会社勤めしていると...
1日に何回か上司のところへ行って、現状を報告したり。
週1度、課内ミーティングでプロジェクトの進捗状況をメンバーとシェアしたり。
月に1度、取引先へ行って、今期計画の進捗報告、来期計画予想などを報告したり。
会社勤めをしていなくても...
近所の人と、最近ポピュラーな食品の情報の話をしたり。
子供の学校の指導教官と大学ランクの話をしたり。
10年来の友達と就職情報を交換したり。
人間にとって、コミュニケーションは、自分自身がこの世に存在するために、なくてはならないことです。コミュニケーションを取らないと言うことは、「自分を捨ててしまう」ことと同じ...と思っています。
人とのコミュニケーションを避ける人は、この世に自分の存在価値を見出していない人とも言えるかもしれません。ほとんどの人はそれを「人の責任」にしているようですが。
一般的な話は、人それぞれ考えがあるので、ここで「こうだ!」とは言えませんので、少し横に置いておいて...。
「会社では、コミュニケーションは必須です」...。「必須」では、まだ十分に強調できてないような気がしますねぇ。「会社では、コミュニケーションが出来て当然です」...、何か少しずれているような気もしますねぇ。
ま、とにかく、言葉で表せないほど大切なことです。
英語が話せるようになりたい人は-現実的にかなり無理はあるのですが-アメリカ企業の一員になれば必ず話せるようになります。実際本末転倒ですけどね。英語が話せるからアメリカ企業に入れるんですけど...。
でも、それが出来るとした場合、確実に英語が話せるようになります。
それは英語で「コミュニケーション」しなければならないから。自分の意思を英語で伝えなければならないから。進捗報告、結果報告などなど、すべて英語。そりゃ、話せるようにならない方がおかしい。
おっと...話が横道に反れました...。今日はそんな話をしようと思ってなかったんだ...。
仮に社内でコミュニケーションがうまく取れなくなったら、何が起こると思いますか?今の問題が上司に伝わっていない。クレームになるほどの不具合が社長まで届いていない。お客様からのクレームがクレーム処理班から、品質部門に伝わっていない...とか。
何が起こるか簡単に想像がつきます。企業の存続問題に発展するのは目に見えています。
アメリカ人は個人プレーヤーが多いと言いますね。確か2年ほど前にもこのブログでそんなお話をしたと思います。ほんと、我が強い人間の集まり。それぞれが自分を信じて自分のやり方で仕事をする。同じ方向を向いていれば良いんだけど、当然、そんな人間の中には、他と違って、明後日の方向に向いてひたすら走ってる人間がいます。他の人間は、それを知っていながらも、自分が正しいと思っているから、そんな人間は無視して、ひたすら自分で走り続ける。
社内じゅうそんな状態なのに、いち企業として、大きな利益を上げ、社会貢献もしている。
どうしてそうなってるの?
当然、その人間の上に立つ人がコントロールしてるんですね。言うまでもないことです。
それは、マネージャーであったり、ディレクターであったり、バイスプレジデントであったり、CEOだったりします。
つまり、強烈なリーダーシップを持った人たちが、明後日の方向に向いている人間の頭を、すべて同じ方向に向けさせるのです。我が強い人たちがそんな簡単に言われたとおりのことをするのでしょうか?
それが、するんです。
「リーダー」は「必要以上」に彼らとコミュニケーションを取ります。時には煙たがられることもあるかもしれませんね。でも、根気良くコミュニケーションします。話の内容は他愛もないように聞こえるかもしれませんが、その中には、セクションゴールであったり、ディビジョンゴールであったり、カンパニーゴールだったり、が埋め込まれています。
そうすると、明後日の方向に向いていた頭が、少しずつ回り始め、ついには他と同じ方向に向く。しかも納得づくで。
「新入社員教育」ってありますよね。あれは、「とりあえず」社員の頭の方向を会社の方向に向けるためにやっていることです。「中堅社員教育」、「課長教育」なんかも同じでしょうね。
アメリカでもそんな教育、あります。うちの会社は、入社一日目に必ずそんな教育があります。午前中だけですが。その他にも、マネジメント教育などもあります。
これらは個人のためにやっているように見えますが、実は頭の方向をそろえるためにやっているんです...、と私は考えています。
会社にとって、お客様とのコミュニケーションも非常に大切ですが、それ以上に、社内でのコミュニケーションは重要です。その会社を存続させるためにも。
最近、あるきっかけであることをしていたのですが(なんのこっちゃ...それ)、そのときに痛切に考えさせられたのが、この「コミュニケーションの大切さ」です。
人との会話を大切にしましょう。
コミュニケーションの大切さ
モチベーションをもらう
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先週、あるイベントに参加してきました。
Think and Grow Rich – Three Feet from Gold movie event
先日、
Three Feet from Gold – あきらめるな!
にも出てきた「あれ」です。
ミックムーアのメンターGreg Reidが書いた本が今回映画化されるそうで、そのプロモーションも兼ねたイベント(かな?)。
近所の映画館の1ホールを借り切り。
参加者は100人ほどでしょうか?
かなり有名な人の顔もちらほら。
カメラを持参するのを忘れてしまったので、いっしょに写真、ってのはできませんでした(残念)。
イベントのプレゼンターがまたすごい。
日本でも有名な、ブライアン・トレーシー、「1分間マネージャーシリーズ」で一世を風靡したケン・ブランチャード、「The Secret」本を世に送り出したBeyond Words Publishing CEO Richard Cohn(リチャード・コーン)など、そうそうたるメンバー。
「こんな有名な人たちが手の届くところにいるんだなぁ」
などと、一人で悦に入っていました。カメラを持参しなかったのをつくづく後悔しました。
それぞれが、自分の哲学と言うものを持っていて、それを面白おかしくみんなに話します。
成功を収めているすべてのプレゼンターの話の共通点...、それは、
「何があってもあきらめるな」
あの「The Secret」を世に送り出したRichard Cohnが言います。
「あの本が世の中に出るまで、何度、経営危機に陥ったかわからない。何度、店じまいをしてしまおうと思ったかわからない。でも、私はあきらめなかった。それが天に通じたのか、The Secretと言うすばらしい本を世に送り出すことができた。」
あのブライアン・トレイシーが言います。
「成功者たちは、常に『何が欲しいのか、どうやったら手に入れられるのか』にフォーカスしています。そして、それらが得られるまで決してあきらめません。」
これらの考え方の源は、ナポレオン・ヒルの「Think and Grow Rich(思考は現実化する)」なのです。
私の隣に座ったある会社の社長、私の友人で映画のプロデューサー、そしてミック・ムーア、私のメンターのドン・ボイヤー、ビジネススクールオーナーのDC・コルドバなどなど、成功者、あるいは成功者になることを夢見てがんばっている人たちのバイブルとなっているのが「Think and Grow Rich」なのです。それほど影響力のある本ってことですね。
ちなみに私も若いころに(笑)日本語版を5回ほど読みました。何度も読んでどんどん吸収して...。何度読んでもその意味するところの深遠さに感動していました。
まだ、読んでいらっしゃらない方、すでに読まれた方も、読むことをお勧めします。
モチベーション、インスピレーションをもらうことができます。
もちろん、あなた次第ですけどね。
Thoughts and prayers are with you, Chelsea’s family…
気の毒で...。
Facebookに作られた”CHELSEA KING SEARCH CENTER”ファンページに集まる15000人の人たちが、「ある程度予想していた」にもかかわらず、みんな、落ち込んでいます。すでに400件のコメントが寄せられています。
やり場のない怒り...
1時間ほど前に(午後3時)ハイスクーラーの遺体が湖で見つかったそうです。
やり場のない怒りがこみ上げてきます。
この犯人、当初は30年間、刑に服することになっていたそうですが、それが10年になり、さらに5年になり...。
性犯罪者が...
同じ年頃の娘を持つ親として、彼女の両親に対して同情以上のものを感じています。
先週木曜日、隣町のハイスクールのシニアの女生徒が、うちの近所のコミュニティーセンターのトレールをジョギングしている最中に行方不明になりました。
報道によれば、彼女は非常に優秀でストレートA、しかも、みんなに慕われているすばらしいハイスクーラー。クロスカントリークラブに所属し、毎日のように、一人でトレールに出かけてジョギングをしていました。
木曜日、いつものように学校を終わって一人でBMWに乗ってコミュにテーセンターへ。車を駐車場に停め、お決まりのiPodを付けて音楽を聞きながらジョギングを始めます。
夕方、両親が帰宅した際、両親は「何かいつもと違う」と不安を感じました。娘が家にいないのです。いつもなら、帰るのが遅くなる場合には、必ず彼女から事前に連絡があるはずなのに何もなし。
両親は警察へ連絡。携帯会社には、携帯の逆探知を依頼。彼女のBMWはコミュニティーセンターの駐車場に停まったまま。
それから、警察による捜索が始まります。
彼女のBMWの中には、彼女が愛用していたiPod、飲みかけのボトルがあり、ドアはロックされた状態。
土曜日、土砂降りの雨の中、1000人ものボランティアが集まり、彼女の捜索。手がかりはありません。
日曜日には、捜索範囲を広げ、湖周辺、数マイル離れた山の中など、ボランティアたちが探し回ります。うちの裏山にもボランティアの姿が見られました。
私も家族とこの事件についていろいろと話したのですが、「どうして彼女のiPodが車の中にあったのか」、「ロックされた車の中の飲みかけの水は何を意味するのか」などなど。「彼女はおそらく誘拐されたのだろう」と言うのが結論。
そして、日曜日の夕方...。
容疑者が捕まりました。彼は、2000年に14歳の少女を家に監禁していかがわしい行為をしたとして逮捕され、6年間刑務所に服役、2006年に保釈されています。
このブログでもご紹介しましたが、アメリカでは、一度、性犯罪を犯すと、超危険人物とみなされ、刑に服したとしても、それ以降、死までその看板を背負っていかなければなりません。以下のウェブサイトは、アメリカ国内に住む性犯罪者の年齢、犯罪歴、住所などがすべてわかるようになっています。
National Sex Offender Directory
これによれば、彼の登録された住所は、事件のあった場所から数十マイル北に上った辺り。ところが、彼は現在、事件があった場所から目と鼻の先にあるコミュニティーに自分の親と住んでいたのです。誰がそんなこと知ってる?
その彼の車の中から、彼女の下着などが見つかったとのこと。
彼の住みかから数マイル離れた町で、去年初め、14歳の少女が行方不明になっています。また、去年秋、同じトレールをジョギングしていた女性が男に襲われ、かろうじて逃げることができたと言う事件がありました。その際、女性は果敢にも男の顔面にひじてつを食らわせたそうな。その際に彼女の服に付着した血液のDNAと男の体液のDNAが一致していると言ううわさもあります。
今週もまだ捜索は続いています。
誰もが、
「何とか生きて戻ってきて欲しい」
と願っています。
Help Find Chelsea King
昨日は、うちの娘が「ブルー」の服を学校に着て行きました。この「ブルー」の意味するところは、「人が行方不明になっている」とのことらしいです。隣町のハイスクール、うちの娘の通うハイスクール、先生、生徒もすべて「青」。いたるところに青いリボンが結び付けられています。
今日は、娘は「オレンジ」色の服を着て行きました。「オレンジ」は彼女が大好きな色。
コミュニティの人々すべてが、彼女の帰りを待っているのです。
月曜日からは、FBI、警察が湖の底を捜索し始めました。誰もが「そんなことして見つかるわけがない。彼女は生きどこかに閉じ込められているんだから。」と考えているでしょう。
昨日は夜通し警察の捜索が続けられたようです。
今朝も1000人ものボランティアが捜索を続けていますが、いまだ、手がかりなし。
何とか...何とか...生きて戻ってきて欲しい...。