会社の年末イベント
ふと気づくと来週はもうサンクスギビングですね。毎年のことながら、ハロウィーンが過ぎたあたりから年末に向かう時間の過ぎる速さにはびっくりです。なにしろハロウィーン、サンクスギビング、クリスマス、とイベントが続き、こなしているうちに新年があけてしまうという感じです。
私が働く会社でも年末になると様々なイベントが開催されます。
まず、クリスマスの少し前に「Holiday Party」。アメリカの多くの会社で、レストランを貸しきってディナーパーティを開催し、レストラン近くのホテル、またはホテルの中のレストランを会場にするなどして、その夜の宿泊料をディスカウントしてくれたりします。このようなパーティが素晴らしくゴージャスなものになるか、小さいレストランでこじんまりと食事しておしまいになるかは、その会社の儲かり具合とかポリシーによって違うと思いますが、ゴージャスなところでは抽選でどーんと海外旅行や最新のiPadが当たったり、パーティそのものがハワイなどバケーション先になっていたり、または社員全員が無料でホテルのスイートルームに泊まれたりするようです。
日本の会社でも年末になれば忘年会が開催されますが、アメリカでも「一年お疲れ様」とみんなで食事したくなる気持ちは同じなのでしょう。
ただ、忘年会がきどらないカジュアルな食事会やお鍋だったりするのに対し、「Holiday Party」は、普段ビジネススーツの社員たちがドレスアップする1年に1度に機会だったりもします。また、パーティには一人ではなく誰かゲストを一緒に伴うのが普通なので、たいていの人が夫や妻、ボーイフレンド・ガールフレンドを連れてきて、パーティのあと「誰々さんの奥さんはきれいだったね~」など話題になったりします。
私の会社のHoliday Partyは毎年テーマが決まっていて(出た!またテーマ。結婚式やバースデーパーティでもこの話を書きました)、ある年は「華麗なるギャツビーのような20年代のドレス」、またある年は「Mardi Gras」ということで派手なネックレスやマスクをつけて出席したりします。
必ずしもそのテーマに沿った服でなくてもいいのですが、基本的にドレスとスーツで出席するフォーマルなディナーパーティなので、子供は連れていきません。子供のためのデイケアを設置してくれる会社もあります。
このようなディナーパーティとはまた別に、年末になると、社員証を見せると博物館が無料になる週末があったり、ディナーではなくて業務時間中のランチでもちょっとしたランチパーティをしたり(全社的なものから、部署単位のものまで)、また、子供が対象のアクティビティを開催してくれたり・・・と、とにかく楽しいイベントが続くのです。
日が暮れるのが早くなり、たとえ定時の5時に会社を出ても外は真っ暗、まるで夜まで残業した気分になってしまうこのごろですが、私はこのサンクスギビングから年末にかけてのアメリカのホリデー気分が大好き。今年も来週のサンクスギビングからホリデーシーズン皮切りということで、とても楽しみにしています。
そんなんパーティが当たり前だなんて(文化の違いだわね)…
ウチは、職場ほぼ全員ほぼ強制で、「丸一日奉仕活動」という肉体労働ボランティアがここ20年くらい続いてるので、それば忘年会として数えられてます。
Non-profitなんて、そんなもんすかね。
本当に今年もアッと言う間でした。
タツヤさん、年末のボランティア、素晴らしい慣習ですね。ディナーパーティよりそのほうがずっと社会的意義もあり、社員同士の絆も強まりそうです。年末はクリスマスもあってチャリティーが盛り上がりますよね。清々しい気持ちで新年が迎えられそうです。
うちも業界全体で不況だったときはクリスマスに会社のロゴ入りトレーナーが配られて終わりっていう年もあり、みんな「いらねーー」と文句を言ってましたが、友人のIT会社では社員全員ハワイでクレジットカードが配られて好きなだけ使っていい、みたいな状態で「会社それぞれだなー」って思いました。