アメリカ人のクリスマス休暇の楽しみ方:ハッピー&ホリデー・ヒステリー!

みなさん、

 

Merry Christmas!

 

Masaです。

 

12月に入ると、アメリカ中がクリスマス一色になります。ライトアップされた家に巨大なサンタの飾り、ラジオから流れるホリデーソング―。でも、それだけじゃない!アメリカ人のクリスマス休暇には、面白くてちょっと驚きの風習がいっぱいなんです。今回は、そんなホリデーシーズンのアメリカの光と影(?)をご紹介します(笑)。

 

アメリカでは「飾り付けは戦争」という言葉があるとかないとか。ご近所同士でどれだけ豪華にデコレーションできるか競い合います。ライトアップだけでなく、庭にはトナカイのイルミネーションや雪だるまのバルーンがずらりと並びます。ちなみに下の3枚の写真はその例。同じコミュニティに属する家が、「これでもか!俺んところが一番きれいだぜ!」と言わんばかりに、飾りつけを競い合います。

 

ただし、ハイテンションで張り切りすぎた結果、電気代の請求書が夏のエアコン代を超えるという事態も。さらに、張り切りすぎた隣人に「眩しすぎて眠れない!」と苦情を言われるなんてことも日常茶飯事(特にフロリダあたり)。でも、最近はLEDライトが一般的になっているので、電気代も昔ほどは多くないとか。それでも、結構激しいらしい。ときによってはブレーカーが飛ぶとか。

 

また、ブラックフライデーの延長戦がクリスマスホリデーショッピング。モールは人、人、人で身動きが取れないほど。ネットショッピングではクリック合戦が繰り広げられます。迷路のようなショッピングモールで「おばあちゃんへのプレゼントは何がいい?」と悩みすぎて、その場で自分用のプレゼントを購入してしまう人も。余談ですが、クリスマスの朝に子供たちが「サンタさん、これ違う!」とブツブツ言う場面もちらほらあるとか。ネット注文で間違えたのか、サンタの手違いなのかは不明です(笑)。

 

それからクリスマスディナーはアメリカ版「大食い選手権」。ターキー(七面鳥)、マッシュポテト、クランベリーソースにパンプキンパイ!それが終わると「デザートにピーカンパイ、もう一口いっちゃおうかな」と止まらない。さらに、大人たちは、日頃の鬱憤を晴らすかのように、飲むは、飲むは。シャンパンからビール、ワインにウィスキー、終いにはテキーラショットの一気飲み競争。その結果はご想像どおりです。体重計には乗らないのが暗黙のルールですが、翌年の新年の誓いは「ジムに通う」に決まっているのも、この季節の影響が大きいです。

 

さて、アメリカのクリスマスホリデーはじーちゃん、ばーちゃん、兄弟から孫まで集まるのが普通です。アメリカ人の家族は、ゲームが大好き。ボードゲームやカードゲームが定番ですが、これが案外真剣勝負になります。「ウノ」や「モノポリー」が原因で言い争いが起き、叔父さんが急にルールを変え出すことも。勝者には「来年もホリデーを家で開催していい」という栄誉が与えられる……はずですが、結局、みんなが文句を言いながらも楽しんでいます。日本では、花札に麻雀…おっと、それは昭和か…。

 

実はクリスマスシーズンにリゾート地へ逃げる人も多いんです!特にフロリダやカリフォルニアなど温暖な地域は大人気。スキー場でホットチョコレートを楽しむ派もいれば、ビーチで「クリスマスツリーの代わりにヤシの木にデコレーションする」という自由な人たちも。

 

とにかくアメリカのクリスマスは、シリアスな信仰と大らかな楽しさが混ざり合ったユニークな大イベント。飾り付けや料理で張り切りすぎて失敗しても、それを笑い話にしてしまう心の余裕が、アメリカ人の魅力です。

 

このブログを訪問してくださる皆さん、来年はアメリカ流のクリスマスを体験してみませんか?その前に、「ターキーの調理方法」と「電気代の節約術」をしっかりリサーチするのをお忘れなく! 

Visited 2 times, 2 visit(s) today

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です