Silver Award at High School
アメリカに来て、初めての体験。日本では経験したことがないので、お話しますね。
他のハイスクールではどうだか知りませんが、うちの子供たちが通うハイスクールでは、年に1度、Silver Award(シルバーアワード)なる表彰式(?)+パーティのようなものがあります。
何をするかと言うと、成績優秀者を集めて、ちょっとしたパーティを開きます。
成績優秀者の定義は、GPAが4以上の子供たち。
GPAとはGrade Point Averageで、ウィキペディアの定義では、
* Level 4 = A or excellent (exceeds provincial standard, 80%–100%)
* Level 3 = B or good (meets provincial standard, 70%-79% )
* Level 2 = C or average (approaches provincial standard, 60%–69%)
* Level 1 = D or passing (well below provincial standard, 50%–59%)
* Level R = F or failing (remedial action necessary, 0%–49%)
となります。これだと、年間を通して、全てのクラスでAを取り続けなければならないのですが、ハイスクールにはAP class (Advanced Placement class)と言うのがあって、大学レベルのクラスを優秀な生徒たちに課し、その代わり、そのクラスで良い成績を取ると、通常のレベルよりも高いレベルを付与します。普通は、Aが5、Bが4...となります。
ですので、APクラスをたくさん取っていて、そのクラスで優秀な成績を収めると、GPAが4以上...なんてことになるわけです。
少し話がずれましたが、昨日は、GPAが4以上の子供たちが集まってパーティってことです。
フレッシュマン、ソフォモア、ジュニア、そして、シニアまで、全ての学年のGPA4以上の子供たちが集まることになっています(辞退する人たちもいるようですが)。
そのパーティには親御さんたちも参加可能。うちの子供たちも、たまたま、このパーティに参加することができました。
このパーティは、学校主催ではなく、子供たちが主催のようで、進行役はボランティアの子供たち。
校長先生や、数人の先生が招待され、成績優秀者に賛辞を送ります。
その後、シニアの「超」成績優秀者の紹介があります。つまり、フレッシュマンからシニアまで、4年間、オールAを取り続けてきた人たち。めっちゃ、頭良いですね。
シニアは何人くらいいるんでしょうか。よく知りませんが、その「超」成績優秀者は全部で31人いるとのことでした。「おおぉぉ~」とパーティ会場からどよめき。「すっげ~」。
そして、一人ずつ名前が呼ばれます。中には、われわれが昔から知っているうちの子供たちの友達の名前もあります。「あれ~、あいつ、そんなに出来たのかぁ~。お前、負けてんじゃないかぁ~。」などと、息子に冗談を言う私でした。
その後、GPA4以上のシニアたちが前に呼ばれ、一人ずつ、自分の名前と9月からどこの大学に行くのかを報告します。
場所柄もあり、かなりの子供たちが、University of California San Diego(UCSD)に行くことがわかりました。
当然のことながら、Stanfordとか、Harvard、UC Berkeley、UCLA、MIT、Prinstonなどなど、超優秀な子供たちも何人かいました。「あっれー、あいつ、ハーバード行くの...、すごいねぇ。」
子供たちが報告している間、下級生や親たちが歓声を上げます。
とても面白い経験でした。
こうやって優秀な子をオープンに表彰するのっていいですよね。
好きなアメリカ文化の一部です。
大学でも卒業式の中で行われていて、「こんなのあるんだったら教えてよ~もっとがんばればよかった!」と思いましたw
遅くなりましたが、息子さん高校卒業&大学進学おめでとうございます。
映画なんかではおなじみの光景ですが、親として実体験するとまた雰囲気が違うと思います。
>Stanford、Harvard、UC Berkeley、UCLA、MIT、Prinston
有名校の名前がたくさんあがるところも日本と違いますねぇ。
日本だったら東京、京都、大阪などという地名が出るだけなので、ちょっと味気ないような。
あるいは私立で有名な早稲田、慶応といった学校を対比すると、米国の有名校は、どのような社会的認知具合なんでしょう。
ご卒業おめでとうございます。
生まれ変わったら絶対アメリカの高校生になります!(さすがに今から高校生にはなれないので・・・^^;
ところで、アメリカの学生は、お金持ちの子でも大学の学費は、最終的には自分で負担すると聞いたことがありますが(全額かどうかは???ですが)
今でもそうなんですか?
SDエリナさん、毎度、コメントありがとうございます。
日本の場合は、名前を明かさないところが多いですよね。他の子供たちに及ぼす影響が怖いとか。
私の中学校は、テストの成績を1番から最後まで張り出していました。父兄からの猛反対を食らって、いつの間にか消滅していましたが。
和尚さん、こんにちは。コメント感謝です。
やはり、アイビー系の大学は超有名ですね。スタンフォードとかMIT、バークレーなんかも、「おお!」と言う感じでしょうか。
日本だと、UCLAも超ブランドですよね。ロゴ入りのシャツなんかが売られているくらいですから。
アメリカも日本と同じで、超学歴社会ですので、自分の子供たちが有名大学に入れば、親たちも鼻高々です。「うちの息子は、ハーバーどなんだけど、あんたんところは?」って感じ。
Hifuminさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>最終的には自分で負担すると聞いたことがありますが
親の考え方によると思いますね。子供のために年間5万ドルを超えるプライベート大学の学費を「ポン」と一括払いしてしまうような親もいれば、スチューデントローンを使って子供に負担させる親もいます。
うちは、「雰囲気」で親が負担することになっていますが、子供にお金の大切さを教えるためにも、少しは彼らに負担させることも必要かもしれませんね。