アメリカと日本の上司と部下の関係ってどうよ…

アメリカの上司と部下

こんにちは、Masaです。

 

さて、今日は、アメリカと日本では、上司と部下の関係って違うんだぞ!という話をしてみようと思います。

 

ま、当然のことながら、文化とか歴史的な背景が違うんで、アメリカと日本では上司と部下の関係性は違ってる、ということは容易に想像できそうですよね。

 

日本の上司と部下の関係:

 

このブログを訪問して下さってる方々に敢えてお話しすることもないのかもしれませんが…。

 

日本の企業文化って、長い間、階層性とかグループ思考性を強くもつ文化じゃないですか。なので、上司と部下の関係は明確に分かれていて、部下には上司の指示や意見を尊重することが求められますよね。

これもなるほどと思うのではないかと思いますが、日本のコミュニケーションって、非言語的な側面、そう、阿吽の呼吸ってやつですね、それが強くて、遠慮とか気配りを大切にする文化ですよね。なので、部下は常に上司の期待を先読みしようとして、上司の期待に添えるように努力することが一般的、いやそう求められてますね。

あと、日本企業文化の最たるものとして、仕事後の飲み会とか宴会がありますよね。これは上司と部下の関係を強固にする手段として、「伝統的」に行われてきています。

師弟関係ってのもありますね。新入社員や若手社員が上司や先輩から業務指導を受けることが一般的です。当然先輩が後輩の指導や育成の責任を持つことになります。これも企業文化でしょうか。アメリカでもOn the Job Training (OJT)というのがあって、先輩社員が新入りに、仕事を通して教育をするみたいなことはあります。ただ、これは、先輩が後輩を指導する、というのとは少し違うと感じています。

あとは、多くの大企業で終身雇用や年功序列が重視されてきたことで、長く同じ企業で働いて、安定した雇用や昇進の機会が与えられることも期待されていますね。

また、円滑なコミュニケーションと言っていいのか分かりませんが、誤解とか摩擦を避けるために、「間接的」なコミュニケーションや階層に基づくコミュニケーションが行われることが一般的です。根回しとかもここに入りますかね。

ま、上に書いたことは一昔前の日本の企業文化かもしれません。最近はこの企業文化も変わりつつありますよね。グローバルスタンダードとか新しい働き方を取り入れることで、「伝統的」な特徴が薄れてきている日本企業も増えていますね。特に、若い社長率いるスタートアップ企業とか外資系企業では、よりフラットでオープンなコミュニケーションがとられることも一般的になってきています。

 

アメリカの上司と部下の関係:

 

多くのアメリカ企業では、上司と部下の間のコミュニケーションがほぼ対等で、オープンに行われるってのが普通です。これは、個人主義の価値が強いアメリカ文化の影響とも言えると思いますね。部下は上司に自分の意見とか考えを率直に伝えることが期待されていると考えてもいいかもしれません。

また、アメリカ企業は、うちの会社(日系企業のアメリカ法人)でもそうですが、成果とか実績をもとにした評価体系を重視する傾向があるような気がします。日本ではどうなんですかね。アメリカでは努力とか実力が報われるべきだ!という価値観が根付いているからかもしれません。

ワークライフバランスという言葉はよく使われるので意味はご存知だと思いますが、アメリカ企業ではワークライフバランスの重要性が常に強調されていて、上司と部下との関係もその一環として変化してきたんですね。コロナ禍以降、アメリカでは柔軟な勤務時間やリモートワークの導入がずいぶん進みました。

このブログでも以前書いたことがあるのですが、アメリカ企業では、定期的なパフォーマンスレビューやフィードバックセッションが行われるのが一般的なんですね。ちなみにうちの会社も4半期に1フィードバックセッションがあって、期の終わりには必ずパフォーマンスレビューがあります。これによって、上司と部下間のコミュニケーションが積極的に、継続的に行われて、お互いの期待値とか評価を明確にすることができるんですね。

あと、アメリカ企業では、上司や部下との関係が比較的インフォーマルということも多いと思います。例えば、「ヘイ、ジョン!」などと上司の名前を呼ぶのは当たり前、カジュアルな服装で仕事をすることが許されていることがほとんどです。

ただ、アメリカ企業が全てそうかというと、もちろん企業とか組織、あるいは地域によって、これとは異なっている場合もあります。

 

ということで、今回は、真面目に、アメリカと日本での上司と部下の違いについて考えてみました。 

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