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Toyota Considers Corolla Recall – from CBS News
何と言うか...
複雑な気持ち...です。
今朝のCBSニュースが、トヨタのさらなる大リコールの可能性について話をしていました。
以前から、米当局が米国でのカローラのパワステのクレームに基づいて、その不具合を調査をしていました。その調査の結果、限りなく黒に近い状況らしく、かなり近いうちに、またリコールがアナウンスされるとのことでした。今日かもしれません。
この騒ぎ、どこまで広がっていくのでしょうか。
「米国のトヨタ叩きだ」と話している鈴木なんとかって衆議院議員がいますが、もっと現実に目を向けて欲しいと思いましたね。米国がどうの、イギリスがどうのと言う話ではありません。そのようなこと、全く次元の違う話だと思うんですね。
本当に見なきゃならないところは、車なんです。トヨタに関わらず、本田、フォード、BMWなどが設計製造販売している車なんです。
カローラレベルの車に、どのくらいの数のコンピューターが搭載さているかご存知でしょうか?
レクサスなどの高級車はその2倍は載っているでしょうね。
そこまで、車は複雑化しているのです。
オートドアロック(キーレスエントリー)を考えてみてください。あれ、キーについているボタンを押すと、ドアのロックの開閉が可能ですよね。ドアの開いた状態では、ボタンを押しても何も起こらない。ドアをキーレスでロックした後、中からロックを無理やりはずそうとすると、アラームが鳴ったり。
これはすべてコンピューターによって制御されているんですね。単機能でも、どれだけ複雑なコントロールをしなければならないのかがわかるはずです。
ドアロックコンピューターが壊れても、それが死を招くってことはまずないでしょう。でも、それがエンジンコントロールだったら?パワステコントロールだったら?アンチロックブレーキコントロールだったら?
それらのコンピューターを制御しているプログラム、紙にすると何千ページにもなります。それは人間によって開発されています。人間ですから、間違いもあるでしょう。何かの勢いで間違いが入り込んでしまったらどうなるでしょう?例え、1年に1度程度しか表に現れないプログラムの不具合も、世界中の何百万台と言う車に、そのプログラムが使われていたらどうなるでしょう?
それくらい、最近の車は複雑化しているのです。
だから...
この、トヨタのクレーム騒ぎ、私は氷山の一角にしか過ぎないと思っています。これからドンドン出てくるはず。
私はトヨタ製のMatrixと言う車を持っています。今は子供たちの車になっていますが、2年ほど前までは通勤に使っていました。そのMatrix、買ってからもう6年ほど経つのですが、今までにリコールのお知らせが2回来ました。大々的に発表されたリコールではなくて、かなりマイナーなもの。
知り合いに聞いても、リコールのお知らせは日常的に送られてくるとのこと(日常的ってのは少し大げさかもしれませんけどね)。
それくらいリコールは当たり前になっているのです。表に出ていないリコールの数はかなりあるのかもしれませんね。
この事実に対して、われわれはどう行動しなければならないでしょう。
正直、さっぱりわかりません。
運が悪きゃ走行中に車が制御不能状態になってドカン...。
...
技術の進歩で、車は安全に安心して運転できるようになりましたが、逆に、それをコントロールする側では、ますます複雑さが増しています。
これからどうなって行くのでしょう。
不安ですが、われわれには見守ることしか出来ません。
気をつけましょう。