アメリカの日本人妻たち
この記事で、アメリカ人旦那さんたちを分析してみたわけですが、今日は自分を含め、私の周りにいる国際結婚をしている日本人妻たちについて書いてみようと思います。
これから国際結婚や国際恋愛を考えている方たち、外国人とお付き合いするのにどんな心構え(?)が必要か、ちょっと考えてみましょう。
自立心が強い
経済的とか物理的なことではなく、精神的にとても自立している人が多いです。
具体的にどういうことかというと、「どっちでもいいよ」と言う人がいません。
まぁ、まれに本当にどっちでも良いときもあるんですが、ほとんどの場合は、自分の意見を持って、自分で行動できる女性がとても多いです。周りに流されて・・・とか、彼に決めてもらわなきゃ何もできない・・・と、自分で決断できない人は、おそらくアメリカという国ではサバイブできないからでしょう。
アメリカ人(またはアメリカ育ちの外国人)は、男女関わらず「自分でやりたいことは自分で決めなさい」という自己責任が強いので、パートナーにもそれを期待します。周りを見ていても、依存性の強い方はあまり健康的なリレーションシップを築けない気がします。
これに伴って自分の意見をはっきりと言う人が多いです。
もちろん他人を無駄に傷つけるような失礼な人はいませんが、友達関係でもそういうコミュニケーションをとる人が多いです。なので物事がすんなりと決まります。笑
アメリカという国で多かれ少なかれ、鍛えられているのでしょうか。
パートナー意識が強い
「男は○○をすべき、女は△△をすべき」というような、家庭内の性差が日本ほど濃くありません。
家の中での権限や、子育てに関する意見、夫婦間のコントリビューション、実際の行動なども、基本的に50-50の平等です。「俺が養ってるんだから、家の中では俺が偉い!」というような旦那さんはDVの類に入りますから、経済的なことで性差を作ることもありません。
これは、夫婦は「パートナー」であり、「上司と部下」の関係ではないからです。
私は長い間テニス(特にダブルス)をしていたので、よくこれを例に使います。
ダブルスというゲームはとても面白いものです。
試合中、自分たちのコートの真ん中に線を引いて、「あなたはそっち側を守ってね。私はこっち側を守るから」なんてことはしませんよね?
戦う相手はネットの向こう側にいるわけですから、パートナー同士で喧嘩をしてしまったら、試合に勝つことはできません。お互いにサポートし合い、良いプレーは褒めあい、苦しかったらヘルプを出す。それは結婚生活や恋人関係にも応用できます。
自分と同じだけ相手も大切で、相手と同じだけ自分も大切なんですね。
パートナーは親友
なんだかんだ言って、パートナーは親友だと思える人が多いです。外に友達がたくさんいたとしても、パートナーがベストフレンド。共通の趣味があるとか、価値観を共有できる、というのはとても安心できることです。
結婚の意味を考え出すときりがないのですが、自分のケースに振り返ってみて「結婚してよかったな~」と思えるときはやっぱりここです。
「楽しいな」とか「おいしいな」というツボがパートナーと同じだった瞬間、「あぁ、この人でよかった」と思えるとき。
みなさんはどうでしょうか?
割り切っている=のびのびしている
夫婦とはいえ、所詮は他人ですから100%分かり合えることはありません。外国人同士なら、どうしても理解不能という状況に直面すること多し。
日本人妻は、そのあたりを少しあきらめにも似た感覚で割り切っている人が多いです。
「あ、わからなくて当たり前。文化が違うんだし~」で済みますからね。
また柔軟に良いところを受け入れ、「良いとこどり」で生活する人が多いです。
こうやって柔軟でいると、相手にもスペースをあげられるのでしょうか。のびのびとしている夫婦が多いです。
義理家族とうまく付き合っている
旦那さんの立ち回り方もうまいのかもしれませんが、義理家族と確執があるとか、日本ほどは聞きません。
私が思うに、義理家族の中で、「日本人妻」という存在が珍しいのか(笑)、義理家族もあまり「嫁」という存在に期待しないんじゃないかと思います。
また、日本ほど「家族単位」という意識がないので、「息子家族」は別の単位として切り離して考える親も多いです。
もちろん、「息子の奥さん」としての愛情はあるだろうし、家族として受け入れてくれるでしょうけども、「自分と同じアメリカ人女性」じゃないというのが逆に良いのかもしれませんね。
日本人妻は、英語力に自信がないとか、目上の人に対する敬意というのが備わっているので、Tamamiさんのこの記事でもあったように、義母に強く意見するのは抵抗がある・・・と感じる人が多いです。
逆に、私の知人のアメリカ人夫婦は、奥さんvs義母の確執がひどくなってきて、毎年、ホリデーシーズンになると戦争勃発です。気の強い奥さんと、自分の母親の板ばさみになっている旦那さんは気の毒でなりません。
日本人妻はうまく距離を保ちつつ、アメリカ人旦那は間でうまく立ち回り、義理家族と付き合いを続けている夫婦が多いようです。
好奇心が強い
新しい勉強を始めたいとか、新しいグループと付き合うとか、新しい趣味を始めたいとか、常に好奇心が尽きない人が多いです。
年齢や経済的なものなどを理由にせず、色々なことに興味を持ち、新しいものを習得したい、というオープンマインドな人が多いですね。
日本人妻たちを見ていると、日本人女性の強みというのがわかる気がします。みなさんと周りの人たちはどうでしょうか?
私も見習おう・・・まずは家事をしっかりとやらなくては。笑