Conference call 漬け

アメリカ_電話会議



最近、例のプロジェクトがかなり忙しくなってきていまして。



実は、今週、ヨーロッパからビジネスパートナーが来て、ミーティングをすることになっていたのですが、このところのSwine Fluの影響で、ミーティングがキャンセルになってしまいました。



Swine Fluにかかると面倒なことになるので、ミーティングは延期するとのこと。



ま、別にこちらは特に問題はないし、来ないほうが返って気が楽だし。



ところが、キャンセルされたミーティングと置き換えに、電話会議。



以前もお話しましたが、あちらとこちらの時差は10時間。つまり、こちらの午前8時は、あちらの午後6時。あちらの午前8時は、こちらの午後10時。



この時差で電話会議ですから、お互いに大変です。



普通はこちらの午前7時、あちらの午後5時に1時間ほどの電話会議を行います。



今回は、ミーティングで予定されていたことを電話会議で行いますので、会議時間も2時間、3時間。



結構つらい...。



明日は、午前7時から午前10時までが第一ラウンド。で、午後8時から午後11時までが第二ラウンドになっています。あちらもつらいでしょうが、こちらもつらい。



考え方が貧乏人ですが、ヨーロッパとアメリカで6時間の電話代がどれくらいになるのか興味があります。

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お金持ちの考え方・マインドセット その2

一月ほど前にこんなことを書きました。



お金持ちの考え方・マインドセット



彼らとの付き合いも、すでに数ヶ月続いています。



最近、お金に対する考え方が変わってきたような気がします。と言うか、努めてそうして、彼らが言うようなことが本当に起こるのかどうか試しています。



だから何か変わったかと言うと、まだ何も変わっていないんですけどね(笑)。



ここ数週間、毎週、何らかの形で彼らに関わっています。



彼らに会うたびに、



「Hey Masa, what’s new? When do you start your business?」



「Hey Masa, what are you waiting for? You should move!」



と言われます。別に、プレッシャーを与えられているわけではないんですけどね。



(日本語になりますが...)



私「いや~、本業の方も忙しくてなかなか時間が取れないんだよね。それに、投資の資金も十分じゃないから...」



彼ら「そんなの理由にならないと思うけど...。Masaの気持ちがまだゴールに向かってないみたいだな。」



などと話しています。



彼ら「Masaはまだ、ordinary peopleから抜け出せてないな。」



彼らはある「定義」を持っています。非常に面白い見方。ある意味では納得できます。



Ordinary people spend time to save money.



Rich people spend money to save time.



あなたはどちらですか?



私は、間違いなく前者ですね。



普通の人は、何か起こった時のために、一生懸命働いて、お金を貯めます。会社で残業をして、お金を貯めています。深夜残業、休日出勤。ポイントを稼ぐために、週末は、ゴルフ接待。すべて、「自分の時間を犠牲」にしていません?



お金持ちの考え方は、これと全く逆。彼らによれば、お金持ちは、すべてこの考え方だそうです。



「貴重な時間をセーブするために、お金を使う。」



部屋の掃除のために2時間費やすのではなく、お金を払って誰か掃除をしてくれる人を雇って、2時間自分に時間を使うとか...。その2時間を自分がハッピーになれることに使う。



でも...



「お金に余裕がないのに、お金を使って、時間をセーブすることなんて出来ないじゃない...」



と考える方がほとんだと思います。



でも...お金持ちたちは、



誰もあんたの個人のお金を使えとは言っていない



と言います。



人のお金を使えばいいんだ。ドナルド・トランプ、知ってるだろ?彼、10億円借金したときどうしたと思う?さらに100億借りてそれを埋めたそうだよ。これ、理解できる?」



貧乏性の私にはなかなか理解できない「教え」です。



あなたはどちらですか?どう考えてます?


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Corporate Ladder

Corporate Ladder…



簡単に言えば、企業の経営陣にたどり着くための階段(はしご)...かな...。



この階段を着実に上りながら、昇進を続け、最終的に企業の経営陣に仲間入りするってことですね。



どこの会社にも、ものすごい野心家の方たちがいて、人を蹴落としてまでこの階段を上り続けます。もちろんそこには政治的な要素もたくさんあって...あまり首を突っ込みたくないような部分もあります。



人によっては、会社を転々としながら、それぞれの階段に飛び移って、上の方に登っていきます。



私の場合、確かに経営陣の仲間入りが出来れば、その会社を動かすことが出来ますので魅力は感じますが、自分の意思を曲げて人に同調してまで、会社を動かしたいとも思っていません。もちろん、自分にその能力があるか疑わしいですけどね(ないとはっきり言えば良いのに...)。



うちの会社の経営陣、あるいは、他の会社の上層部の連中を見ていると、Corporate Ladderを上っていくためのパターンがありそうです。



アメリカは日本以上に学歴社会だとこのブログにも何度も書いていますが、Corporate Ladderを上るには、やはり学歴が非常に大切になります。もちろん、例外もたくさんありますが。



ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどは例外と言っても良いかもしれません。ビル・ゲイツはハーバード中退ですけどね。



まず、大学は、メジャーなところを出ていた方が良さそうです。Harvard、Stanford、University of Southern California、Prinston、MITなどなど、アメリカ国外の人でも、聞けばすぐにわかるような大学ですね。



学歴としては、超美しいです。



メジャーはビジネスが一般的でしょうか。そうでもないかな...。



うちの会社のように、技術を売っている企業は、四大ではエンジニアリングをメジャーしていることが必要だと思います。もちろん必須ではないですけどね。



そこで、しっかりと基礎を勉強します。GPAは限りなくに近いこと。



そして大学を卒業したら、そこでいったん就職します。就職先は、もちろん、自分の将来目指している分野に関連しているところが望ましいでしょうね。



技術の場合には、技術屋になって、ラボで半田ごてを握ることも必要かもしれません。



で、そこで3~4年ほど過ごします。



大切なのは、この間、働きながら大学院に通うこと。もちろん、会社の金を使って。全額ではありませんが、アメリカの会社は、勉強のために補助金をくれるのが一般的です。



さらに重要なのが、大学院で学ぶのは必ずビジネスであること。すでにご存知のとおり、一般的にはMaster of Business Administration → MBA と言われますね。



ここがキーポイントになります。



必ずMBAが必要です。MBAを持っているから企業の経営陣になれるとは限りませんが、逆に企業の経営陣はかなりの割合でMBAを持っています。



そして、MBAをゲットした暁には、所属部署を変わります。



お勧めはマーケティングか、プロジェクトマネージメント



この2つの部署は、少なくとも、その分野で会社が何をしようとしているのか、あるいは、社内で何が起こっているのか、のような大枠がわかります。さらに、これらの部署にいれば、技術から、営業、経営にいたるまで、全てのことを経験することができます。もちろん、広く浅くですが。



ちなみに、うちの会社では、現在はMBAを持っていないとマーケティングには入れません。ですので、マーケティングに入りたい人は、MBAと取ります。MBAが取れた瞬間に、マーケティングに移ることが出来ます。



ここで修行を積めば、ほとんど怖いものなし。



技術、企画、営業、経営に精通した、超美しい人間になることが出来ます。



これで人生が決まります。 続きを読む

微笑ましい...

仕事の合間に、YouTubeでビデオを流し見していたら、微笑ましい映像を見つけました。



場所はUCLA。



親が子を思う気持ちは同じです。



お楽しみください。

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Silver Award at High School

アメリカ_高校_表彰



アメリカに来て、初めての体験。日本では経験したことがないので、お話しますね。



他のハイスクールではどうだか知りませんが、うちの子供たちが通うハイスクールでは、年に1度、Silver Award(シルバーアワード)なる表彰式(?)+パーティのようなものがあります。



何をするかと言うと、成績優秀者を集めて、ちょっとしたパーティを開きます。



成績優秀者の定義は、GPAが4以上の子供たち。



GPAとはGrade Point Averageで、ウィキペディアの定義では、



* Level 4 = A or excellent (exceeds provincial standard, 80%–100%)
* Level 3 = B or good (meets provincial standard, 70%-79% )
* Level 2 = C or average (approaches provincial standard, 60%–69%)
* Level 1 = D or passing (well below provincial standard, 50%–59%)
* Level R = F or failing (remedial action necessary, 0%–49%)



となります。これだと、年間を通して、全てのクラスでAを取り続けなければならないのですが、ハイスクールにはAP class (Advanced Placement class)と言うのがあって、大学レベルのクラスを優秀な生徒たちに課し、その代わり、そのクラスで良い成績を取ると、通常のレベルよりも高いレベルを付与します。普通は、Aが5Bが4...となります。



ですので、APクラスをたくさん取っていて、そのクラスで優秀な成績を収めると、GPAが4以上...なんてことになるわけです。



少し話がずれましたが、昨日は、GPAが4以上の子供たちが集まってパーティってことです。



フレッシュマン、ソフォモア、ジュニア、そして、シニアまで、全ての学年のGPA4以上の子供たちが集まることになっています(辞退する人たちもいるようですが)。



そのパーティには親御さんたちも参加可能。うちの子供たちも、たまたま、このパーティに参加することができました。



このパーティは、学校主催ではなく、子供たちが主催のようで、進行役はボランティアの子供たち。



校長先生や、数人の先生が招待され、成績優秀者に賛辞を送ります。



その後、シニアの「」成績優秀者の紹介があります。つまり、フレッシュマンからシニアまで、4年間、オールAを取り続けてきた人たち。めっちゃ、頭良いですね。



シニアは何人くらいいるんでしょうか。よく知りませんが、その「超」成績優秀者は全部で31人いるとのことでした。「おおぉぉ~」とパーティ会場からどよめき。「すっげ~」。



そして、一人ずつ名前が呼ばれます。中には、われわれが昔から知っているうちの子供たちの友達の名前もあります。「あれ~、あいつ、そんなに出来たのかぁ~。お前、負けてんじゃないかぁ~。」などと、息子に冗談を言う私でした。



その後、GPA4以上のシニアたちが前に呼ばれ、一人ずつ、自分の名前と9月からどこの大学に行くのかを報告します。



場所柄もあり、かなりの子供たちが、University of California San Diego(UCSD)に行くことがわかりました。



当然のことながら、Stanfordとか、HarvardUC BerkeleyUCLAMITPrinstonなどなど、超優秀な子供たちも何人かいました。「あっれー、あいつ、ハーバード行くの...、すごいねぇ。」



子供たちが報告している間、下級生や親たちが歓声を上げます。



とても面白い経験でした。

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