携帯電話で有名なモトローラ...最近調子悪いですね。
携帯電話歴ン十年。一昔前は、シェアが1番。でも、最近では、ノキア、サムソンに追い越され、3位に甘んじている。おまけに4位以降のメーカからは後ろからおいかけられ。
さらに、このところのレイオフ(解雇)で、優秀なエンジニアが競合メーカにどんどん流れ込んでいるとか。噂に寄れば、iPhoneを出したアップルコンピュータへも、数百人の前モトローラ社員が雇われたとか。どおりで携帯電話開発が初めてのアップルにしては、設計細部にいたるまですばらしい出来のはず。
競合のノキア、サムソンにも大量の前モトローラ社員が流れ込んでいるとのこと。痛いのは、マネジメントの連中が引き抜かれていると言うこと。優秀なマネジメントが抜けると言うことは、これまでのモトローラの文化がどんどん崩れていくことになりかねないですね。
実は私も2000年ごろにモトローラで働いていました(暴露)。私もレイオフを食らったうちの一人。部署ごとごそっとレイオフされました。そのころのビジネスユニットの長は、今、デルコンピュータのバイスプレジデントをやってます。ディレクター連中も、今ではいろいろな会社に散らばっています。
先週、7年ぶりに、レイオフされた連中とレユニオンパーティをする機会がありました。懐かしい顔がたくさん。今でもほとんどの人間がサンディエゴにいるのですが、顔をあわせる機会がほとんどありませんので、「今何やってるの?」、「あいつはどうしてる?」など、話が盛り上がります。
そのモトローラ、最近、あのクァルコムからCEOを雇ったんですね。かなり切れ者らしく、モトローラ再生のためにクァルコムから引き抜かれたらしいです。ただ、どんなに出来るやつでも、今のモトローラを立て直すこと、相当荒療治をやらなければ難しそうです。
今後の動きに興味があります。
投稿者: Masa
モトローラ...大丈夫かな
アメリカ流履歴書-サマリーを書く
先回(アメリカ流履歴書-カバーレターの話)は、今まで書いてきたことにリセットをかけると言いましたが、やはり、以前書いたことがもったいないので(苦笑)、続けて書くことにしますね。Sorry for your confusion.
さて...
ここで言う「サマリー(概要)」はレジュメの「まとめ」ではなく、「あなたについての概要」と言う意味です。
レジュメのサマリーには、「ちょっとやり過ぎじゃないの?」と言うほどの強烈な言葉を使う必要があります。応募職種に関して、なぜ、あなたがその会社に適した存在なのかについてうまく表現します。
サマリーには、自分の優れた才能、特質、そして、これまでに上げた成果について書かれていますから、あなたとしては、それを採用者にじっくりと読んでもらいたいはずです。
採用者はサマリーを読んで、あなたがそのポジションに最適な人間であることを受け入れる必要があるのです。ですから、サマリーの中で、あなたは光り輝いて見えなければならないですし、あなたの内に秘めた可能性が的確に表現できていなければなりません。うまくやれば、採用者はサマリーを読んだ後に、半ば強制的に「続きを読みたい!」と言う気持ちになるのです。
サマリーを書く際には、自分の特質をうまく表現出来るような「カラフル」な言葉を選んで使います。「歯が浮く」ような言葉で自分を表現するんです(笑)。例えば、あなたが営業のセンスを持っているのであれば、「記録的な速さで成約率50%を達成」のような言葉を使えばよいでしょうか。もちろん英語ですよ(笑)。
また、あなたが私のような技術者であれば、
An innovative, self-motivated, results-oriented, professional experienced in product design and project management of high technology electronics.
なんて書けるかもしれません。うそは書いてはいけませんが、このくらい「歯の浮く」ような形容詞を使って書くべきだと思います。これでもまだ生易しいかもね。
ここでは、あなたが、いかに凄い人間で、際立った存在であるかについての情報を書くようにします。可能な限り、叙述的な言葉を使うようにして、うまく書いてください。雇用主が、サマリーを読むことによって、あなたのみが、そのポジションに相応しい存在であると理解すればよいのです。言うほど簡単じゃないかもしれませんけどね。でも、とにかく書いてください。
「サマリーは、将来の雇用主のニーズに合うように調整すること」...、これ大事です。
まず、レジュメを書く前に、自分の狙っているポジションに関して、自分自身が最高の候補者であることを端的に表すような言葉、あるいは文言を考えなければなりません。そのために、将来の雇用主が探している理想的な候補者がどんな人物なのかを想像して、その人物が持っている特質とかスキルなどをメモします。
それが出来たら、雇用主の特定のニーズにばっちりマッチするように、今挙げた言葉や文言を調節して、サマリー部分に書いていきます。いや~、難しいですね。日本語でも難しいと思いますが、それを英語で書くんですからねぇ~。
これくらい脅しておけば、真面目に書いてくれますよね(爆笑)。
肯定的な言い回しで、狙っているポジションについて自分のユニークな才能を証明するように書いていきます。叙述的な言葉で書く練習が必要かもしれませんね。叙述的...か...。
もし、自分がすばらしいリーダーであることを書きたいのなら、
Proven leader with initiative, motivational skills and experience that cause others to act
と書くのはどうでしょう。initiative、motivational、talented、smartなどは良く使う言葉ですので、惜しげもなく使いましょう(笑)。また、goodとかcompetentなども良い言葉ですね。あなたがいかにすばらしい特質を持っていて、そのポジションで能力を発揮できるかを説明するのです。
以下に、サマリーを書くための基本的なアイデアについて挙げてみましょうか。全てを網羅する必要はありません。あなたのスキルセットにベストマッチするものを選んで使ってください。また、自分なりにアレンジするのも良いでしょうね。大切なので、もう一度言っておきますね。このサマリーと言うのは、あなたのレジュメがレジュメとして最大限の効果を発揮するかどうかを決めると言っても良いほどのものですから、十分に吟味して書きましょうね。
・簡潔な言葉で専門性を示すことから始める
・簡潔な言葉で幅広い知識と専門分野での経験を証明する
・以下をさらに説明する
-自分のスキルセットの範囲
-スキルや経験の多様性
-特筆すべき成果
・その他
-特筆すべき資質
-特筆すべきキャリア目標
さて、次は...何にしようか...。順番でいくと、自分が持っているスキルとか、これまでの成果とか書くんですよね。次回までにネタを考えます。
サンディエゴ・パドレス - とりあえず行ってみる?
今日は、「超」久しぶりにサンディエゴパドレスのデーゲームを家族で見に行きました。
家内が会社でタダ券を4枚ゲットしてきました。家族で野球観戦など多分これが最後になると思いましたので、とりあえず、行ってみることに。
日本の会社でもあるかもしれませんが、こちらの会社では、野球やフットボールのタダ券が配られることがよくあります。うちの会社はスポンサーになっていないので、タダ券が配られることはありませんが、プレステで有名な会社とか、クラウンで有名な会社では、結構配られているようです。広告費を払うと、それについてくるのでしょうか。私のある会社の友人は、VIP席の券をゲットすることもあって、野球観戦だけではなく、飲み食いもタダ。今度は、そのおこぼれに預からなくては。
われわれの席は40ドル。一塁パドレス側の内野席でした。
そのパドレス。今、ナショナルリーグでドベを爆走中。去年はリーグの西地区でトップだったのに、今年はとにかく弱い。打てない。だから、応援する気にもなりません。が...せっかくタダ券をいただいたので、今日一日はパドレスの応援をすることに。
相手はコロラド・ロッキーズ。これまた、弱いチームで、現在ドベ3。弱いもの同士、どちらが勝っても、大勢に影響はありません。そのためか、観客も若干少なめ。開いている席もかなりありました。でも、試合中に発表された観客数は26,000人とか。
試合は投手戦。パドレスは、150キロを超える速球でグイグイ攻める、Jake Peavyを起用。相変わらず三振を量産。「これほどのピッチャーを持っていながら、なぜ最下位?」と思わせるほど。打線がついていっていないと言うことでしょうな。
5回にパドレスがようやく得点。相手は依然0更新。9回の表、パドレス1点リードで、お決まりのように、押さえの切り札、Trevor Hoffmanの登場。ところが、今日のHoffmanは冴えません。相手に1点を取られ、同点。ここに今年のパドレスの弱さがあったか...
でも、9回裏に逆転さよならでパドレスの勝ち。
結局、あれほど頑張ったPeavyなのに、勝ち負けはつかず、Hoffmanが勝ち投手になったのです。Peavyの気持ち、わかるなぁ...
ともあれ、家族揃っての野球観戦は大変楽しいものとなりました。
アメリカ流履歴書-カバーレターの話
このカテゴリー、随分前に作ったのですが、最近ネタ切れ状態で、と言うよりも、私自身の勉強不足で思うような記事がアップできていませんでした。
が、このカテゴリーの記事を待っていてくださる方も結構いらっしゃるようなので、ふんどしを締めなおして(失礼...)いろいろな情報をお届けしようと思います。
今まで、順を追ってレジュメの書き方をご説明してきましたが、一旦ここでリセットします。随分、自分勝手ですね(汗)。いつかはつじつまを合わせますのでお許しを。
では...
今回は、レジュメにつき物のカバーレター(Cover Letter)についてお話しようと思います。
日本ではどうでしょう...カバーレターと言うものはあるのでしょうか?履歴書の表紙になるものです。挨拶状とも言えるかな?
このカバーレター、あなたが求職活動をする際に、レジュメと同じくらい非常に大切なもので、その中で、あなた自身を紹介するだけではなく、あなたのレジュメの内容についても紹介することになります。
分かります?
あなたのレジュメが求職活動の中で非常に重要な役割を担う一方、レジュメにカバーレターを含めると言うことは、レジュメと同様、非常に重要なことなんですね。
では、どう言うことを書けば良いか。ちょっといくつかポイントを挙げてみます。
・当たり前のことですが、望んでいるポジションの職務内容を、カバーレターの内容と合致させます。つまり、あなたがいかにそのポジションに向いていて、あなたを雇うことがその企業として最良の判断であることを、歯が浮くほどうまい言葉を使って書きます。
・将来の雇用主に、あなた自身を良く知ってもらうことを目的として、必要に応じてポイント、ポイントを強調します。
・そのポジションに適していると考えられる、あなたが持っている経験について書きます。
・とにかく、あなたが将来の雇用主に言いたいこと全てをうまくまとめて書くことが大切です。
・そして...このカバーレターを見た採用責任者が、レジュメに自然に導かれていくことが最大の目的になります。
カバーレターをまとめる際には、あなたは、自分自身がその仕事に最も適した人材であることを売り込むことが重要になります。そのために、経験や、才能、そして能力など、新しい雇用主に知ってもらいたいことを書いていきます。他の候補者の中で抜きん出た存在になるためにも、出来る限り具体的に、しかも簡潔に書いてくださいね。
カバーレターは簡潔である必要があるのです。何ページにも渡るようなものであってはいけません。カバーレター=表紙ですから、だらだらと書かれていると読みたくもないですからね。それに、カバーレターが長いと、それだけで読むのに疲れてしまって、本題のレジュメを見る前にゴミ箱行きになる可能性だってあります。簡潔で、しかも、あなたが応募しているポジションに関連したポイントを含んでいる必要があります。レジュメの中の重要ポイントですよ、いいですか。雇用主がその職務に関して、あなたがどの程度の経験を持っていて、どの程度の専門知識を持っているのか明確に分かるようにうまくまとめてください。
あなたは、カバーレターの中で、そのポジションに関しての専門家となっている必要があります。雇用主が知っていなければならない、あなたに関連したすべての情報がうまく表現されていなければなりません。簡潔にですよ、簡潔に。
これらのことをうまく文字にすることができれば、採用責任者は、必ずページをめくって、本題のレジュメに目を移していくはずです。
レジュメは大切です。でも、カバーレターもそれと同じくらい大切なのです。
ですから、レジュメと同じくらい真剣にカバーレターを書いてください。
グーグルで”cover letter”を検索すれば、たくさんのサイトが出てきますので、適当に選んで中を見れば、サンプルを見ることが出来るはずです。いろいろなサンプルを参考にして、ベストのカバーレターを作ってくださいね。で、レジュメといっしょにして、意中の企業に送付するとか、知り合いを通じてヒューマンリソース(人事)に出しましょう。
そして、先方からの面接の連絡を待ちましょう。
ひそひそ話
いや~それにしても冷えるなぁ~、この部屋は。
先日も「オフィスが寒い」で書きましたが、とにかく寒い!これで平気でいられるアメリカ人(とは限りませんが)の皮膚がどうなっているのか調べたいくらいです。
さて、今日は、本社から以前あるプロジェクトでいっしょに働いたことのあるカナダ出身のエンジニアが私をたずねてきてくれました。彼とは今は別の仕事をしています。プロジェクトマネージャとあるプロジェクトについてのミーティングがあったとか。
とにかく、良いこと悪いこと、何でも言える間柄です。こう言うのを親友って言うんでしょうか。
私「どう、最近は?」
彼「ん~、何だかなぁ~って感じかな」
私「お前も?」
彼「何、お前もそう思ってるの?」
私「まぁねぇ~。例の話、聞いたことあるでしょ?あれ、納得できないんだよね。」
彼が私に近寄ってきて...
彼「あ~、あれね。どうかしてるよ、あれ...」
私「そう思うでしょ?皆、知ってるんだよなぁ~」