サンフランシスコの異常な不動産バブル〜パート2〜
こんにちは、Tomomiです。
以前にも書いた、サンフランシスコ周辺の異常な不動産事情(こちらの記事)、全く治まる気配がありません。
ベイエリアの人に、
「家買ったの。1億円ちょっとで」
と言われても、ふーんと普通に聞けるようなった自分が恐い今日この頃ですが、さらに最近は、
「1億円で買えたんだ!」
になってきているのです。
Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグの家があることでも知られるパロアルトなんて、1億円でも「お買い得!」なんて言われる状況なのです。
シリコンバレーの周辺は、中国の富豪の人々がまだまだまさかの現金払いでどんどん家を購入していっているらしいのです。
この間は「不動産物件ツアー」と堂々と書いたミニバスで、家を見て回っている団体を見かけました。
最近は、街に中国語のフリーマガジンなんかもたくさん置いてあって、今の状況を物語っています。
さて、パロアルトって一体どんな街なの?!と思う方のために言っておきますが、行ってみたら普通の街です。
スタンフォード大学があることでも有名な街ですが、都会育ちの私からすると、田舎の普通の街。
しかし、このシリコンバレーの景気はいつまで上昇し続けるのでしょうか?
もう一般市民なんて街にいないんじゃないか?とも思えてきました。
前回の記事で書いた友人夫妻は、
「こんなボロアパートに4,000ドル(日本円で約50万円)も払ってられるか!」
と文句を言いながらも、今出たら絶対すぐには見つからないという恐怖で、そのまま住み続けています。しかもあっちこっちトラブル続きで、やはり築年数が古いからか。家賃50万円も払っているのに!!
大手IT企業のみならず、どんどんベンチャー企業も増え続け、各国からエンジニアが集まり、とにかく家やアパートメントを探している人だらけなのです。
つい最近は、香港からの移民でアメリカ人になった友人が結婚することになり、彼のおじいちゃんの家を譲り受けた話を聞きました。これがまたすごい!
「20年前におじいちゃんが20万ドル(日本円で約2,700万円)で買ったんだけど、今の価値は200万ドル(日本円で約2億7,000万円)なんだよ」
と。まさかの10倍!
そんな金額の話に、言葉すら出てこなかった私です。
ITバブル、本当にいつまで続くの?!