最近、仕事がかなり忙しくなってきました。
先日も書きましたが、先週、うちの会社がある大手メーカーとタッグを組むことが決まりました。うちとしては、これから数年安泰と考えています。取引の量が半端ではないので。
CEOを初めとするトップ連中ははしゃぎまわって喜んでいます。ま、それも理解できますけどね。もし、これが取れていなかったら、会社がどうなっていたかわかりませんから。
で、今週...。プロジェクトがぼちぼち立ち上がり始めています。
プロジェクト開始時には、「キックオフミーティング」をやるのが一般的です。今週初めにそれがありました。
プロジェクトマネージャーが詳細スケジュールを立てています。
システムアーキテクチャーグループがシステムドキュメントを作り始めました。
われわれもそのシステムにしたがって、スケジュールの見積もり、商品規模の見積もりなどなど、こまごまとしたものを作り始めています。
それと並行して...
今までやってきている別のプロジェクトについても、いろいろとやらなければならないことがあります。これも、われわれのグループだけで動けば良いのではなくて、他のグループも巻き込んで、ドンチャンやる必要があります。
ですから、今週に入って、ミーティングの山。1日4つのミーティングに出席...なんてこともあります。
たまに、「あれ、これって、どのプロジェクトの話だっけ?」と聞いてしまうほど混乱することもあります。
今のこの時期、会社として忙しいってことは喜ぶべきことだと思いますが、度が過ぎるとまずいですね。仕事のことで頭がいっぱいになってしまうので、それがプライベートに及んでしまうと...。
プライベートはプライベートで、また、やりたいことがたくさんありますからね。家族とか、趣味とか...。
ま、今のうちは週末に出勤すると言うようなことはありませんので、まだまだプライベートの時間はたっぷりあります。
さて、明日は何をしようか...。
投稿者: Masa
喜ぶべきことか...
アメリカ学歴社会
以前も話したことがありますが...
日本は学歴社会ですよね。
大企業に入社すると、大学ごとに派閥みたいなものができていて、どう言うわけかレベルの高い大学出身者がガンガン出世していくとか。同じ仕事をしていても、高学歴の人の評価の方が高くなってしまうとか。
一昔前にはそんな話はごろごろしていました。
今はどうなんでしょう...。
灯台出身だとか、京王出身だとか言うと、皆さん一目起きますよね。あの、堀江モンさんも、なんだかんだ言って、灯台出身ですよね。卒業してたかなぁ...。ビルゲイツみたいに入ったけど、中退...でしたっけ。
アメリカにもやっぱりそのような風潮があって...
スタンフォード出てるって言うと、「すっげー」となります。スタンフォードでエンジニアリングの学位を取って、ハーバードでMBAを取ったと言う非常に美しい学歴の人を見たことがあります。アメリカ人から言わせても、そのような学歴の人は「超美しい」ようです。
アメリカって、もしかしたら日本以上に学歴社会なのかもしれません。
これも以前話したことですが、人を採用する際に、履歴書をたくさん見るのですが、皆さん、やはり、出身校を採用可否を決める項目の一つに入れています。かなり重要なポジション。
多少、面接の出来が悪くても、出身大学が美しければ、採用してしまうとか。
あるいは、博士課程を出ていれば、それだけで採用してしまうとか。
うちも結構学歴を重視する会社かもしれません。
名刺には、出身大学名こそ書きませんが、博士課程を出ている場合には、名前の上に、「PhD」が付きます。修士課程を修了していても「MS」は付きません。
また、オフィスの前には名札が貼り付けられているのですが、博士課程出身者の名札には、「PhD」が付いています。最初見たときには笑ってしまいましたけどね。「PhD」が付いていることで、何か変わるのかと思いました。頭がいいの?
また、システムアーキテクチャ設計をしている部署などは、すべて博士課程で固めているようなところもあります。
こう言うのを「学歴偏重」って言うんですよね。
思うに、確かに、良い大学を出ている人とか、博士課程を出ている人とかは、もともと頭の良い人なんでしょうね。私のような凡人とは頭の構造が違うのでしょう。
でも、頭が良いから仕事ができるとは言えないんじゃないでしょうか。仕事ができるできないは、その人が今までにどれだけ経験してきたかによると思うんですね。確かに、頭の良い人は、ふつーの人よりも飲み込みが早いでしょうから、同じ時間でももっとたくさんのことが経験できると思いますけど。
ここ数日、数人、面接をしたのですが、やはり良い大学を出ている人よりも、経験のたくさんある人の方が、「できる」と思いましたね。履歴書に大学名なんて書く必要ないと思うんだけどなぁ...。
学歴のない人間の負け惜しみでした...
オフィスの清掃
日本にいたころは、大連休前には必ず、課内総出でオフィスや、ラボなんかを自分たちで掃除してましたね。それが1つのイベントになっていたりもしました。
その他にも、外の業者が毎日夕方(だったか昼だったか)オフィスを掃除しにきていました。おばちゃんが雑巾片手に「はい、はい、ちょっとごめんなさいね」と私の机をきれいに拭いてくれていたのを覚えています。
アメリカの会社は...と考えてみると...、自分たちできれいに掃除するってのはあまりないですね。そう言うイベントもありませんし。
たまに、ラボの床の油引きなんかがありますので、そのときには、多少自分の机の周りに落ちている紙くずなんかは捨てますけど。
となりのケビンの机の上を見ても、書類が無造作にドサっと置いてあるだけで、あまりきれいになっていません。
そのまた隣のインド出身のアミット君のオフィスを見ると...紙が山積み、ジュースの空き缶、おととい食べた(?)ハンバーガーにはさまれていたレタスの残骸などなど、いろいろなものが散らばっています。「こいつ、掃除ってのを知らないんだろうなぁ」と思うほど。ま、彼ほどの「きれい好き」はなかなかいませんけどね。
自分のオフィスの管理はすべて自分に任されていますので、会社の備品を壊さない限り、どうなっていても、何をしようが、基本的には問題ありません。ま、食べ物の残骸をそのままにして、異臭を放っているような場合は別ですけどね。
その人のオフィスの状態を見れば、どんな仕事の進め方なのか、大体想像は付きますよね。なるべくきれい好きな人と仕事したかったりして...(笑)。
こちらでも、日本と同様、外部の業者がオフィスの掃除をしに来ます。
普通は夜。8時以降かな。最近はもっと遅くなっているかもしれません。
メキシコなどの中南米出身者の低賃金層の方々の仕事になっています。
机の上をハタキではたいて、床を掃除機ではくだけ。基本的には、机にあるものも含めたオフィスにあるものには絶対に触れてはいけないことになっているようです。個人的には雑巾がけもお願いしたいところですが。
よく話しかけてきてくれるおばちゃんがいるんです。話しかけると言っても、スペイン語のみ。英語ゼロ。でも、雰囲気で会話しています。あちらがスペイン語で話して、私がそれに対して英語で答える。多分、50%以上は会話にはなっていないだろうなぁ。私も、「コモエスタス」とか「ムイビエン」、「オラ」とか「グラシャス」、「アスタマニァ~ナ」くらいの挨拶の言葉はわかりますが、それ以外のスペイン語はゼロ。このおばちゃんたちがいてくれないと、会社のオフィスが無法地帯になってしまうんだなぁなんて考えてみることもあったり...
身の回りはきれいにしなくては...。
アメリカ企業の電話
日本の会社の場合、少なくとも私が勤めていた10年ほど前は、オフィスには共用の電話が設置されていました。
そうですね、4、5人に1台くらいの割合だったか。課長や部長など、偉くなると自分の机に1台、電話を置くことができました。
書く電話には、1つずつ内線番号が割り当てられていましたが、外線は確か3つとか4つくらいだったか。つまり外線は課内で共有するってことです。
誰かが課長宛の電話を受けた場合は、その人が課長の机の上にある電話に転送したり。あるいは、誰もいないグループの電話が鳴った場合には、隣のグループの人間がリモートでピックアップしたり。
結構複雑なことをやっていました。
今はどうでしょうか。
構内用のPHPを持ち歩いている人に対しては1つずつ電話番号が付与されているとか。あるいは、携帯電話のみとか。多分、ずいぶん変わっているのでしょうね。
10年ほど前にアメリカに来て、すでに4社ほど会社を変わっていますが、すべての会社で、必ず、電話は1人1本与えられています。つまり、自分専用の外線を持つと言うことです。
もちろん、受付にも電話があって、そこにかかってきた電話は、自分の電話に転送されてくるのですが、そのようなことは年に数回あるかどうか。
自分の名刺には自分のオフィスの電話番号が入っていますから、必ずそこにかかってきます。
自分の家族も何も気にせずに、電話をかけてきます。ま、携帯電話もありますけどね。
ずいぶん昔に、このブログにも書きましたが、1人1台電話が割り当てられていますから、電話会議などは、自分の机の上で参加できるわけで。ですので、居眠りもOK(失礼...)。
今の会社の電話は、VoIP電話で、ネット接続されていますので、結構いろいろな機能があったりします。
たとえば、オフィスに不在で、留守電になった場合、その録音音声がメールで送られてきて、パソコン上で聞くことができたりします。つまり、たとえば出張中に留守電があった場合には、出張先で留守電の内容をパソコンで聞くこができるってこと。
また、オフィスの電話を自分の携帯にすべて転送することもできますし(つまり、オフィスに電話がかかってくると、携帯が鳴るってことです)。
極めつけは、自分のノートブックパソコンのみで電話会議に参加できるってこと。ノートブックパソコンには普通スピーカーとマイクが付いていますから、ネット上から電話回線に接続して、スピーカーとマイクでもしもしはいはいができるってことです。スカイプみたいです。
昔から考えれば、今は空想の世界の話です。
技術先進の日本なら、もっとすごいことをやっていそうですね。