Restricted Stock Unit (リストリクテッド ストック ユニット)
何度か、このブログにも書いていることなのですが、結構質問が多いので、もう一度...。
Stock Option(ストックオプション)と言うのはよく聞く言葉ですね。企業との就業契約時に取り交わす書類に、「ストックオプション - 1万株」とかあります。
ストックオプションをゲットすると何が美味しいのでしょう?
非常に乱暴な説明をしますね。詳しく説明しようと思うとぼろが出る可能性がありますし、専門用語も使えませんから(笑)。
たとえば...
ストックオプションで1万株もらったとしますね。その1万株は4年間で満額お金に換えることができるのが普通です。うちの会社の場合には、4半期に1度、1万株の16分の1、つまり625株をお金に換えることができるようになっています。
では、それがどのようにお金に換わるのか?
ストックオプションをもらう際、普通、その時点の株価が株数にくっついてきます。つまり、たとえば、1万株もらった時の株価が20ドルだったとしますよね。それが記録として残ります。わかります?
で、たとえば、4年後、その会社の株価が25ドルに上がっていたとしますよね?そうすると、4年後にその1万株のストックオプションをすべてお金に換えたとすると、10,000x(25-20)=50,000ドルになることになります。これに、税金とかかかってきますので、複雑な計算があって、実際には50、000ドルにはならないんですけどね。
では、4年後の株価が15ドルだったとすると...
10,000x(15-20)=-50,000ドルとなり、50,000ドル持っていかれます....てなことにはなりません。ご安心を。つまり、お金に換える意味がないことになりますね。だから、株価が上がるまでじっと待つ...。実は、従業員に対しては、優遇措置みたいなものがあって、いつ変えても損にならないようにはなっているんですけどね。
さて...
Restricted Stock Unit (RSU)はと言うと...
うちの会社の場合、年に1度、昇給の時期にもらいます。ストックオプションと同様、4半期に1度、もらった株数の16分の1ずつ、つまり4年で満額、お金に換えることができます。
ストックオプションと違うのは、その時の株価がくっついてこない、つまり、そのときの株価は全く関係ないと言うことです。もっと簡単に言えば、株を「お金」としてもらいます。
つまり...
たとえば、RSUで1000株もらったとします。現在の株価が40ドルとしますね。で、4年後、その株価が25ドルに値下がりしていても、1,000x25=25,000ドルになると言うことです。40ドルは計算式に入ってきません。
なので...お金を少しでも儲けたい人は、常に、会社の株価を気にしていて、バっと上がったときに、ドサっとお金に換えています。4半期に1度、16分の1ですから、常に株価を見ていて、お金に換えるタイミングを見極めます。
と...かなり乱暴な説明でしたが、簡単に言えばこんな感じになります。
もっと株価...上がらないかな...。