明日からダラス


明日から来週の月曜日まで、ダラスに行ってきます。


娘のチアリーダーのコンペティションが、ダラスコンベンションセンターであるので、それの応援のために。


本業の方はめちゃくちゃ忙しい。人の迷惑かえりみず、なんとなく後ろ髪を引かれるような状態で金曜日と月曜日に休みを取ります。


実は、今日の午後はサンディエゴから1時間ちょっとのところにある本社に出張だったのですが、午前中、「出張行ってきます!」とメールでアナウンスしたところ、直属のボスから他の人間に(私も含めて)、「Masaが午後出張するみたいだけど、大丈夫なのか?」と半ばいやみとも思われる返信がありました。


「てっめ~、この出張と、有給休暇のために、先週、今週と、身を粉にして働いているのがわからんのかぁ~。」と思わずメールで返してやろうかとも思いましたが、そこは大人。落ち着いて、「一応、今日までに出来ることはやっておいたので、戻ってきたらすぐにキャッチアップできると思います。だれだれのために、このドキュメントを用意しておいたので、必要に応じて書き足してください。」とかなんとか。


そしたら、


Okay


だと。わかりゃ良し...。


数年前に違う会社にいたころは、しょっちゅうダラス経由で東海岸に出張していたのですが、今回ダラスへ行くのはそのときぶり。4年ぶりくらいかな。


だから、少し楽しみ。


ダラスへ行ったら、やはりBBQでしょう。今からBBQのおいしそうな店をネットで検索しなければ...。

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Toyota Considers Corolla Recall – from CBS News


何と言うか...


複雑な気持ち...です。


今朝のCBSニュースが、トヨタのさらなる大リコールの可能性について話をしていました。


以前から、米当局が米国でのカローラのパワステのクレームに基づいて、その不具合を調査をしていました。その調査の結果、限りなく黒に近い状況らしく、かなり近いうちに、またリコールがアナウンスされるとのことでした。今日かもしれません。


この騒ぎ、どこまで広がっていくのでしょうか。


「米国のトヨタ叩きだ」と話している鈴木なんとかって衆議院議員がいますが、もっと現実に目を向けて欲しいと思いましたね。米国がどうの、イギリスがどうのと言う話ではありません。そのようなこと、全く次元の違う話だと思うんですね。


本当に見なきゃならないところは、車なんです。トヨタに関わらず、本田、フォード、BMWなどが設計製造販売している車なんです。


カローラレベルの車に、どのくらいの数のコンピューターが搭載さているかご存知でしょうか?


レクサスなどの高級車はその2倍は載っているでしょうね。


そこまで、車は複雑化しているのです。


オートドアロック(キーレスエントリー)を考えてみてください。あれ、キーについているボタンを押すと、ドアのロックの開閉が可能ですよね。ドアの開いた状態では、ボタンを押しても何も起こらない。ドアをキーレスでロックした後、中からロックを無理やりはずそうとすると、アラームが鳴ったり。


これはすべてコンピューターによって制御されているんですね。単機能でも、どれだけ複雑なコントロールをしなければならないのかがわかるはずです。


ドアロックコンピューターが壊れても、それが死を招くってことはまずないでしょう。でも、それがエンジンコントロールだったら?パワステコントロールだったら?アンチロックブレーキコントロールだったら?


それらのコンピューターを制御しているプログラム、紙にすると何千ページにもなります。それは人間によって開発されています。人間ですから、間違いもあるでしょう。何かの勢いで間違いが入り込んでしまったらどうなるでしょう?例え、1年に1度程度しか表に現れないプログラムの不具合も、世界中の何百万台と言う車に、そのプログラムが使われていたらどうなるでしょう?


それくらい、最近の車は複雑化しているのです。


だから...


この、トヨタのクレーム騒ぎ、私は氷山の一角にしか過ぎないと思っています。これからドンドン出てくるはず。


私はトヨタ製のMatrixと言う車を持っています。今は子供たちの車になっていますが、2年ほど前までは通勤に使っていました。そのMatrix、買ってからもう6年ほど経つのですが、今までにリコールのお知らせが2回来ました。大々的に発表されたリコールではなくて、かなりマイナーなもの。


知り合いに聞いても、リコールのお知らせは日常的に送られてくるとのこと(日常的ってのは少し大げさかもしれませんけどね)。


それくらいリコールは当たり前になっているのです。表に出ていないリコールの数はかなりあるのかもしれませんね。


この事実に対して、われわれはどう行動しなければならないでしょう。


正直、さっぱりわかりません。


運が悪きゃ走行中に車が制御不能状態になってドカン...。


...


技術の進歩で、車は安全に安心して運転できるようになりましたが、逆に、それをコントロールする側では、ますます複雑さが増しています。


これからどうなって行くのでしょう。


不安ですが、われわれには見守ることしか出来ません。


気をつけましょう。

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Dead busy at my regular work


とにかく最近忙しくて...。


気分的にはそれほど切迫感はなくて、ストレスもそれほど感じていないのが良いことですかね。ま、それだけ成長していると言うことで...。


え?誰、その歳でまだ成長できるのかって言ってる人は?


人間、死ぬまで成長できるのです。身長が伸びるとか、体重が増えるとか言うのではなく、精神的にね。


で、仕事ですが...。


うちの会社が携帯電話のICを開発していることは以前話したと思いますが...。開発の流れは、


IC設計 → ICを評価するためのボード設計 → 出来たボードのテスト → 開発したICの製品化(お客さんのボードデザインの援助とか)


てな感じです。我々のチームは、「ICを評価するためのボード設計」と「出来たボードのテスト」をしています。もちろん、IC設計とか、製品化にもかかわるんですけどね。つまり、何から何まですべてに顔を突っ込んでいなければならないチームなのです。


逆に言えば、すべて知っているので、お役立ち集団なんです(笑)。頭脳集団とも言えますかね。だから忙しいとも言えますかね。


で、今ちょうど、「ICを評価するためのボード」があがってきたところで、テストで大忙し。


ボードを評価するためにはソフトウエアってのが必要になるのはわかりますよね?え?わからない?...


たとえば、iPhoneを思い浮かべてみましょう。いーですね、あれ。電話はかけられるし、MP3音楽は聞けるし、ゲームは出来るし。GPSにもなりますしね。でもね、あれ、中の回路をコントロールするソフトウエアがなければ、ただのケースなんです。箱。いや、プラスチックと金属の塊かな...。あと、ガラスと。何の役にも立たない。


もちろん、逆に、ソフトウエアがあっても、ハードウエア(回路)がなければ、これまた何も始まりません。


で、ボードのテストの話に戻って...


出来上がってきたボードをテストするためには、やはりその「ソフトウエア」が必要になるわけで。


ここでよく言い合いが発生するんですね。


「ハードウエアが動かないからソフトウエアが開発できない」


「いや、ソフトウエアがバグだらけなので、ハードウエアをチェックできない」


これ、それぞれ、ソフトウエアグループ、ハードウエアグループの言い訳なんですね。


つまり、ニワトリが先か、卵が先かの話なのです。はたから見ているととても楽しい言い争いなのです。


でも、ま、お互いに文句を言いながらも、自分の仕事を進めなければならないんですね。だから、お互いに歩み寄って、あーでもない、こーでもないと、長時間頭をひねるわけです。


その間を取り持つのがマネージメントとかリーダーの仕事。


「まぁーまぁー、そう言わずに、ね、こうすれば出来そうじゃない。」


「お前はこう言うけど、こっちの方が納得いかない?」


とか何とか言いながら、それぞれをなだめながら、先に進むわけで。そう言う仕事も結構楽しいですね。


つらいのは、上から「ドカン」と落とされる至上命令に対して、チームをどのように引っ張っていくかを考えること。エンジニアと言えば、個性の塊のような人間ですから、それをひとまとめにして、ひとつの方向に向けてガーっとがむしゃらに走らせるってことが非常に難しい。そう言う人間を走らせるには、その人を納得させなきゃならない。技術屋ですから、納得するまでには、一つ一つ壁を崩しながら進むので、かなり時間がかかることが多い。その時間をなるべく短縮させるアイデアを常に持っている必要もある。


書き出せばきりがないほど、いろいろ面倒くさい、おっと、口が滑った、いろいろと大変なことがあります。ま、恐らく経験を積めば、それほど大変なことでもないと思いますが。


だから、忙しさと言うのは、「物理的」なものではなく、「精神的」なものなんでしょうね。


つまり、ばたばた走り回っているわけではなくて、「あーでもない、こーでもない、こーしようか、あーしようか」って言うやつ。脳みそを常に動かしているってやつですかね。


ま、私自身、この業界で働けるのももうわずかだと思ってます。光の速さで進んでいる技術革新のスピードにはもう付いていけなくなっているから(涙)。


やはり、余生(って、それほど歳を取ってませんが)は、自分の好きなことをすべきかと考えてまして。だから、自分で起業したりもして。


この1年で、副業に対して、自分がどれくらいがんばれるかを試そうと考えています。


とにかく、副業が起動に乗るまでは、本業を続けなければなりません。早くひとつに絞りたいんですけどね。


ま、家族もいますし...、彼らを路頭に迷わせるわけにもいきませんし...。


踏ん張っていきますかね。


Have a nice weekend!

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Web Cast(ウェブ・キャスト)- 2009 fiscal year earnings


と言うことで、ひさびさに会社ネタです。


今日は、四半期に一度行われる、全社向けWeb Cast(ウェブ・キャスト)がありました。


夕方でしたので、おそらく、カリフォルニア、アジア地区向けだったのでしょうね。東海岸、ヨーロッパ向けには、おそらく今日の午前中に行われているでしょう。


ウェブキャストで何を話すのか。


今回は2009年第4四半期と通期の会社の儲けのお話。


会社の業績が良いと言うことは、その従業員にとってもうれしいことです。昇給率が上がったり、RSU(Restricted Stock Unit:リストリクテッド・ストック・ユニット)がたくさんもらえたり、あるいは、キャッシュボーナスが出たり。


うちの会社、この不景気だと言うのに、過去最高益を出した部署があったりします。全般的に、先期と比べると、収入はかなり上がったようで。うちの部署も、去年、大きな携帯電話会社からの受注がうなぎのぼりだったので、会社の全利益にかなり貢献したようです。


ま、お金の話は置いておいて。


ウェブ・キャスト...、ウェブと言うくらいですから、音声、映像ともすべてウェブベースで行われます。


最初に、メールアドレスを登録します。社内ウェブキャストなのに、どうしてメールアドレスを登録しなければならないのか分かりません。ウェブからも質問ができるようになっているのですが、誰がどのような質問をするのかを知っておきたいのでしょうか...。


そして、「登録」ボタンをクリックすると、ウェブキャストが始まります。音声はウィンドウズメディアプレーヤーで聞くことになります。映像は...、映像といっても、プレゼンテーションのスライドが次から次へとぱらぱらとめくられるだけなのですが、ウェブページが話しにあわせてどんどん進んでいきます。


ま、この方法であれば、インターネット接続環境があれば、どこでも見ることができるってことですね。便利なものです。

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Three Feet from Gold – あきらめるな!


ここのところ、何かとばたばたして、ブログを更新する余裕がありませんでした。


と...言い訳がましいことを言っておりますが、簡単に言ってしまえば、怠慢なだけ。一昨年、「このブログをコミュニティ化したいので、がんばって毎日更新するぞ!」みたいなことを目標に、しこしこと更新をしてきたのですが、その思いもどこへやら...。


人間、あきらめることは簡単ですが、続けることはむずかしいですね。


私のメンター兼友達のミック・ムーアが面白いビデオを作りました。ご覧ください。もちろんすべて英語です。





彼、このビデオであるメッセージを送っているんですね。もちろん、自分の商品の宣伝も忘れていないのですが、2つ、非常に重要なことを話しています。それは、


「Think What you DO want」





「あきらめるな!」


このブログを訪問してくださってるあなた。毎日、こんなことを考えていませんか?


「あ~あ、毎日あんなボケ部長と顔合わせて、ガミガミいわれながら、いやな仕事を続けなきゃならない。ほんと、やめたいよな~。」


「憂鬱...。今日の午後、あの取引先を訪問して、不良品の回収をしなきゃならない。誰か代わりに行って欲しいよ...」


いわゆる「ネガティブ思考」ってやつですね。


つまり、年がら年中、「何をしたくないか(what you DON’T want)」ばかりを考えています。


「~しちゃいけない」、「~できない」、「~ダメかもしれない」って言葉、よく使いません?


お子さんをお持ちの方々、


「こらぁ、そんなことしちゃダメだろ?」


「今、XXしておかないと、●●できないぞ!」


すべて、否定語を使いますよね。


こうやってみると、一日中「否定」の中にいる自分に気付くはずです。


ビデオでもミックが言っているように、「What you don’t want」ではなくて「What you DO want」を常に考えるようにしなければなりません。ポジティブ思考ってやつです。


「あれを、XXまでに終えれば、次に●●ができる」


「こらぁ、そんなことせずに、●●すれば、XXできるようなるんだぞ!」


とか。意識して、そう変えてみるんです。


スピリチュアルな話をすると、いやがられそうなのですが、1つ重要な話を。


顕在意識と潜在意識、ご存知ですね。ずいぶん昔から脳力とか能力とかの話がされてますからね。


顕在意識ってのは、あなたを直接コントロールしている部分、たとえば、こうやって私に文字をタイプさせているのが顕在意識です。潜在意識ってのは、あなたが意識していなくても、心臓が動き、モノが消化され、血液が流れ...、すべて潜在意識がコントロールしています。


よくある例なのですが、顕在意識は船の船長、潜在意識はエンジンルームにいるエンジニアたち。つまり、顕在意識が指示し、潜在意識がその指示通りに動く。エンジンルームにいるエンジニアたちは、外の景色が全く見えませんから、船長の指示通りに動くしかありません。でも、エンジニア一人一人は重い船を動かす能力を持っています。


この話が何を言わんとしているかと言えば、顕在意識の通りに人間は動いてしまうってこと。つまり、一日中ネガティブな気持ちでいると、意識せずに、常にネガティブな方に向かって進んでいるってことです。船長がネガティブ方向に指示を出せば、エンジンルームのエンジニアは何も考えずにその方向にいっしょうけんめい進みます。


逆もまた真なり。常にポジティブに考えていれば、意識しなくても、ポジティブな方向に進みます。


だまされたと思って、ポジティブ思考をキープしてみてください。少し考え方が変わるかも。


で、2つ目の「あきらめるな!」


人間、気持ちがネガティブだと、「あ~、もういいや」、「やっぱ、私には無理。できるわけな~ぃ!」となりますね。あきらめてしまう。ポジティブだと「もう少し考えてみよう」とか、「これが完成したら、また別の世界が開けるかも」なんて考えられるでしょう。


「あきらめるな!」ってのも、結局、自分の気の持ちようで決まってくるんですね。


では、あきらめないためにどう言う気持ちを持てば良いのか。


ビデオにもありますが、ナポレオン・ヒルの有名な言葉があります。去年末にGreg Reid(ミックのメンター)が出版した本のタイトルにもなっています。


「Three Feet From Gold」


直訳すれば、「金から3フィート」。つまり、


「あんたは、今、金から3フィートのところにいるんだよ」


「あんたには見えないかもしれないけど、ゴールは1メートル先まで来てんだよ」


と言うこと。


だから、「あきらめるな!」ってことです。


あなたも、毎日ゴールを目指して進んでいるはずです。ゴールの中には、なかなか先が見えないものもたくさんあるはずです。でも、あきらめそうになったときに、ちょっとリラックスして考えてみてください。


「I’m Three Feet From Gold」

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