かなりご無沙汰ですね。最近本業の方で疲れ気味でして...。
その疲れが一瞬吹き飛んだ瞬間が最近ありました。
そう、ワールドカップサッカーの日本対デンマーク。
日本では25日の深夜3:30分からの放送でしたが、アメリカ西海岸では24日昼前の11:30からの放送。
その日、いつものように、ばたばたと仕事していると、ズカズカと私の方に向かって歩いてくる人たちがいました。「誰だ?」なんて構っている暇もないほど、仕事に没頭(?)している私。すると突然、
「マサ、何こんなとこでやってるんだよぉ。もうすぐ11時半じゃないか。早く行くぞ!」
と、急き立てるような叫び声が...。「(誰だよまったく...)」と、顔を上げると、そこには4人、韓国人の同僚たちが立っています。
「日本、応援しなきゃだめだろ?勝つ試合、見るんだろ?」
相変わらずアグレッシブな彼らです。数日前、韓国対ギリシャ戦で、会社のカフェテリアで大声で応援していたと言ううわさの彼らです。
「ああ、そうだ。忘れてた。ちょっと待ってて。これ済ませてから行くから。」
で、そそくさと1階にある会社のカフェテリアへ。
カフェテリアではすでにベトナム人の同僚がテレビの前に陣取っていて、
「おい、マサ。こっちこっち。ここが空いてるからここに座れよ」
と私のために特等席を取っておいてくれていました。
「悪いね」
と私。
「日本がやるんだから、お前がここに座らなきゃ」
と彼。例の韓国人の同僚たちもランチを持ってそれぞれ席に着きました。予定通り11時半から試合開始。
ゲームの展開はすでにご存知ですので、ここでは触れませんが、最初に本田が決めたフリーキック。
私も盛り上がったのですが、私の周りの方がもっと盛り上がりました。
「マサ!!!すっげ~」
と英語で言ったかどうかは定かではありませんが、みんなガッツポーズ。私の隣の同僚は私に向かってハイファイブ(ハイタッチ)。
「やるなぁ~、マサ!!!」
「いや、俺じゃない。。。すごいのは彼らだって。」
と、照れくさいやら、うれしいやら。
12時前になるとカフェテリアにはランチを取る人がどんどんやってきます。周りはすでに人だらけ。
開始30分。ご存知遠藤のフリーキックが決まると...
どぉ~と歓声とも叫び声ともつかない声が上がります。
「マサ~、すげ~」
「こいつら、マジすごい」
「ふつー、あれ、入らないよ」
「日本の勝ちだな、こりゃ」
とあちこちで賞賛の声。
そんな中で、私、鼻高々。
気が付くと、そばに私のボスが座っています。
「マサ、日本の勝ちだな」
とウインク。ウインクと言っても、女性が男性にするような意味深なウインクではありません、あしからず。
後半戦に入ってもカフェテリアは人だらけ。どうやらほとんどが日本チームを応援しているようです。
「(どうして日本を応援してるんだろう)」
と不思議な気持ち。
試合終了間際の岡崎のゴール。
「決まり!おれ、ミーティングがあるから仕事に戻るな」
とボス。
「Done!」
と皆さん。かなりの人が席を立ち、仕事に戻り始めます。時刻は1時15分。
つまり、昼前の11時半から昼過ぎの1時15分まで皆さん、テレビの前に釘付け。ボスまでも...。
この自由が私にはたまりません。
仕事をしっかりして結果を出していれば、多少のことは大目に見る。誰も文句は言いません。
さて、29日はパラグアイ戦。カリフォルニア時間の朝7時。もちろん家で応援していきますよ。出社はちょっと遅れるかな...。
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