お前ぇ、いい加減に吐いたらどうなんだッ!?

クリスマスイブの朝、チョコマカと貯まってた手元の小切手を最寄りのATMに持参した時のこと。

小切手が「ウィ~ン」とATMに吸い取られ、画面に表示された「Complete Deposit」ボタンを押下して、その次は「Print Receipt」ボタンを押下。そのままスムーズに「Take Card」ボタンの押下で預金完了。

いつもなら平和に終わる一連の動作のはずが、ここでフリーズ。僕のデビットカードを吐き出す前にフリーズ。

ATMって固まるんすね。その後、血迷って「Cancel」ボタンをタタタンと連打するが、同じ画面のままウンともスンとも言わない。さてどうしたものか。

カラッと晴れて、非常に清清しい午前中のダウンタウンだが、世間はクリスマス休暇に突入後。やはり車の行き交いは、まばらだし、近所に銀行関係者がいる気配もない。

「こりゃいかん」とATM脇に記載のフリーダイヤルに電話(こういう時に限って携帯の充電不足気味でしたが)。

「営業時間外」のアナウンス無く銀行のコールセンターには繋がるが、自動音声がやたらと長い。以前のように番号を押して目的の問い合わせ先に延々と進む面倒臭さはないが、自動音声に向かって「Yes、No」を口頭で言いながら進んで行くのも、ほぼ同様に面倒臭い。大体「1~9番」まで各案内があって、その後にやっと「オペレータ」に繋がる「0番」がアナウンスがある時点で、すでにぶち切れ状態(「吸ってぇ~吐いてぇ~」と深呼吸しながら受話器を耳にあて、一人ガラスにうな垂れてました)。

現在アメリカの大手コールセンターはかなりの割合でインドの会社が担ってるので、ある程度予想はしてましたが電話先に出たのは、結構インド訛りの激しい「ボブ」(ちなみに実際Bank of Americaのセンターがインド系かは未確認です。あしからず)。「インド訛りのボブ」という響きに違和感を覚えつつ説明開始。

この手の質疑応答を経験された方は記憶にあるかも知れませんが、とりあえずこのやり取りがまた物凄い面倒臭い。軽く状況説明をすると、全部「今あなたが仰ったのは…」と自分の説明を完全に繰り返してくれます。その後、ある程度同様のやり取りをして、やっと「じゃ今のカードは停めます。新しいカードは5~7日後に郵送となります」という流れに到達。

あれから10日間が経過しました。

まだデビットカードの「デ」の字も見かけてません。

外食はなく、お米ばっか食べてます(男泣き)。

今回の件をきっかけに少し考えた(ちょっと鈍過ぎな)のですが、やはり手元には最低限の現金を残しておくもの。そんな元「完全現金派」の現「全部カード払い派」の憂いと反省でした。

この話をFacebookでぼそっとつぶやいたところ、かなり反応がありました(その中にはErinaさんの一言も…)。

完全現金派や地方小規模銀行派、クレジットユニオン派などがいましたが、ほぼ皆が賛同していたのは「Bank of Americaはいかん」という意見。でも、もしアメリカ国内の移動が多い場合、(無駄なATM手数料を避けたいので)全州にほぼ必ず店舗がある「BoA」しかないような気がするのですが…

皆様、どうされてます? 

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7 comments on “お前ぇ、いい加減に吐いたらどうなんだッ!?”

  1. テネシーにMBAで留学している者です。
    クリスマスイブの貴重なご経験、不謹慎かも知れませんがシェアいただきありがとうございました。

    ちなみに私もBoAを使っており、サンクスギビングにテネシーからNYへ出かけたときのことです。ATMで100ドルおろし、買い物の支払いをデビットカードで決済しようとした所、店員が「このカードは現在、使えない」と。。。

    その理由に全く見当がつかなかったのですが、その数分後、BoAから自動音声の電話がかかってきて、「住所から離れた地点でATM使用が確認されたので、サービスを停止した」との知らせを受けました。ATMから道中、食事や細かい買い物をして、財布の中には30ドルしかなく、どうしたらよいのか相当焦りました。

    音声では再度オープンにする為には別の番号へ電話するようにとの指示があり、その後、コールセンターとはブログでお書きになられたような長い交渉がありました。

    全米各地にATMがあるのでBoAに決めたのですが、出先で毎度、サービスを止められてしまうことを考えると首をひねってしまうセキュリティサービスでした。

    以降、遠出する時は財布にタクシーで移動できるくらいの現金は持つようにしています。

  2. ■Haragucciさん
    コメントありがとうございます。

    いや、普通に笑ってください。
    こんな寂しい想いは一人では抱え切れないです。

    それにしても、NYでの経験は結構焦りますね。
    なんだかんだ、今回地元での出来事なので、「ちょっとブルー」程度で済みましたが、あれがNYだったら…

    そういえば、旅行前は必ず銀行に「渡航予定」の旨を伝えなくてはいけない、てルールありますね。あれは国内も含まれるんですね。最近ウィチタから出てなくて、すっかり忘れ気味です。

    やっぱある程度現金を持ち歩く(または手元に残しておく)のが無難ですね。

  3. 大変でしたね~・・・。
    クリスマスイブに人気のないATMの前であの電話アナウンスを待っているTatさん・・・ちょっと想像して笑っちゃいます。ごめんなさい。寒くなかったのが何よりですね。って寒かったのかな?
    そんな、カードが出てこないっていうことあるんですね。結局ATMの故障だったのでしょうか?
    私はデビットカード99%の生活を送ってるので、これがなくなったら大変ですよ。こないだ、BofAがデビットカードを有料にするかもっていうニュースもありましたよね。

    私は某大手銀行Cを使っていましたが、嫌気がさしてカリフォルニアメインのUにしました。でもそれも先週のあることを機に嫌気がさして、今は旦那の使うクレジットユニオンに移行しようか考え中です。
    大きい銀行は便利ですが、商売カラーが強すぎてあまり融通が利かないし、面倒くさい。「インド訛りのボブ」もそれ。(私は南アフリカのアレックスとかに出くわしました)
    小さい銀行やクレジットユニオンだと、地元のコーラーが対応してくれるんですよね。

    >Haragucciさん
    カードの不正使用を防ぐためのシステムが、カードの利用を止めちゃうんですよね。前に働いていた会社がこのシステムを作っていました。
    でも国内でそんなに敏感に引っかかっちゃうのは面倒すぎるかも・・・。

  4. デビットカード使用は国内旅行でも要注意なんですね!やっぱりチェックブックはどこへ行くにもかばんへ入れておくべきか。。

    私は、汚い手書きのチェックを読み取る、銀行のハイテクATMに畏怖の念さえ抱きますよ。でもやっぱり機械は故障するんですね。

  5. ■Erinaさん
    ATMは室内だったので、精神的に寒かっただけですね。
    もう四つんばいで男泣きしてました。

    BoAの手数料徴収が話題の頃、やはり銀行を変えようか検討してましたが、実際これはこれで結構面倒ですよね。まぁローンがある訳ではないので、そういう大人な事情が影響し始めたら、クレジットユニオンとかに顔を出そうかな…
    地元のコーラーに対応してもらえるのが比較的安心ですよね、やっぱ。

    ■Maki-Kさん
    普段小切手帳を持ち歩く習慣がないので、若干違和感がありますが、やっぱ必要ですね(ただ最近小切手受付けないお店も結構ありますけど)。

  6. Tatさん>
    銀行に渡航予定を伝えるルール、初耳でした!渡米してから4ヶ月で初めて州外へ出たので、システムが反応したのかもしれませんね。。
    今年もNY他、フロリダ、コロラド、カリフォルニアあたり訪問予定のため、次回は事前連絡をしてみます。情報ありがとうございました。

    Erinaさん>
    国内、しかも100ドルで凍結されてしまい、最初は状況が掴めませんでした。電話によるノイズ混じりの英語の聞き取りに苦戦し、何回も自動音声をリピートしてようやく把握できた次第です。
    この件で、しっかりとシステムが作動することは身体を張って確認いたしました(笑)

  7. そんなわけで、昨夜仕事から帰宅後、郵便でデビットカードが届いてることを確認できました…
    はぁ長かった。やっと「白米に醤油」メニューから、「おかずと白米と醤油」にランクアップできそうです。

    ■Haragucciさん
    素晴らしいですね、その行動範囲。是非気をつけて行ってらっしゃいまし。

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