トップダウンによるスピード経営って必要じゃないのかな アメリカ企業に見習う
ちょっと時間ができたので、久しぶりに就業時間中に書いています(爆)。ありえない...、ありえない...。
愚痴を少し。
最近つくづく思うのですが、トップのしっかりしていない組織は救いようがないって。
アメリカ企業はトップダウン文化が普通です。CEO→VP→Director→Manager→担当者のように、上から爆弾が落ちてきます。もちろん、その爆弾の大きさは、下に落ちていくにつれて、規模の小さなものになっているんですけどね。
このブログでも何度も書いたのですが、日本企業文化ってボトムアップじゃないですか。下々のものが、意見や案を持ち寄って、それを上に打ち上げて、そのまた上、そのまた上と上げていって、最終的に会社あるいは組織としての意見とする...って感じですね。
こういうボトムアップ式だと、場合によっては上の人は自分の意見を持つ必要がなくなります。もちろんそれは会社によるんですが、でも、かなりの割合でこういう人が会社の上層部に座っていることが多い。もちろん大企業のことね。
こういう組織だと、一旦何か大事が起きて、下々のものが騒ぎ出すと、それがなかなか収まらなくなります。収まったとしてもそれはその場限り。同じことが起これば、また収まらない。それは、上が自分の意見を持たず統率力をもってないから。下もそれを知っていて、「彼には収められない」なんて考えていたり。
たいがいこういう上司は、「おいおい、何とかしろよ!」というだけで、「こうしなさい、ああしなさい」なんて指示を出すことができないんです。
こういう上司、皆さんの周りにいませんかね。
ご存知かと思いますが、今月中ほどから新聞紙上を賑わしている「Samsungの携帯電話電池発火不具合」について、朝日新聞にこんな記事が載っていました。
この記事を読んで、皆さんはどう思われましたか?
「日本のようにボトムアップでやっていれば、不具合の情報も上層部に上がったはずだ」
「トップダウンによる経営が招いた起こるべくして起こった事故だ」
とか。まぁ、いろいろと考えがあると思います。
この記事をさらりと読むと、なんか「トップダウン組織文化は悪だ!」と読めてしまうんですが、それは私だけですかね?
私にしてみれば、この事故は、トップダウン経営が招いたわけではなくて、
上層部と下層部のコミュニケーション不足
が招いたものです。トップダウン経営は、何も「上のものが下のものに有無を言わせない」ということではないんです。上のものが下から情報を吸い上げ、状況を十分に理解しながら下のものを統率して組織を動かしていくってことだと思うんですね。
ちなみにSamusngの場合には、下のものが上のものに意見できなかったとか。これはコミュニケーション不足ですよね?コミュニケーションができない文化です。そりゃ、やっぱ、まずいです。
だらだらと書いてしまいましたが...
やはり日本企業のアメリカ法人というのは、変に日本文化が入り込んだアメリカナイズされた組織になってしまうのでしょうか。
理想的な企業文化に憧れるMasaの独り言でした。