日本とアメリカの交通システム比較 知っておきたい違いと特徴

こんにちは、Masaです。

 

随分前のことですが、会社の帰途の途中、道路を逆走してくる車を見たんです。多分、あれは左側通行の国の人が運転しているんだろうと思いました。

 

ということで、今日は、日本とアメリカの交通システムの比較をしてみますね。右側通行、左側通行の話ではないですけど…

 

日本の交通システムは、いうまでもなくその効率性と整備の良さでは世界中で群を抜いていますよね。特に、鉄道網の発達は素晴らしくて、新幹線などの高速鉄道は、日本国内の主要都市を素早くしかも快適に結んでいます。首都圏や関西圏の都市部では、地下鉄や私鉄が複雑に絡み合っているのですが、実にうまくコントロールされています。アメリカからの出張者を連れて会社に行く道中に、アメリカ人たちは「日本の電車の時間の正確さは信じられない」といつも話しています。

 

また、バスやタクシーも重要な役割を果たしていて、都市部では、バスが主要な交通手段として機能していて、地方ではタクシーが重要な移動手段になっていると思います。日本のタクシーは、安全性とかサービスの質が高くて、日本への観光客にも利用しやすいのが特徴じゃないでしょうか。

 

一方、都市部と地方では交通事情が随分異なっていますよね。都市部では公共交通機関が充実していて、車を持たない人もたくさんいます。一方、地方では公共交通機関の本数が限られているので、自家用車が主な移動手段となっているでしょう。

 

アメリカの交通システムはというと、だだっ広い国土に対応するため、自動車が主な移動手段になっていると思います。ほとんどの家族が車を持っていて、都市部だけではなくて郊外や地方でも自動車が主要な交通手段として機能しています。アメリカの道路網は広範囲に渡って、高速道路が各地を接続しています。

 

公共交通機関は都市部では発展してますね。ニューヨークとかサンフランシスコ、ロサンゼルスなどの大都市では、地下鉄やバスが広く利用されていますが、郊外や地方では公共交通の利用はかなり限定的と感じます。アメリカの公共交通機関は、日本に比べて間違いなく利便性が劣っていて、利用者は限られていると思います。

 

都市部と郊外では交通事情も大きく違ってるんですよね。都市部では公共交通機関が比較的整備されているのですが、自家用車の利用も多いです。一方、郊外や地方では公共交通の選択肢が少なく(ほとんどなく)、自動車が唯一の移動手段となることが一般的でしょうね。

 

日本とアメリカの交通システムを比べてみると、インフラの質とか整備状況、交通費、利便性、交通マナーや安全性などに大きな違いがあると思います。

 

まず、インフラの質と整備の状況ですが、日本の交通インフラは間違いなく世界でもトップクラスですよね。特に鉄道網の整備状況は信じられないほど進んでいて、きっかり定時運行や清潔さが高く評価されているんじゃないでしょうか。一方、アメリカの交通インフラは広大な国どに対応するためのものなのですが、鉄道網の整備は日本に比べてかなり遅れていて、やはり自動車が主な交通手段となっています。

 

交通費と利便性についてですが、日本では公共交通機関が発達しているので、比較的安く移動ができますね。特に都市部では交通手段が色々あって、利用者にとって利便性がかなり高いですね。一方、アメリカでは自動車が主な交通手段なので、ガソリン代や駐車場料金などの費用がかかります(今めちゃくちゃ高いんですよね)。また、公共交通機関の利用者は限られていて、利便性に欠けることが多いと思います。

 

交通マナーと安全性も違っています。日本では(煽り運転もありますが比較的)交通マナーが比較的良く、また、公共交通機関を使うときのマナーが厳しく守られている感じがします。交通安全性も高くて、アメリカなどよりも事故率がうんと低いと思います。一方で、アメリカでは交通マナーは地域によって違っていて、交通事故が多発することもあるんですよね。

 

アメリカにいらっしゃる旅行者にとっては、レンタカーの利用が便利だと思います。広い国土を移動する際には、間違いなく自動車が最適な手段になるでしょうね。公共交通機関を使う場合は、都市部での利用が中心となりますが、事前に路線とか運行時間を確認することが大切になってきます。また、交通渋滞がよく起こる都市部では、移動時間に余裕を持つことも大切だと思います。

 

公共交通機関を使う場合、時間にかなりの余裕を持つことをお勧めします。アムトラックやバスなどは、日本と全く違っていて、遅れることが当たり前です。ですので、駅やバス停に早めに行き、また時間通りの到着も期待してはダメだと思います。アメリカ在住者たちもそれを心して利用しているはずです。

 

ご存知のようにMasaはアメリカに20年以上住んでいますが、今のところアメリカでバスに乗ったことは数回しかありません。電車も数回かな。ほぼ飛行機か車(自家用車、タクシー、Uberなど)です。それほど(飛行機以外)公共交通機関に期待していないということですね。 

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4 comments on “日本とアメリカの交通システム比較 知っておきたい違いと特徴”

  1. アメリカの高齢者の運転についての質問です。まず日本の高齢者の状況ですが、以下のリンクのニュースがわかりやすくまとまっているかと思います。
    https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/900004114.html?page1
    日本では高齢者の「免許返納」が奨励されていますが、過疎地などでは、車がなくなると生活に支障がでるので、高齢者の「免許返納」はなかなか進まないようです。
    質問ですが、アメリカでは高齢者の車の運転状況はどのようなものなのでしょうか。そもそも「免許返納」制度などはあるのでしょうか。また、アメリカは車社会だと思いますので、そもそも、車に乗らないという選択肢はないかと思いますが、そうすると高齢者の移動はどのようなかたちになるのでしょうか。
    よろしくお願いします。

  2. 私もアメリカに20年以上住んでいますが、バスや電車を利用したことは ほとんどありません。理由は、地域や路線によって安全性に問題がある所が多いからです。私が住んでいる地域からLAXまでは電車で行けるのですが、途中で危険な地域を通るので利用したことはありません。アジア人、特に女性がアメリカで単独(あるいはアジア人だけのグループで)バスや電車を利用するのはお薦めしません。

  3. Saitoさん、いつもブログへのご訪問、コメントありがとうございます。

    アメリカでも高齢者による交通事故はたくさんあると思います。ただ、ほとんどニュースとしては上がってこないような気がしています。もう10年以上も前のことですが、カリフォルニアのサンタモニカで、確か日曜日で歩行者天国になっていた通りを、お年寄りが運転する車が、人がごった返している中を突っ走り、たくさんの人を轢いて死亡させてしまったニュースがありました。当時はかなりの衝撃が走ったと記憶しています。

    こちらでも高齢者運転の車がたくさん走っています。側から見て明らかに高齢の人が運転している車だと言うことがわかるほどです。近所にどうみても90歳は超えているであろう老夫婦がいるのですが、彼らはまだ車を運転しています。たまに車庫入れに苦労しているのを見ると、いい加減車を運転するのをやめればいいのに、と思うほどです。

    ただ、うちのコミュニティは、近所のスーパーマーケットやレストランから数キロ離れていて、とても彼らが歩いて買い物できる距離ではないので、車の運転もやむをえないとも思います。

    送迎サービスをお願いしている人もいるようですが、現実的にはそれほど簡単ではないようです。

    でも、最近は便利になって、オンラインで食材を買って、家まで届けてくれるようなサービスがどんどん増えているので、買い物に行くために車に乗る必要も減ってきているのではないかと思いますが。でも、病院などは困りますよね。Uberを呼んでいる人たちもいるのでしょうね。

  4. けいさん、コメントありがとうございます。

    確かに場所によってはそのような心配はありますね。迂闊にバスや電車に乗れません。だとすると、やはり車はなくてはならないものですよね。

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