってことありません。紹介ですから、「大当たり」の確率の方が高いわけで。なので、Employee Referral Programでそれを奨励してるってことです。

最近、2人、面接をしましたが、一般募集だったこともあり、「?」でした。 

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