（ESTAウェブサイトより拝借）

こんにちは、Masaです。

今日の話題は、アメリカに入国する際に必要な書類について。書類といっても今はすべて電子化されているんですけどね。

その昔、1996年、Masaがアメリカに赴任するときには、ESTAは存在せず、I-94のみ。Masaの記憶が確かならば、I-94には２種類あって、緑色の紙が旅行者用（３ヶ月滞在可）、駐在員は白色の紙でした。で、入国の際に、必要事項をそれに書き込んで、入国審査官に出す…て感じでしたでしょうか。

最近、「I-94の紙ってどうなったのかな？」ということで、少し調べてみましたので、それをここでシェアしますね。

アメリカに旅行や出張を計画している方にとって、「ESTA」と「I-94」という言葉は一度は聞いたことがあるかもしれませんね。でも、この2つの違いや、それぞれの役割について正確に理解している方は、Masaも含めて少ないのではないでしょうか？

まずはESTAから。

ESTAはアメリカ渡航の第一ステップになりますよね。

ESTA（Electronic System for Travel Authorization）は、ビザ免除プログラム（Visa Waiver Program, VWP）を使ってアメリカに短期滞在（90日以内の観光・商用目的）をする人が必要となる電子渡航認証です。

• 対象者: ビザ免除プログラム対象国の市民（当然日本は含まれます。含まれない国もありますね。）
• 目的: 渡航前にアメリカ政府から事前許可を得ること…だそうです。
• 有効期限: 承認後2年間、またはパスポートの有効期限が切れるまで。なので、2年以内なら再申請は不要。
• 申請方法: 専用のウェブサイトで申請。承認は通常数分～72時間以内とか。ちなみにMasaは申請経験はなしです。

ただし、ESTAはアメリカへの入国許可そのものではないとのこと。これは渡航前に必要な認証で、最終的な入国可否はアメリカ入国審査官が決定します。

（I-94ウェブサイトより拝借）

次にI-94。

アメリカ入国後の記録として残すもの…とか。

I-94は、アメリカ入国時に作成される到着・出発記録で、実際に滞在できる期間が明記されようです。ESTAを利用して渡航する場合でも、アメリカ入国時にI-94が自動的に作成されます。これは電子化されているみたいです。なので、紙が不要。

• 対象者: アメリカに入国するすべての非移民ビザ保持者や、ESTA利用者。Masaは永住権保持者なので、これも不要。
• 目的: 入国日と滞在可能な期限を記録すること。
• 滞在期限: 入国審査官が決めるそうな（ESTA利用者の場合、通常90日以内）。これ、よくわからないんだけど。
• 確認方法: 入国後、I-94ウェブサイトで記録を確認・印刷可能だそうです。知らなかった…。

ESTAとI-94の主な違いを表にしてみますね。

調べているときにMasaはこんな疑問が湧きました。

1. ESTAを持っていればI-94は不要か？

ESTAを取得していても、アメリカに入国する際にはI-94が必要となるが、I-94は自動的に発行されるのでこれについては心配なし。I-94には滞在可能な期限が記録されるので、入国後はウェブサイトで確認したほうがいいかも。

1. ESTAで90日以内の滞在でもI-94が重要なのはなぜか？

I-94には滞在許可期限が記載されているためですね。例えば、出発日を過ぎてもI-94の期限内でなければ、不法滞在とみなされるリスクがありますってことになります。

てなことで、ESTAはアメリカ渡航のために事前取得が必要な電子認証で、I-94はアメリカに入国した後、滞在期限を記録する公式書類ということがわかりました。また、ESTAを取得していても、I-94の記録確認を忘れないことが重要です…かな。

ま、ツアーとかでアメリカに来られる人はESTA申請以外、何も心配することはないでしょうね。ただ、旅行系ユーチューバーでアメリカに長期滞在される方は、90日を忘れずに。