日本語の英訳って難しいですね
ちょっと面白いニュースがライブドアに載っていました。
日本人に英語を教えるとこんなにヤバイ …ある英作文の内容に大反響
大元のブログ記事がこれ。
Teaching English In Japan Is Awesome and Sometimes Hilarious
この投稿のコメントが結構笑えるのですが、「なるほど」なんて考えさせられるものもあったりします。
偉そうなことは言えない私ですが、英語を話すときに、日本語をそのまま英訳しても、通じないことの方が多いです。
通じない理由は、英文法とか単語とかの知識以外のところにあるんですね。もちろん、基本的な文法や単語を知らなくてはならないですが、大学レベルの英語の知識があっても、通じないことの方が多いように感じます。
多分、文化の違いがかなり大きいんじゃないかと。
なぜこんな話をするかと言うと...
今日会社で、あるソフトウエアツールの教育を受けたんですね。そのツール、その分野ではかなり有名なある日本企業が開発したもので、もともと、日本語で開発されたものを英語にローカライズしたものなんです。つまり、ヘルプとか、メニューとかの日本語がすべて英訳されているんですね。
ツールのバージョンが12ですから、10年以上も前から英語圏で使われている、かなり有名なものです。多分、世界各国で使われているようなものだと思います。
で、インストラクターが使い方を説明してくれるわけですが、メニューの中に明らかに日本的な言い回しが結構あって、みんなの笑いをかっていました。
例えば、日本語で言うと、
「ファイルを閉じようとしていますが、保存しますか?」
のような感じの言い回しを、
“You are trying to close the file…”
のように訳しています。この英訳、単語を見ても、文法を見ても、全く問題ないのですが、英語のネイティブスピーカに言わせると、
「超日本的な英語」
だそうです。よく考えてみれば、ソフトウエアとか、マニュアルとかに”trying“ってのはおかしくないですかね?
「え?自信ないの?」
などと考えてしまいそうで...。
あまり偉そうなことは言えませんが、とにかく、日本語を英訳する場合には、言葉の裏にあるものを十分に知った上で訳すべきでしょうね。
難しい...。
面白かったです!
でも自分も中学・高校ではこんな英作文を書いていたような気がして焦りますw
アメリカで英作文を勉強したときは、ただの日本語→英語という翻訳じゃないのでやっぱり違いがでますよね。
言語って深い・・・・
Erinaさん
私は今でもこんな英文を書いているかもしれません(苦笑)。 少ないながらも、今私が何の苦もなく使うことが出来る英語は、英語を聞いて覚えたもので、日本語→英語ではないんですよね。その逆ですね。英語→日本語だな...。
つまり、「こう言う場面ではこう言う言い方が出来るんだ...。日本語ではこう言うよな...。」ってな感じです。
やはり言葉を学ぶためには、その言葉にどっぷりと浸からなきゃなかなか難しいですね。
こんにちは!楽しく読ませていただきました。
おっしゃる通りだと思います。
私は家では英語を話しますが、仕事の際は日本語を話しております。また私自身、日本に住んでいますので「日本的な英語」は、いつも目の当たりにしております。日本語から英語への直訳は、結構「無茶な英語」になりますよね。
また、単語やイディオムについての認識も、日本人と英語ネイティブとでは違いますし。
例えば、女の子をデートの約束にこぎつけて、重ねて聞きなおす際、
“(You) promise?”と言うべきところを”Absolutely?”と言うみたいな。
日本人でない人が日本語で仕様書とかお菓子のパッケージの説明書きを書くと、おかしな日本語になるのと同じ現象だと思います。
問題は、日本人側がその不自然な英語に気づかない場合、あるいはそこからMisunderstandingが生じる場合かと思っています。
言葉の違いはカルチャーの違いでもありますよね。
Engrish.comをみると一目瞭然なように、
Tシャツでも歌でも街中でも、日本では英語表記(Engrish)は反乱していて、
なのに英語を正しく捉えていないというミスマッチぶりも見逃せない、重要な現象だと思います。
(良い悪いの話では、まったくなくて。)
mikawaさん、初めまして。コメントありがとうございます。
英語で生活していらっしゃるんですね。私なんぞmikawaさんの足元にも及ばないでしょうね(苦笑)。
mikawaさんがおっしゃるように、言葉は文化をベースにできあがってきているので、文化の理解なしでは成り立たないと思うんです。もちろん簡単な日常会話は可能だと思いますが、話が込み入ってくると、必ず文化がかかわってきます。つまり考え方ですね。
その昔、英語のネイティブスピーカーと日本に行ったとき、彼はよく和製英語を見て笑っていました。「Masa、あれ、どう言う意味だ?」、「英語のネイティブスピーカーなのにわからないのか?」なんて会話をよくしていました。
難しいですね、ほんと。