アメリカ企業転職大作戦 実践編 レジュメを書く 採用者を感動させる
ども、Masaです。
先回は「レジュメとはなんぞや?」についてお話しました。日本で言う履歴書なんですけど、履歴書ほど簡単なものではないってことがわかっていただけたと思います。
さて、先回お約束した通り、今日は、「採用者を感動させるレジュメってどんなん?」のようなことについてお話します。
まず最初に質問なんですけど、あなたは誰にこのレジュメを書くのでしょうか?
ま、当然、自分の意中とする企業のために書いています。宛先が不特定多数の企業かもしれませんけどね(笑)。
企業にとっては「あなたを採用するかしないかを決める」イコール「あなたがそのポジションにふさわしい人間であることを保証する全権限を持っている」ってことです。あなたが企業のために良い仕事をしてくれるかどうかが、会社にとっては重要です。だから、企業はあなたのレジュメが必要になるんです。よね?
あなたは、自分がそのポジションにふさわしい候補者なのかどうかが気になりますね。その企業が何を考えているか気になります。ね?自分がその職務にふさわしい候補者になるために、どんな資質、性格、スキルを持った人を企業が必要としているのかを知りたいです。そのポジションに合いそうな候補者になりたいわけではなくて、そのポジションに「ベスト」な候補者になりたいんです。ですよね?
ようは、レジュメを書くには、この辺のことをしっかりと頭のなかに置いて、書いていくことが必要です。つまり、会社の期待値に自分を合わせるってことです。
ちょっとわかりにくいですかね。
じゃ、まずは何か書いてみましょうか。
「採用者を感動させるレジュメにする」には…
まずは、意中の企業が探している理想的な採用候補者が誰なのかを明確にし、それを挙げていきます。普通は、企業の求人広告にJob Description(「職務内容説明」かな?)として、いろいろと挙げられていますから、それをヒントにすれば、何か書けるはずです。
当たり前のこと過ぎて、期待はずれでした?でも、これ、重要なんです。
狙っている企業が複数ある場合も、とにかく全ての企業のJob Descriptionを参考にして、すべて書き出してみます。
そして…(ここ大事!)
それぞれの項目ごとに、自分のスキルや経験、自分が持っているユニークな特質、才能、仕事に対する姿勢にいたるまで、どんどん書き込んでいきます。重要なのは、自分が探している職務に関して、自分自身が最高の人材であることを物語るように、一語一語吟味しながら書いていきます。これがレジュメの元になります。最終的にはインタビューの原稿にもなるはずです。
言うまでもありませんが、アメリカ企業が狙いですから、英語を使ってください。
やりにくい場合は、最初は日本語で書いていって、後で、英語に直しても良いかもしれません。でも、気をつけなければならないのは、英語に直す場合に、日本語を直訳しないこと。自然な英語にすることです。ネイティブに見てもらってもいいかもしれません。
もし、あなたにとって、その求人市場が初めての場合には(多分そう言うことはないと思いますが)、創作力を活かして、自分の生い立ちとか、あなたのユニークな経験や資質を説明することも良いと思います。もちろん、その企業が必要としているポジションに絡めてくださいね。
箇条書きで大丈夫です。とにかくどんどん書いていくことが大切。頭に浮かんだことを即座に文字にするようにすれば、考えあぐねて、結局何も書けなかった、なんてことにはなりませんから。で、後で、この箇条書きの項目を文にしていきます。この「メモ書き」は後々、いろいろなところで役に立ちますから、捨てないように。
まとめますと…
企業の求人広告のJob Descriptionにもとづいて、自分の経歴、希望職種、サマリーなどを組み立てていくことが、「採用者を感動させるレジュメ」の作り方なんですね。
この続きは、また次回。