「I JUST moved here from Japan!」を言い続ける自分に気付く!

初めまして、Tomomiです。

今日からこちらで書かせていただくことになりました。

 

2014年春にカリフォルニアにアメリカ人の旦那と一人息子と戻ってきました。日本では長年ファッション業界でPRとして働いてきました。その後ライターとして、こちらに来てからも日本向けの記事を書いて続けています。

今までの人生、どちらかというと社交的で、どの土地にもやっていける、そんな風にずっと自分を評価してきました。

しかし、30代後半に突入してからの移住は意外と簡単ではなかった!そんな自分の体験談を、みなさんに役立つ記事として書けたらと思っています。

よろしくお願いします!

 

さて、今回の移住。

私たちはサンフランシスコから1時間ほどの郊外にある、義父母が所有する家を借りて住むことにしました。義父母はサンフランシスコのベイエリアと呼ばれる地区にも家を所有しており、週末はこっち、平日はあっち、と普段は行ったり来たりの生活をしていたそう。この地域の人はうまく不動産を転売して、儲けている人がとても多い。

 

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なぜ私たちは義父母の家を借りることになったのか・・・

それは今、サンフランシスコはIT業界の急激な発展でIT技術者の賃金が高騰、それに伴って不動産も高騰し続けているんです。もう、それはクレイジー!としか言いようのない高騰ぶり!

(そのニュースはこちら

 

今や1ルームのシングル用アパートメントの家賃が30万なんて普通。ファミリー向けの物件なんてとんでもない値段なんです。

私の知り合いのファミリーは築100年の2LDKのアパートメントをなんと1億円で購入しました。まあ、そんな彼もIT技術者なので十分払える金額のようですが。

でも、1億ですよ?2LDKですよ?中はいくらリフォーム済みでも築100年ですよ?

 

まあ、そんなお金はうちにはある訳もないので、今はとりあえず義父母の物件をお借りしている次第です。

 

そんな私たちが住む街は、アジア人がほぼいない(2人ほどしか見たことがない)、8割がCaucasian(白人)の街です。

とにかく知り合いを作ろうと、初めの数ヶ月、私は頑張りました。

息子を地域のサッカー教室に入れ、サッカーマミーたちに話しかけたり、地域の子育てグループに入会してみたり。

私の決まり文句は「I JUST moved here from Japan!」(日本から引っ越してきたばっかりなの!)こう言えば、色々と情報を教えてくれたりするかな、なんて甘い考えを持っていました。

でも現実は違った!

「Oh ok. Welcome to the United States.」それで終わり。

そんなことが続きました。

 

自分で言うのもなんですが、私は社交的で友達ができやすいタイプと思っていました。

 

昨日、息子とスーパーで日本語を話していると、レジのおばちゃんに「どこから来たの?」と言われました。

そして私はいつもの「I JUST moved here from Japan!」(日本から引っ越してきたばっかりなの!)

気付けば、もう10ヶ月以上同じこと言ってます。

 

英語は話せます。十分に理解もできます。

サッカーマミーにも参加してみた、学校のボランティアにも参加してみた、地域のイベントにも参加してみた!でも友達っていうか知り合いすらゼロ!

 

よく日本の友達に、「アメリカ人はフレンドリーでいいよね。」なんて言われます。

フレンドリーってなんだろう?

確かに目が合ってニコッとしたり、How are you?なんて気軽に言ってくれる国です。

 

前に読んだ記事に面白い見解が書いてありました。

“多民族国家のアメリカは文化的背景が全く異なる人たちの集まり。

考え方や文化が全く違うのが当たり前で、心の奥底まで理解し合うことはできないとわかって行動している。

その代わりとして、表面的でフレンドリーな人間関係を保つことで、衝突を避けながら共存しようとしているのだ。”

 

そうだとしたら、

How are you?

How is you family?

How was your weekend?

こんな表面的な会話のみを繰り返していることに疲れ、孤独感が見え見えの私に人が寄って来ないのも納得。うーん。

みなさん、どう思いますか? 

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8 comments on “「I JUST moved here from Japan!」を言い続ける自分に気付く!”

  1. 初投稿、ありがとうございます!Welcome to the US!
    アメリカの人って、人懐っこいようで実は結構ドライですよね。

    私も同じことを考えていた時期があります。
    渡米して2年くらい経った時、当時コミカレで学生をしていた私は、「アメリカ人の同い年くらいの女友達」が欲しくて、「どうしたらそういう友達ができるの?」とホストマザーに聞いたことがありました。笑
    彼女は困った顔をしていたのですが、今ならその意味がわかります。

    その後にできた仲の良い友達は、テニスを通して知り合った3人。
    一人は5~6歳年上のブライアン(ゲイのメキシカン・アメリカン)。
    一人は10歳年上のキャロル(レズビアンのフィリピン人)。
    もう一人は同い年くらいのレン(ストレートのカンボジア人)。
    と、「同い年くらいのアメリカ人の女友達」からはかけ離れていましたが、彼らのおかげでアメリカ生活という実感を感じられるようになりました。この4人でもうめちゃめちゃ遊びました。

    「こういう人と友達になりたい」とか「こういう人となら友達になれるかも」と先入観を持っていると、実際にとても仲良くなれる可能性のある人を絞っちゃうのかも、と思いました。
    出会いはどこにあるかわからない!という覚悟で、どんどん話しかけてみると良いですよ。頑張ってくださいね!!

  2. Erinaさん、
    コメントありがとうございます。
    Erinaさんも同じように思っていた時期があったんですね。読ませていただいて、本当にその通りだと思いました。
    出会いはどこにあるかわからない!ですよね。
    ふてくされてないで、またどんどん話しかけてみよう!久しぶりにそんな風に思えました。
    ありがとうございます!

  3. Tomomiさん、こんにちは。
    私は米国在住15年目に入りました。が、未だにアメリカ人で「仲良い友達」って言える人がいません。
    って、これじゃ全然励ましになってなくてすみません!決してがっかりさせようと思って書いてるのではなく、私はTomomiさんのような人はきっと近いうちにちゃんとアメリカ人のお友達がたくさんできると確信してます!ぜひあきらめず、これからも周囲にフレンドリーに接して、ママ友達とも交流してみてくださいね。

    私はTomomiさんと違って、まったく積極的に友達を作る努力をしていないので、友達がいないのは自分のせいだ、と悟っております。

    でも私の知っている日本人の友達には、アメリカ人の友達がたくさんいたり、毎週末のように出かけたり、親友と呼べるくらい仲の良いアメリカ人もいたりする人がたくさんいますから、日本人がアメリカ人の友人を作ることは本当は決して難しくも不可能でもないと信じてます。

    ひとつ、私が以前かかっていたセラピストに言われたことなんですけど・・・

    アメリカにいて友達ができないと、つい、自分が外国人であることに結びつけてしまいがちなんですが、よく考えてみると、大人ってある程度の年齢になるとたとえ日本にいても新しい友達を作る機会がほとんどなくなってくるんですよね。

    結婚して子供ができると特に、子供を通してママ友ができたりはするんだけど、みんなそれぞれ自分の家庭があるから、学生時代や独身のころのようにしょっちゅう会って出かけたり遊んだりできない。

    日本人はとくに、「一緒に時間を過ごし、たくさん会話をする」ということを友達の定義として重視する傾向があるんだそうです。

    それができないと、友達と感じることができない。なので、自分の時間が減ってしまう大人は、なかなか友達を増やすことができない、という説明に、私は深く納得してしまいました。

    ではどうすればいいかというと、たとえ少なくても、「この人と友達になれそう」という出会いがあったら、積極的に会う機会を作り、どんどん誘って、時間がかかってもいいので、「一緒に過ごす、話す」ことを積み重ねていくこと、だそうです。大人になってからの友達はそうやって作るしかないそうです。

    それももう一つ、何歳になっても学校に行くと友達ができる!ってこと。私は長いこと日本でもアメリカでも会社勤めをして、間に大学院留学をしてますが、やはりその留学の二年間で友達がたくさんできて、卒業して10年以上が過ぎた今でもアメリカで友達と言えるのはそこでのもと同級生が多いです。一方、長く勤めた会社では、友達はゼロとは言わないけど、長くいた割には友達の数は増えなかったです。

    Tomomiさんもぜひ、機会があったら学校に戻ってみるのはどうでしょうか?!共通の興味があれば会話も進むし、アメリカ文化をより深く学べるような気がします。

    と、人に言うだけでなく、私ももっとアメリカの友達を作るべく努力しようと思います!

  4. Hanaさん、
    ありがとうございます。Hanaさんのコメントを読んだら、気持ちが楽になれました。
    アメリカで友達ができない=自分が外国人である、ではないんですよね。特に私が住む地区にマイノリティが少ないので、そんな風に考えることで自分を納得させていた気がします。
    10代や20代前半の時とは違い、大人になると、友達と一緒に過ごす時間は確実に減ります。数年に一回しか会えなくても、友達は友達です。
    先日息子に言われてドキっとしたことがあります。
    「学校以外で遊ぶ友達がほしいけど、家ではママが友達だからそれでいいや。日本にも友達がいるし。」
    そんな風に気楽に考えながら、でもアメリカでの人との出会いは大事にしていこうと思います。
    学校に戻るのにも興味があるので、色々リサーチしてみます!

  5. Tomomiさん、はじめまして。
    こういう気持ちは、期待に胸膨らませ「アメリカで友達100人作るぞ!」と意気込んで渡米してくる留学生や、はたまた仕事や家族の都合で引越してくる日本人、どんな人でもきっと身に覚えがあるのではと思います。

    わたしは学生時代にサンディエゴに1年留学(学生なので人と知り合う機会には恐らく恵まれていた)していましたが、8年近く経った今でも付き合いが続いているような「友達」と呼べる人たちは、やっぱり当時自分と同じような立場にいた留学生、もしくはアジア系のアメリカ人がほとんどです。

    今度は仕事で二度目の渡米、東海岸で働いて10ヶ月目になりますが、自分自身も含め周りのアメリカ人の同僚たちを見ていても、みんなオフィスの中ではお茶を片手に談笑したり、家族の話等々いろんなことをシェアするのに、じゃぁ会社帰りにみんなで飲みに行く?プライベートでの付き合いは?となると、話が違うようです。現在のオフィスは100人程の規模で長く働いているスタッフも多いため、社員同士の仲はかなり良い方で、スタッフみんなファミリー的な空気のある会社ではありますが、それでも一歩オフィスを出ると仕事外の付き合いというのはあまりなさそうな感じ。日本人的な、気の合う者同士で「仕事帰りに飲みに行こうよ!」とか、「ちょっとお茶でも」という文化はあまり見かけないですね。あっても昼休みのランチに一緒に行くぐらいです。人間関係、友達関係の形態が日本のそれとは少し違っているのかなぁと思います。

    外国からアメリカに興味があって引越してきて、積極的に友達を作りたい!という私たちのようなタイプに対して、それを受け入れる側のこちらの人たちにしてみれば、よっぽど日本に興味がある等という理由がない限り、積極的に仲良くなろうと近づいてくることはないのだと実感する場面は多々ありますよね。その分こちらに来てから人間関係で良いなぁと思うのは、Erinaさんもおっしゃっているように、年齢に関係なく人と仲良くなれるチャンスが多いことですかね。これに関しては、日本よりもずっとチャンスが多いように思います。わたしも日本にいた時は自分と同じくらいの年齢の友達がほとんどでしたが、こちらで仲良くなった人たちの中には意外にもピチピチの女子大生や、はたまた母親ぐらいの年齢のおばさまもいたり(笑)

    自分がマイノリティになる土地に住んでいると、一人でも心の底から信頼の置ける「友達」がいるのといないのとでは気持ちが全然違いますよね。特に日本で常に友達にワイワイ囲まれていた生活と比較すると、尚更・・・まずは一人、何でも話せるお友達ができたら良いですね♪♪いっしょに頑張りましょう!

  6. うんうんと頷いてしまいました。アメリカンは結局のところ淡白だよなあとよく感じていましたがそれはただ人間関係の形態の違いにあるようですね。

  7. MAYUさん、
    コメントありがとうございます。先週から体調が悪く寝込んでいた時に、このコメントを読んで、とても感動しました。
    MAYUさんのようにアメリカで学校に行き、アメリカの会社で働いていても、私と同じような思いを抱くということは、やはりアメリカの人間関係の形態なのだと納得できました。
    悲観せず、前向きな諦めというか、そのくらいの気持ちでいるべきだと最近つくづく思います。
    この記事書いてよかったな、と思います。ありがとうございます。

  8. Junさん、
    頷いてもらえて、私一人じゃない!と思えました。コメント、ありがとうございます。

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