家事ができる男性はモテる?
どうもこんにちは、Erinaです。
今日は、男性の家事協力推進運動(笑)の一つとして、「家事ができる男性はモテる理由」を女性の視点から伝えたいと思います。
家事は英語では”housekeeping”とか”homemaking”なんて言います。
「家事」と聞くと、洗濯・料理・掃除を連想するかもしれませんが、食料品買出し、皿洗い、ゴミ出し、リサイクル分別、ペットの世話、子供の世話、庭仕事、洗車、電球交換、業者とのコミュニケーションなど、家まわりでやることは色々とあります。
そんなわけでズバリ言うと、
「家事を日常的にやっている男性は素敵」
です。
The Guardian でこんな記事も見つけました。
Fathers are happier when doing more house work, study says
研究によると、家事を手伝う男性は、ワーク・ライフのバランスがとれるので、ハッピーだとか。
これに共感してくれる女性は、男性のみなさんが想像する以上にたくさんいるはず。女性陣、どうでしょうか?
私は個人的に、キッチンでテキパキ作業する男性はとっても素敵だと思うので、Jamie OliverとかAnthony Bourdainは見ているだけでドキドキします。(笑)いや、彼らは仕事なんですけどね。
女性にとって、素敵な男性とは「頼れる」というところがとても大きく、それは家で動き回り、家族をサポートしている姿で実証できます。
私の職場の男性Aさん、Bさん、Cさんを例にしてみましょう。
Aさんは、先日退職してしまった銀行の元頭取。
彼は本当に頭がキレる人で、部下からもめちゃめちゃ好かれていました。私みたいな新人が、直接仕事に関係ないことで質問に言っても、きちんと対応してくれて、参考になるアドバイスをくれたのが印象的でした。
彼は家事をやっている人です。
というのも、Aさんの退職直後に、彼の元で働いていた人からこんな話を聞きました。
「Aさんは7時半に誰よりも早く出社すると、オフィスのキッチンで自分でコーヒーを淹れていたのよ。」
うちのオフィスにあるコーヒーメーカーは、一人用ではなく、大きなポットに作るものです。フィルターをセットして、コーヒーを入れて、スイッチをポンっと押すと、10分くらいでポットにコーヒーができます。
彼はそれを自らやり、他の部下たちも飲むであろうコーヒーを毎朝淹れていたとか。
「う~ん・・・やっぱり彼はすごい。ってか、超素敵じゃないの、それ。」
職場でもこうやって当たり前にコーヒーが作れるのですから、きっと彼は家でも家事を積極的にやっているはずです。退職後は奥さんと二人で世界旅行をするのだとか。
「頼れる上司」と思われるのも、当たり前です。
Bさんは2年ほど前にヘッドハンティングされてきた、同じく大御所ポストの男性。
今までに銀行だけでなく、コンサルタントや大学でファイナンスを教えたりと、様々な仕事を体験してきました。若い銀行員を育てることに注力しており、色々なトレーニングプログラムを考えたり、部下たちからの意見や提案を大事にし、とても慕われています。
彼には高校生の娘がいます。父親に似て背が高く、バレーボールをしているとか。
ある日、Bさんのオフィスに質問をしにいくと、電話がかかってきました。
どうやら娘さんの怪我の具合が良くないらしく、練習に参加できないから、帰りにピックアップして欲しいとのこと。
「そうか、残念だな・・・。じゃあまた後でね。」
彼は娘さんのバレーボールを積極的に応援し、自慢に思っている娘思いのパパでした。
「なるほど。若い世代と上手に付き合えるのは、そこから来てるんだ・・・。」
私は納得せざるを得ませんでした。
そして先日、うちのチームに配属されたCさん。
彼とは出張などで一緒になることがあり、家族などの個人的な話もしました。彼の奥さんは専業主婦。私と同年代の息子が二人いますが、仕事もせずに両親の家に居候。彼は家事はほとんどしないそうで、ランチも(アメリカ人には珍しく)奥さんお手製のものが毎日です。
Cさんはとても良い人で話しやすく、ジョークも面白いのですが、最近、彼の「仕事のできなさ」がチーム内で話題になっています。
最近は上からのプレッシャーが強くなり、忙しい同僚たちは
「これは私の仕事じゃない、あなたの仕事よ!」
と彼に面と向かって何度言ったことか。
彼の仕事のパフォーマンスは数字で現れるのですが、うちのボスが思っていたようには結果が出ていないのは明らか。うちのチームでキーとなっている同僚は「彼は長く続かない(=次にレイオフされるのは彼)。」と断言しました。
私が一緒に仕事をしても、要領が悪いというか、決断力に欠けるというか・・・流れの速いうちのチームにとって、あまりプラスじゃないのは明らかです。
彼らを見て、私は断言できました。
「家事ができる男は仕事ができる。そしてモテる!」
Aさん、Bさん、Cさん、誰と仕事をしたいか?誰の元で働きたいか?と言われたら、一目瞭然ですよね。
女性の目から見て、「奥さんがうらやましいなぁ・・・・。」と思う人も、一目瞭然だと思いません?そして、そういう人に限って、めちゃめちゃ愛妻家でもあります。
毎日、当たり前のようにこなされている家事には、
- 決断力(今日は何を食べよう?)
- 判断力(野菜はあっちのスーパーのほうが安いな)
- 行動力(洗濯は今しよう)
- タイムマネジメント(夕食が6時なら今から準備しよう)
- リーダーシップ(僕がやっておこう)
- クリエイティビティ(こんなメニューも良いかもね)
- コミュニケーション能力(他に買ってきて欲しいものはある?)
など、仕事で必要な要素が全て結集されています。
「たかがコーヒー」を自分で作れる頭取は、仕事の大小に捉われず、自らやる行動力を持っています。
家族にとって何が必要かを知っている人は、職場でも効果的なコミュニケーションをとっています。
「僕がやるよ」と率先して家事をできる人は、職場でもリーダーシップを発揮し、同僚に自分の働く背中を見せているはずです。
逆に、何もできず所在無くキッチンをウロウロしたり、カウチで座っているだけの人は・・・・・想像にお任せします。
「モテる男性」とは、女性に媚びるためではなく、自分も相手も平等と考え、率先して目の前の仕事に取り掛かれる男性です。その行動が「頼れる人」と思われるのです。
それは職場だけでなく、家庭でも練習できます。それが家事です。
男性陣、家事をやってモテましょう!まずは奥さんにモテましょう!!
次回は、「旦那さんに家事を協力してもらうための奥さんの心構え」を書いてみようと思います。
夫自慢みたいになっちゃいますが、まさしく、うちの旦那です。料理は彼の方がうまいので、キッチンに立つ時間は、私よりも旦那の方が多いですし、週末にやる洗濯も彼、ゴミ出し、買い物も彼が主導権を握っています。お金の管理も彼なので、公共料金の支払いなども彼任せ。日本の家族や友人には、いつも羨ましがられます。
アメリカには、結構、主夫が多いですよね。じゃあ、私は何をしているの?と、よく聞かれるのですが、
私の仕事はというと…子供の世話や、食器洗い、洗濯物を畳む、掃除くらいでしょうか。
Ayaさん、こんにちは!
ご主人自慢、良いじゃないですか~♪
ぜひしちゃってください。
アメリカには主夫が多いですが、彼らは家事も楽しんでやってますよね。
ジェネレーション的なものもあるのかもしれませんが、「女性の仕事」という意識がないので、楽しんでやっているのは本当に素敵です。