アメリカ企業転職大作戦 実践編 レジュメを書く どんなことを書くか
ども、Masaです。
先週は、「アメリカ企業転職大作戦 実践編 レジュメを書く 採用者を感動させる」 ってことで、企業の採用者を感動させるような、興味を惹くようなレジュメを書くテクニックについてお話しました。
ちょっと話が前後してしまうかもしれませんが、今日は、いったいレジュメにはどんなことを書けばいいのかについてお話しましょう。
一般的なレジュメは以下の構成で成り立っています。
・カバーレター – Cover Letter
・サマリー – Summary
(・スキル – Skill)
・プロフェッショナルエクスペリエンス – Professional Experience
(・アワード – Award)
・エジュケーション – Education
・プロフェッショナルリファレンス – Professional Reference
んな感じになります。
カバーレター
これは、読んで字のごとく、「表紙」のことです。
普通何を書くかと言うと、
・志望動機
・自己PR
など、レジュメの中に書かないようなことを書いて、採用者の注意を惹くためのもの…と言われています。
例えば、どんな職に就きたいか、どうしてこの企業に応募したのかとか。あるいは、自分の優れた特性とか、スキル、能力がどんな感じで企業に貢献できるか…のようなことを書きます。
ただ…私、個人的には、カバーレターはそれほど重要じゃないと思っています。少なくとも、大企業を狙っているような人には必要ないんじゃないかと。
想像してみてください。大企業のリクルーターのもとには、日に何十通ものレジュメが届くんですね。確かにリクルーターはカバーレターに目を通すかもしれません。それによってある印象を受けるかもしれません。でも、それをそのまま、採用者に渡すんです。採用者は…てぇと、カバーレターをすっ飛ばして、すぐに「本題」に入るわけです。自分の机の上にうずたかく積まれているレジュメを一部ずつ、カバーレターから見て、それから詳細に見てみる…なんてこと、時間がかかって仕方がないです。
これは、私の経験からの話です。私もカバーレターなんぞ、ほとんど見ませんでした。レジュメを手にとって、いきなり「ペラっ」とカバーレターをめくって、本題に入ります。
また、これも私の経験ですが、私は今まで結構な数のレジュメを企業に出していますが、一度足りともカバーレターを付けたことがありません。でも、採用されています。
だからと言って、カバーレターなんぞ不要!なんてことは言いませんが、作るのにあまり時間をかけても仕方がないってことです。ま、礼儀として付けておく…くらいの気持ちでいいんじゃないでしょうか。
サマリー
「概要」ですね。
これこれしかじかのスキルと経験を持った自分は、この企業のどんなポジションを希望していて、そのポジションで企業のために何が出来るかを簡潔に表します。人によっては、「歯が浮く」ほど自分を際立たせる形容詞を使いまくって、自分をアピールします。
スキル
まぁ、これもあった方が良いと思うのですが、自分にどんなスキルがあるのか。技術屋にとっては結構重要なポイントになってきます。
例えば、一般的に書かれているのは、ワード、エクセル、パワーポイント。ソフトウエアエンジニアなら、C#,C++、Pythonとか自分が使えるプログラム言語とか、統合環境ツールとか、電子回路エンジニアなら、回路作成ツールとか、シミュレーションツールとか。
ここでありがちな失敗ですが、人によっては、言葉だけでも知っているものを、ザーッとすべて書いてしまうこと。例えば、技術屋だと、使ったことのないようなエンジニアリングツールを、聞いたことがあると言うだけで書いてしまうとか。これ、一番危険です。
「あぁ、これ使えるんですね。ちょっと説明してもらえます?」
なんて面接官から質問されたら、一巻の終わり。説明できないので、マイナス。
なので、使ったことのあるもの、やったことのあるものだけ書くようにします。
プロフェッショナルエクスペリエンス
もう説明するまでもありませんね。「職歴」です。
前回お話したことをしっかりと守って書くようにします。
アワード
これまでにもらったアワードについて書きます。ある人は書けばいいし、ない人も心配する必要はありません。ま、あったらあったでプラスになるって程度です。
例えば、どこどこで、表彰されたとかってやつです。技術屋の場合、この他に、Patent(特許)なんかもありますね。特許出願、公開がどれくらいあるか…とか。
エジュケーション
これも説明するまでもないでしょう。学歴です。どこどこの大学のどんな学部を卒業しているか。卒論、修論は何だったのかとか。あるいは、アメリカでよくある、Extensionクラスも書けば良いと思います。
プロフェッショナルリファレンス
これは日本にあるかどか知りませんが、アメリカでは必ず必要になるものです。
「俺の前の会社での働きっぷりはこいつらに聞いてくれ」
と言うもの。つまり、自分の職歴やアワード、スキルを説明してくれる人たちのリストです。前の会社の上司であったり、同僚であったりするのが普通です。
でも、普通は、そういう人たちの名前をリストアップするのではなくて、
References upon request
なんて書いて、
「リファレンスはご依頼に応じてお知らせします」
みたいな感じになります。
その他にも、サーティフィケーションのような、トレーニングや講座の修了証明、コンピュータスキルなどを書いたりします。
なんとなくイメージ湧きました?
では、次からもっと具体的に掘り下げてみますか。