カリフォルニアワインを10倍楽しむ方法:テメキュラワイナリーツアー
こんにちは、Erinaです。
ご存知のように、ここカリフォルニアは世界的なワインの産地で、イタリアやフランスなどの由緒あるワインメーカーたちとも肩を並べるほど。ナパやソノマなど北カリフォルニアのワイン産地は日本でも有名でしょうか。
今回は、カリフォルニアでワインを10倍楽しむ方法として、「ワイナリーツアー」を紹介します。
「ワインのことを知らないと敷居が高い・・・」と思われがちなワイナリーツアーですが、少しの知識があればとても楽しめますので、ぜひ次のバケーションにはワイナリーツアーを計画してみてはどうでしょうか?
ここサンディエゴから北へ車で約1時間半、リバーサイドカウンティにテメキュラ(Temecula)という町があります。ゴルフ、熱気球、イチゴ狩りやブルーベリー狩りなどでも有名なこの町は、その気候を活かして、ワイン産業に力を入れてきました。
サンディエゴ~ロサンジェルス近郊から足を運ぶ人がとても多いです。
テメキュラのワイナリーツアー自体はかなり前から知っていた私も、なかなか行く機会がなかったのですが、初めて行ったのが2~3年前。
友人の誕生日パーティで、ストレッチリムジンを一台借り、女の子約8人でお出かけ。運転の心配をしなくて良い場合は、こうやって日帰りでもかなりのんびりできます。
テメキュラのほとんどのワイナリーは、I-15からRancho California Roadというexitで降りて、そのまま。最初はターゲットやドラッグストアなどがあるモールがあり、住宅街を抜けると急にブドウ畑が広がります。フリーウェイから15分くらいですから、かなりアクセスは良いです。
ワインテイスティングのシステムは、”Tasting Room”と書かれた部屋(たまに「蔵」みたいなところもアリ)に行き、テイスティング料金を払います。テイスティング料金はワイナリーごとに異なり、3種類で10ドルとか、5種類で15ドルという感じ。平均は3~5テイスティングで10~20ドルくらいでしょうか。
お金を払うと、残り分のチケットをくれたり、スタンプカードをくれたり、コインをくれたりしますので、それを使って次のワインをお願いします。
最初に行ったのは、テメキュラで一番古いというワイナリー Bella Vista Winery
家族経営でこじんまりとしていましたが、オーナー(親父さん)が熱心にワインのことを説明してくれたり、「コレも飲んでみぃ。」という感じで勧めてくれます。ここで5種類くらい試してみます。う~ん、やっぱり初めて聞く種類もたくさんあるんだな・・・。
次に行ったのは、かなり商業化された大きいワイナリー Leoness Cellars
レストランやお土産ショップも併設されていたり、建物もいかにも新築という感じで、最初のワイナリーとはかなり対照的。
バーテンダーたちは手馴れた手つきですが、「自分で作ったワインだから」という感じはありません。ここでも5種類くらい飲んでみる。
最後は、この2つの中間くらいな感じのLong Shadow Ranch Winery
おそらく家族経営だけど、牧場があったり、ギフトショップが充実していたり、テイスティングルームも広め。バーテンダーの女の子(同年代くらい)が熱心にワインの説明をしてくれて、とてもおいしいワインを見つけられました。
そんなこんなの私の初ワイナリーツアーでしたが、今回、日本から親がやってきたので、滞在中にワイナリーへ再び出発。「おいしいSauvignon Blancを見つけよう!」と意気込んで、リサーチしました。
最初に入ったのは、Rancho California Rd.の一番最初にあるワイナリーで、良い感じのアウトドアレストランがあります。
初テイスティングの両親は、「どれもおいしい」という感想でした。笑
ここはテイスティングに使ったグラスをお持ち帰りしてオーケー。
次は家族経営(“Family-owned”と呼ばれます)のまたもこじんまりしたワイナリーへ。Doffo Winery
テメキュラはどこもそうで、外が超暑いので人っ子一人歩いていませんが、ヒヤッとするテイスティングルームに入ると団体数組が陣取っていてちょっとビックリします。
おいしいSauvignon Blancを探してここに行ってみましたが、ちょっと私には甘かった・・・。
でも、テイスティングの他に、シャンパン、オリーブオイル、アルゼンチンでよく飲まれるテーブルワイン、アルゼンチンのおつまみも試飲・試食。
オーナーがイタリアとアルゼンチンのミックスらしく、両国の文化やしきたりなどを取り入れている感じで面白い。
最後はゴルフブランドCallawayの創始者Ely Callawayのワイナリー。
ここもRancho California Roadの手前のほうにあります。
ちょうどお昼の時間だったので、ブドウ畑の丘を見渡せるレストランでランチ。う~ん、ごはんもおいしいし、至福の時だわ・・・。子供は携帯でゲームに熱中。笑
でも後で聞くと、テイスティングルームのスタッフはあまり自分のワインのことをよく知らなかったそうで・・・・汗 いいのか?
ワイナリーツアーを楽しむためには、やはり「会話」が必須。
ただワインを注いでもらってゴクゴク・・・っと飲むよりは、オーナーの好みやワイナリーの歴史、そのワインの特徴やオススメなどを聞ける会話ができることをオススメします。
「ちょっと英語が・・・」という方も、ワインの基本的な単語を覚えてぜひ楽しいワイナリーツアーをしてみましょう。
たとえば・・・・
まずは、”I like red (wine).” か、”I like white.”と言います。
で、”Which one do you recommend?”と聞くと、たいていオススメを教えてくれます。
“We have good Cabernet from 2011.”とかね。
で、飲んだら感想。
“This is too dry for me.”「ちょっとドライすぎるなぁ」
“This is too sweet for me.”「ちょっと甘すぎるなぁ」
などと言うと、次はそうでもないものをオススメしてくれます。
で、おいしいと思ったら、”I like this.”なんていうと、そのワインの説明をしてくれたり。
どこの丘で育ったぶどうだとか、どんな樽を使ってるとか、フレーバーに何を使ってるとか、どんな料理に合うか、とか。
「この料理に合うよ」と言われたとき、その料理の味を想像してみることも大事。(と、最近わかった)
これとこれを足して、どういう味になるかなぁ・・・と考えてみると、一層そのワインが楽しめます。
ワインの種類については、カリフォルニアワインを10倍楽しむ方法の
も参考にしてみてください。
どうでしょうか?ちょっと行ってみたくなりました?
ワインを浴びるように飲みたい!数日かけてワイナリーを楽しみたい!という人にはちょっと物足りないかもしれませんが、ワイナリーツアー初心者にはとても良いセッティングだと思います。
また、この一帯はウェディングなどのイベントもよく行われ、どこを見ても良い撮影シーンです。
テイスティングは夕方の4時~5時で終了するのがほとんどだそうですので、スケジュールは事前にウェブサイトなどでチェックしておくことをお勧めします。
また、アメ10は飲酒運転を勧めていませんので、自己責任でよろしくお願いします。
ゆっくりしたいときは、ホテルで一泊して子供はプール・・・なんてのも良いかもしれません。ワイナリーのリゾートホテルもオススメです。
う~ん、次はナパだな・・・。
主人がサンディエゴ赴任中なので、娘と初めて遊びに来ました。
Erinaさんのブログは解りやすく、とてもレアな情報なので助かります。
現地ならではの通なお話、いろいろ教えてください。
Meikoさん、こんにちは!
嬉しいコメントありがとうございます!
そうですか、ぜひサンディエゴ滞在を楽しまれてくださいね。
また穴場(?)情報を紹介していきますね。
はじめまして!4月末にサンディエゴに行く予定で、ワイナリーを廻りたく、ネットでここにたどり着きました。お客様を連れてのアテンドを用意しないといけない状況なんです!可能でしたら、お力を貸して下さい。ご連絡をお待ちしております。