「つ、つぎ降りますっ!」
こんにちは、Kaorukoです。
タイトルを見て何の記事かピンときました?そうです。今日はバスについてです。
え、バスについて何をかくの?って思いました?カナダ/アメリカのバスの乗り方は日本とかなり違います。いや、根本的な事は一緒ですよ。お金を払って、行きたいところまで乗って降りるっていうのは同じです。ただ、違うのが車内でのルール。今日はそれについてお話します♫
私の住んでいたSaskatoonは、車が無い場合、バスの利用が必要になります。土地が広く、一か所一か所が遠い為、徒歩での移動は無理です。大学も広いため、大学内をバスで移動ということもあります。
自転車通学している生徒もいましたが雪の降る時期には適していません。そのせいか、ESLでもバスの乗り方はカナダ到着後すぐのオリエンテーションで必ず教えられていました。
まず、バスに乗る時。前から乗ってお金は先払い。料金は一律です。定期券もあるので持っていればどのバスにも乗り放題でした。よく利用する人は定期券が便利かもしれませんね。現金で払う場合はお釣りが出ませんので丁度の小銭を準備しておかなければいけません。車内に両替機はございませーんっ!笑
では、バスを下車したいとき。ここが難しいのです。一番大切で一番難しい。
降りたくなったらどうするか?!紐をひっぱるのです。紐をひっぱると「ポンっ」て小さい音がして、前の方に「NEXT STOP」といったランプがつきます。そしたら運転手さんが次のバス停で停まってくれるのです。
紐見えますか?左の窓枠のあたりに見える黄色い紐です。
(写真 http://en.wikipedia.org/wiki/Winnipeg_Transit)
なーんだ、紐をひっぱるだけならそんなに難しくないじゃん?って思った方、まだ続きがあります。
なんと、カナダのバス停には名前がありません。例えば日本だと「○○病院前」とか「○○入口」等、その地に沿った名前が各バス停についていますよね。カナダにはそれがありません。バス停自体を見ても今自分がどこにいるのかわかる情報は何もありません。
バスの中でも自分が今どこにいるのかは分かりません。例えば、日本のバスって車内で「次は○○」って表示されますよね。しかも、親切にアナウンスまで流れたり、運転手さんがお知らせしてくれたり。カナダでこれを期待してバスに乗ると大変なことになります。運転手さんは途中一言も喋らずにどんどん進んでいきます。自分がどこで降りるのかは自分で事前にわかっておかなければいけません。街中なら色々と目印があって分かりやすいのですが、住宅街に入ってしまうと右も左も見わけがつきません。居眠りなんてしてしまったら完全にアウトです。笑
慣れている場所に行く時はまだしも、初めて友達の家を訪れる時は更に難しいですね。初めてのルートでしかも住宅街に入ってしまうと、どこで紐をひっぱればよいのか全く分からないーなんてことは良くあります。
じゃあ、どうやって降りるのよ?!降りれないじゃない?!!と思ったあなた。
大丈夫です。ちゃんと降りられます。そういう時はバスの運転手さんにあらかじめ行きたい住所を伝えておくのです。「8th Streetと1st Avenueの近くで降りたいから近くになったら知らせて下さい。」といった感じで伝えておけば、(運転手さんは大体フレンドリーで親切なので)降りたいところで降りられます。
ちなみに、Saskatoonでは乗換をする時には1時間以内の乗換であればお金を払わなくて良いというシステムになっていました。その時には最初にお金を払う時に「Transportation Ticket Please」といって紙をもらいます。それを乗り継ぎしたいバスに乗車する時に見せればOKです♪
まあ、慣れちゃえば簡単なのですが、慣れるまで大変です。笑
日常で必要なことなので慣れるしか他ないですが。
こう考えると日本のバスシステムがいかに親切かがわかります。
ちなみにカナダのバスの車内での飲食、通話は可能です。可能というか誰も気にしていない感じです。
日本とカナダで色々と違う点がありますが、異文化に接触するって本当に面白い体験だと思います。
なんでそんなシステムなんだろー?って考えるとより面白くなる気がします!
最初はなかなか難しいと思いますが、楽しんで異文化接触ができるといいですよねっ♪
バンクーバーでは飲食禁止の貼り紙があったような…
でいつも使ってた路線にオバチャンの運転手が居たのですけど、飲食してる子がいたら怒る怒る 笑
気持ち良かったなぁ