10年前、カリフォルニアに留学していた時、車の免許のない私は、どこへ行くにも移動手段はバスでした。そこで、見つけた日本のバスとの違い。カリフォルニアは、みんな車を運転する生活なので、バスを利用するのは、老人や私のような車のない学生(それもめずらしい)バスが混雑するなんてことは、めったにありません。そして、バスの中が広い。車いすが入ってきてもいいように、座席をたたむと、車いす用のスペースになるという仕組みになっていて、車いすの乗り降りも、割と簡単になっている。日本と大きく違うのが、なんといっても、バス停に駅名がないことだろう。もちろんアナウンスもない。なので、その土地を知らない人にとっては、かなり大変。景色を見て、ここら辺かな?と思ったところで、黄色いひもを引く。たまに、バス亭に車が駐車してあったりすると、その先の駅まで降ろしてもらえなかったり…。カリフォルニアのバスで一番驚いたところは、運転手が途中のセブンイレブンの前でバスを停めたと思ったら、乗客を待たせて、自分のランチを買いに行ったこと。日本じゃ考えられない行動ですよね!でも、乗客も何も文句を言わずに、よくあることみたいな顔で平然としている。そして運転手は座席でランチを済ませて、ようやく出発。これは、NYでも考えられない行動です。さすが、マイペースカリフォルニア。