MLMって知ってますか?

MLM = Multi Level Marketing



ご存知でしょうか?



ネットワークマーケティングの一手法のようですが、簡単に言えば、「マルチ商法」、もっと悪く言えば、「ねずみ講」かな...。



一昔前はアムウェイが有名でした。



アメリカ国内でも、いろいろなMLMがあり、いたるところで新しいものが発生しているようです。流行病みたい。



商品は、化粧品健康食品サプリメントジュースなどなど、あらゆるものが販売されているようです。



ウィキペディアによれば、



「マルチ商法は、ピラミッド型の階層組織を形成することや、新たな参加者の勧誘などの販売展開の方法が、ねずみ講に似ているものとして捉えられており、違法であると誤解されていることが多いが、法律の規制を遵守し活動する範囲においては、違法な活動ではない。」



らしいですね。



ものによっては、商品を定期的に買い取らなければならないらしく、思ったほどの報酬も得られないとか。あるいは出て行く一方の場合もあるようです。



私はMLMには全く興味がありませんでしたし、今でも興味はないですね。



「マルチ商法」と言う言葉を聞くと、悪いイメージしか浮かんできませんから。



最近も、あるミーティングに参加したとき、ミョーに親しげに話してくる人がいたのですが、彼、MLMをやっているようで、しきりに私を勧誘してきました。健康ドリンクを販売しているそうで、「体に良いから、絶対に売れるはず。日本でも最近販売を始めたんだ。」とか。



健康ドリンクなんか、わざわざ大枚はたいて買う人ってそうそう多くないですよね。月額いくらか払って、毎月送られてくるジュース、飲みます?



化粧品はどうでしょう。肌に優しい基礎化粧品。女性の方、資生堂とか、エステローダーとか、ブランド物の方が興味ありません?うちのお袋は「ちふれ化粧品」を使ってましたが(関係ないか...)。



アムウェイって、最初は何を販売していたんでしたっけ?日用雑貨だったかな?おなべとかのキッチン用品だったか。



あれも、悪徳マルチ商法と一時期は騒がれましたよね。私が生まれる前からあったらしいですね、あの会社。日本に入ってきたのは、1980年ごろだそうで。



でも、合法のビジネスだったみたいですね。ただ、その販売員と言うか「ディストリビューター」のやったことがまずかった。「誰でも簡単に大金が稼げる」みたいな違法な宣伝活動をしたがために、アムウェイを悪徳業界で一躍有名にしたんでしたっけ。でも、今では超健全な販売活動をしているようです。



最近は、MLMの中でも、かなり凝ったものが出てきました。今までは、ほとんどすべて、化粧品や生活用品などの「ハードウエア」を商品にしていましたが、最近、「ソフトウエア」を販売するところがでてきました。



チョー頭良い人がいるもんですね。MLMが大嫌いな私も「ほぉ~」とうなるほどのもの。



「インターネットで広告スペースを販売する」



これをMLM方式で行うんです。商品買取なんて必要ありませんよね。単なるソフトウエアですから。



今まで、大金をはたいて、イエローページなどの紙媒体を使って広告を出してきた小さなショップに向けてサービスを展開するもの。



これを思いついた人、チョースマートですよ。



たとえば、われわれが何か美味しいものを食べに行こうとしたとき、ネットで、「San Diego French Restaurant」とか、「Manhattan Japanese Restaurant」とか、グーグルとかヤフーで検索しますよね?検索結果で出てきたところを、一軒一軒見てみて、サービスの良さそうなところ、美味しい料理を出していそうなところに行きません?



今後、ますます伸びるインターネットを、広告サービスに使う。頭、良すぎますよ。



既存のサービスを組み合わせて、新しいサービスを創造することはよくありますが、これほどポイントを突いたものは、最近見たことがないですね。



俺もガンバロっと。

続きを読む

Swine Flu

アメリカ_豚インフルエンザ



Swine = 豚



Flu = インフルエンザ



Swine Flu = 豚インフルエンザ



ご説明するまでもありませんね。今、世間を賑わしている豚インフルエンザ。



メキシコ市で発生したのが最初なんでしょうかね。すでに死者は100人を超えているとか。



私の住むサンディエゴでもすでに4人(8人だったか...)感染者が見つかったそうで。ニューヨークでは8人とか。症状はそれほど重くなく、すでに回復しているとか。



思うに、これはものすごい勢いで広がるでしょうね。インターネットのように、昨日の夜、メキシコシティにいた人が、今朝、東京にいるってなんてことが当たり前の世の中ですから。



サンディエゴでも4人見つかってますよね。ゴキブリやねずみではありませんが、1匹見たら、何百匹はいるのと同じで、すでにサンディエゴには患者予備軍がたくさんいるはずです。



私の会社の同僚は、毎日のようにロサンゼルス方面まで出張してますから、あちらに飛び火するのも時間の問題でしょう。



鳥インフルエンザと言い、豚インフルエンザと言い、今見つかったような病気ではないですよね。どうして大騒ぎになっているのでしょうか?今まで動物しかかからなかった病気が、突然変異を起こして人間にかかるようになったのでしょうか。多分そうだな...(自分の無知をさらけだしていますが)。



うちの奥方も、昨日の夜から具合が悪いと言っているのですが、「そりゃ、豚インフルエンザだろう。もう、2、3日もしたら、家族全員かかっているだろうね。」なんて脅していますが。



メキシコでは100人を越す死者が出ているようですが、早めにきちんとした処置をすれば、特に大きな問題にはならないそうですね。そうなら、「別に他の病気と変わらないじゃん。」と言うのが私の思うところ。



「あまり大騒ぎをする必要もないかな」と余裕をかましているのですが、そんなに悠長なことも言ってられないのでしょうか(また無知をさらけだしてるな...)。

続きを読む

It’s no brainer, “YES”!

先日のSusan Boyleに引き続き、Britains Got Talent 2009の中から、また一つ、すばらしいビデオを見つけました。



晴れふらさんではありませんが(笑)、これを見て涙が出そうになりました(出てたかも)。



シングルマザーの12歳の少年が歌います。



何もお話することはありません。ご覧ください。


Shaheen Jafargholi – 12 Year Old Singer – Britains Got Talent 2009 Ep 2

続きを読む

アメリカ人と寿司屋

アメリカ_寿司



先週の金曜日の出来事。



ここ、「アメリカでコネクション作り」でも話しましたが、その彼(ミック)と久しぶりに食事をしました。



ミック&奥さん 「Masa、どこにしようか?」



私 「どこでもいいよ。2人の好きなところに行こうよ。」



ミック 「じゃぁ、オーシャンスシに行ってみようか。」



私 「(聞いたことないよなぁ...)それってどこにあるの?」



ミック 「すぐそこ。ほら見えるでしょ?」



私 「あぁ、あそこ...(やべ...いかにも偽者って感じ)。」



ミック 「あれ~、結構混んでるなぁ...。並んでるよ。」



私 「結構人気あるんだねぇ。違うところにしよっか(ほっ...)。」



ミック 「じゃぁ、『つーるーやぁ』に行こう。」



私 「え?何て言ったの?スペルしてみてよ。」



ミック 「T-S-U-R-U-Y-A



私 「ああ、『つるや』ね。」



ミック 「え?どうやって発音するの?」



私 「『つ・る・や』」



ミック 「『トゥ・ロゥー・ヤ』?」



私 「俺、知ってるよ。アメリカ人って『』をうまく発音できないんだよね。」



とかなんとか会話をしながら『ツルヤ』に向かいました。



私 「あれぇ~、ここ、ジャパニーズじゃないねぇ(汗)。」



ミック 「うん、コリアン(韓国)。」



私 「あっそ、おいしいのかなぁ...。」



ミック 「この辺じゃトップクラス。値段もチョー安いしね。ここにしよ♪」



言われるがままにレストランの中に入っていきました。



「いらっしゃいませ~。」



韓国人と思しき寿司シェフたちがわれわれに「不自然な」日本語で挨拶をします。



ミックたちは、何度か利用しているようで、「Hi How You! (ハ~イ、ハゥァ~ユゥ~)」を連発しています。



ミック 「ヘイ、Masa。どうして、日本人の女性店員は、『Hi How You! (ハ~イハゥァ~ユゥ~)』って言うの?必ず、言い方も全く同じ。どうして?」



私 「(そんなんわかるわけないじゃん)そう?発音、変かなぁ?」



ミック 「特別変じゃないけど、みんな同じように発音するから。」



確かに言われてみれば、どこの日本食レストランに行っても、女性の店員は必ず、「Hi How You! (ハ~イハゥァ~ユゥ~↑)」と独特な発音で挨拶をします。ささいなことですが、なかなか良いところを突いていると思いました。



ミック 「Masa、飲み物は何にする?俺はやっぱり、キィリィ!あ、それと、ニ・ゴ・リ・ザ・ケ!」



私 「にごり酒...よく知ってるよね。白いやつでしょ?」



ミック 「そ、これ最高!」



3人でお酒がガンガン進みます。ミックの鼻の頭が赤くなってます。



ミック 「じゃ、ガンガン食べようよ。俺は、ウニとマグロとサーモンね。」



3人でガンガン頼んでガンガン食べました。



奥さん 「ねぇ、Masa。『ド・ン・ブ・リ』って知ってる?」



私 「うん、~丼ってやつね。親子丼とか、牛丼とかバラエティがあるやつね。」



奥さん 「あれ、見てると日本的できれいだと思うんだけど。うちのお寿司屋さんでランチ時に出そうと思うんだけど、どう思う?」



私 「うん、良いアイデアだと思うな。サンディエゴにはあまり凝った丼モノを出してるとこないから。」



奥さん 「うちに日本語の丼モノの本があるから、あとで少し説明してくれない?」



私 「オーケー。任しといて。」



実は彼ら、数ヵ月後に「お寿司屋さん」を始める予定なのですが、サンディエゴにあるいろいろな日本食レストランに行って、リサーチをしているんです。奥さんの研究熱心さには頭が下がります。



もちろん彼らがお寿司を握るのではなくて、日本人の寿司職人を雇うんですけどね。彼らはもっぱら万人に受けそうなメニューを考える方。



お金を持っている人は、やはりそれなりの努力をしていると言うのがよくわかります。お金を有効に使って、さらにそのお金を増やしていく、と言うことですね。



たくさん飲んで、食べて、しかも調査して、非常に楽しいひと時でした。



帰り際に、奥さんがメモ帳にたくさんのメモを残していたのを見ました...。

続きを読む

大学説明会

アメリカ_Royce_Hall



4月の初めの話になりますが、息子の第一希望の大学(すでにacceptをしましたが)で行われた説明会の話を少し...。



UC系の大学で、サンディエゴからフリーウェーを飛ばすこと約2時間。静かな丘の上に大学があります。



カリフォルニアにすでに10年もいるのですが、恥ずかしながら、この大学へは今までに1度しか行ったことがありません。それも、日本から来たジーちゃん、バーちゃんを連れての観光。何年前だったか...。確か売店で文房具とか服とか買った覚えがあります。



ま、観光にも打ってつけの場所でしょう。静かですし、建物は昔ながらの(?)レンガ造りですし。



で、当日はエンジニアリングに合格した人たちのみが招待されたのですが、それにしても、かなりの数の大学生「予備軍」。それに加えて親、あるいは、両親、果ては、ジーちゃん、バーちゃんに兄弟まで参加。「何しにきとんじゃ、この人たちは」と思うほど。フリーランチ目当てか...。



まずは、大ホールに招待されて、学科の長たちが、それぞれの学科の特色を説明します。この時点では、まだ、大学生予備軍はこの大学に入学すると決めているわけではないんですね。だから、教授陣、とにかく、この大学のすばらしさを説くわけです。勉強するにも、遊ぶにも、どこかに旅行するにも、最高のロケーションであることとか、多くの有名人を輩出していることとか、スポーツでも全米屈指の選手がたくさんいるとか、隣のプライベート大学(ライバルの私立大学)よりもはるかに良い環境だとか。



「息子なんかより、俺が来たくなった」



と思ってしまうほど、すばらしい設備、教授陣、環境。



「お前と入れ替わりたい...」



で、大ホールでの説明会が終わった後は、それぞれの学科に移動します。うちの息子は、Electrical Engineering。建物は、この大学の南側に集まっているとか。



そのうちの1つの建物に入ったのですが、何か、昔の教会に入ったようなイメージ。天井には彫り物(?)や絵(?)が書かれていますし、机はかなり古くところどころに落書きがちらほら。エアコンはなく、窓からの風が心地よい...。



そこで、Electrical Engineeringの説明。ここでも、この大学のこの学科のすばらしさが説かれます。シニアの学生がプロジェクトの成果を持ち込み、デモ。こんなこともできるんだぜ...って感じ。



その後、お待ちかねの「ドーム(寮)」の見学。案内は、同じエンジニアリングで、寮に住んでいる女の子。寮はキャンパスの北に位置し、たくさんのビルから成っています。いくつくらいあるんだろうか...。



寮は3人部屋、2人部屋、1人部屋があるようで、入寮申請時に、アンケート形式で質問される項目に必要事項を記入して提出すると、それをもとに振り分けられるようです。



ちなみに、寮費ですが、週11食付き(だったか)で、年間1万3千ドル程度。部屋の中に冷蔵庫と電子レンジを設置したい場合は、1部屋年間200ドル。これを部屋の住人でシェアします。冷蔵庫や電子レンジは、安全基準があるようで、勝手に持ち込めなくなっています。



それにしても狭い!3人部屋を見学したのですが、机が3つ、2段ベッドが2つ(そのうちの1つは上のみ)、タンスが2つ、たたみ半畳分程度のクローゼットが2つ、ベッドの下に引き出しが2つ。その部屋にはシャワールームが付いていました。他には、数部屋の人間で共同で使うシャワールームもあるそうです。



その女の子によれば、「寮は寝るためだけだから狭くても困らない」とか。「エンジニアリングの学生は夜中まで図書館とかで勉強しているから...」...(ちらっと息子の顔色を伺う...)。



この大学の場合、寮で3年間生活することができます。他のUC系の大学の寮は2年間とか。



「大学に戻りたい...」



「おい、入れ替わらないか?」



「あ~ぁ、こんな環境で勉強したいよなぁ~」



と何度も息子に言いながら帰路に着きました。

続きを読む