
男性に質問です。
アメリカで床屋さんに行ったことありますか?
サンディエゴには何件か日本人経営の美容院があります。以前は、息子とよく利用していました。
個人的には、「医者」と「床屋さん」は日本語が通じる方が良いと思っています。
医者の話す英語はちんぷんかんぷんですからね。おたふく風邪とか、水疱瘡とかを英語で言われても、「?」
先日も、足を痛めて救急にかかった時に、「大たい骨と骨盤を強打して、内股が痛くて歩けない」と言えなくて困りました。「こことここを打って、ここが痛い!で、こんな感じで歩いてます。」みたいに、子供が話しているような感じだったんじゃないかな。
床屋さんも日本語が通じる方が良いですね。取り返しのつかないことになってしまうと、元に戻すまでに一月ほどかかりそうですから。
アメリカに来てからしばらくは、ずっと日本人経営の美容院に行っていました。髪の毛を切ってもらいながらちょっとした会話を楽しむって、日本では当たり前ですよね。
今から5年ほど前になりますが、うちのかみさんが、「あそこの美容院に上手い人がいる」と言う話をどこからか聞きつけてきました。話によれば、日本人も何人かそこに行っているらしく、うまく散髪してもらっているとのこと。料金もかなり安いらしい。
「怖いけど、行ってみるしかないか...」
息子と二人でその美容院を訪ねました。
彼、Bryan(ブライアン)と言うベトナム出身のアメリカ人。まだ、20代。結構無愛想...。
ブライアン 「どうやって切る?」
私 「うーん、結構短めに...えっと...」
ブライアン、写真を引っ張り出してきて、
ブライアン 「こん中だとどれが良い?」
私 「うーん、これくらいかなぁ...」
ブライアン 「OK」
...
正味15分。瞬く間に、出来上がり。
私 「あら~、もう出来ちゃった。すごいね。」
ブライアン 「・・・」
確か息子と二人で30分程度で終わりました。
で、料金は(その時は)12ドル。もちろん、シャンプーとブロー付き。
二人で30ドル。
その当時、日本人経営の美容院は、一人当たり32ドル。
その後、我々、男組は、床屋さんを変えることによって、30ドル以上も節約するようになったのです。
それ以降、ブライアンは、数件、店を変わったのですが、我々は、常に彼を追いかけて、彼に髪を切ってもらっています。今でも14ドル。チップ込みで17ドル。
5年も経つと彼の性格も変わります。今は結婚もして、赤ちゃんも出来て、穏やかになりました。実は今日も髪を切ってもらいにいきました。
ブライアン 「ヘイ、Masa!What’s up dude?」
私 「Not too bad, yourself?」
ブライアン 「see?」
と私に自慢げに携帯に貼ったウォールペーパーを見せます。
私 「Man! She is so cute!」
ブライアン 「You think so? I think so too…」
とディスプレーにキッスするブライアンでした。