Sorryと言う言葉
Sorryって、日本語では「ごめんなさい」ってことですよね。
I’m sorry.
Sorry about that.
I’m sorry?(聞き返す場合)
など、いろいろな場面で使われます。ごめんなさい以外にも意味がありますので注意を。
他にも同様な意味の言葉で、
Excuse me.
I apologize to you for…
なども使われます。
思うに...
ここにいると、こちらから見て非常に些細なことでも、Sorryを良く聞きます。人の行く手をさえぎるような形で、人の前を横切ってしまった場合、
Excuse me.
Sorry.
あちらから来た若者との間で、すれ違いざまに、体が当たってしまった場合、
Oh, sorry!
球場で野球を観戦中、私の隣に開いた席に座ろうと、私の前を横切る小学生が、
Sorry!
特に若者、それも小中学生と見られる子供たちが、自然にSorryを使えるのに驚く私です。「しっかりとしつけられているなぁ。」
ところが...、
これがビジネスになるとそうでもない。
もしかしたら、私の周りだけなのかもしれません。
たとえSorryと言う言葉を聞いたとしても、それはかなりSorryなわけであって、いつも聞いている自然なSorryではありません。
Sorryと言うのは自分の非を認めることによって出てくる言葉です。
「あ、悪いことしちゃったな」
「これは間違いなく自分のせいだ」
と思う場合に、自然にSorry…
でも、ビジネスの世界では、「自分の非を認める」ことは、自らの進退にかかわることになるかもしれない。どんなに軽微なことでも、自分の非を認めてはいけない...と教育されているのかも...。
なので、ふつーは、
Oh, I knew that and tried to do my best, but “UNFORTUNATELY(不幸にも)” things didn’t allow me blah blah blah…
とまずは言い訳。ここにはSorryと言う言葉は出てきません。
「一生懸命やったんだけど、XXXがあったもんだから、うまくいかなかったんだよねぇ...」
決して自分の非を認めようとしない。
まぁ、これが良いことなのか悪いことなのかは判断できないですねぇ。人それぞれ、考えがありますからねぇ。
でも、
「誰が見てもお前の責任だろ!(怒)素直にあやまれよ!」
なんてことが非常に多い。でも、Sorryは出てこない。文化の違いもあるかもしれませんね。
日常生活の中であんなに自然にSorryが出てくるのに、どうしてビジネスの中では出てこないんでしょうね。ほんと、不思議に思います。
なので、逆に、こちらが素直に、
Oh, I’m sorry… It’s my fault… I’m gonna do blah blah blah…
なんて、こちらの非を認めちゃったりすると、
Oh, that’s OK, Masa!
などと、恐縮される方々も結構いたりします。私の場合は、自分の非は、自分の責任。迷惑をかけた人間には、必ず謝るようにしています。じゃないと、自分で気分が悪いですからね。
繰り返しますが、良いか悪いかは、文化の違いとか考え方の違いで、どちらとは言えません。
これと似たような言葉(意味は正反対になりますけど)に、
Thank you!
がありますね。
機会があったら、Thank youについてもここで考えてみましょう。