さて、今回は、あなたがいかに採用者にとってなくてはならない存在なのかをより具体的に示す方法についてお話しましょうか。
前回ご説明したように、レジュメのサマリーの中で、自分自身をかなり「自慢」しましたよね。 この「スキルと成果」のセクションの中では、さらに「自慢」する必要があります。でも、単に自慢すれば良いと言うわけではなくて、そこには「こつ」のようなものがあります。
このセクションでは、あなたが、目指すポジションに適任であることを証明します。 何と言うか...長期間に渡って採用活動を続けてきた採用者に対して、それ以上求人活動をする必要がないことを教えてあげると言うか...つまり、あなたを採用することによって、そのポジションに対してもう求人をする必要はないと言うことを示すと言うか...、ま、そんな気持ちで書けば良いと思います。
どのように書くのがベストでしょうねぇ...。簡単に言ってしまえば、「サマリー」に書いたことをより具体的に示して、あなたがそのポジションに相応しい人間であることをさらにアピールすれば良いんですね。 気をつけなければならないのは、あまりくどくならないように慎重に言葉を選ぶと言うことです。 これをうまくやれば、採用者は間違いなくあなたに興味を惹かれるはずです。
このセクションの最大のキーポイント、それは、あなたは「情報を提供しない」と言うことです。ちょっと矛盾してますよね。自分のことについて具体的に説明すると言うことは、相手に対して情報を提供していることになるじゃないかと...。
何が言いたいかと言うと、すでに採用者がサマリーを読むことによって、「ん?こいつはただものではないな。」と考えているわけですよね。だらか、あなたとしては、このセクションで、そんな彼らの理解を深めるために、ちょっと助けてあげれば良いだけなんです。サマリーに書かれていることを、少し具体的にすれば良いだけなんです。
わかっていただけます?
何と言うか...精神論的なものがあるような気がしますね。人間と人間の間で行われることですから、お互いの感情が重要になりますよね。
スキルと成果の目的、なぜこのセクションが必要なのかを十分に理解して書くことが大切です。
以下についてより具体的に書いてください。
•自分のスキルセットの結果として得られた具体的な成果を示す
•自分の行動がもたらしたベストな結果を、より具体的に、いろいろな例を挙げて定量的にあらわす
•仕事と関連するような自分のユニークな才能を示す
•あなたを突出させるような成果の全てを示す
簡潔、明確...ん~、クリアな言葉を使って書くことが最も重要です。詳細に渡って書くのですが、つまり...その...物語的に書くと言えば良いかな。
キーポイントは、全てを語らず、ヒントを与えるような書き方をすると言うことでしょうか。採用者が、「あれ、ちょっと分かりにくいなぁ。もっと具体的に知る必要があるなぁ。」と思うように書くことなんですね。つまり、あなたをより具体的に知るために、インタビューをする必要がある状況に持ち込むってことです。
今回の内容、分かっていただけました?自分では分かっているつもりなのですが、実際に説明し始めると、どう言う言葉を使うのが適切なのか、なかなか難しいです。こんな私は良い履歴書を書けるのでしょうか...(汗)。
アメリカ流履歴書 – スキルと成果(skill & achievement)
うわぁ...まじ~... - サンディエゴ・チャージャーズ
昨日のサンディエゴ・チャージャーズの試合、見た方、いらっしゃると思います。
日本では...「野球は筋書きのないドラマ」と言われますが...
アメリカでは...「アメフトは筋書きのないドラマ」と言われている.......かどうか分かりませんが...
昨日の、キャロリナ・パンサーズとの試合は、まさに、その筋書きのないドラマでした。
残り3分の時点で、24対19で勝っていたチャージャーズ。勝利の女神の微笑みに、チャージャーズ選手たちが翻弄されてしまったか...。
あれよあれよと言う間に敵はチャージャーズの陣地に。
で...信じられないことが...。
「タイムアウト」後土壇場で、パンサーズのジェイク何とかってクウォーターバックが投げた「最後の」ボールを、エンドゾーンでラインバッカー(だったか)が見事キャッチ。
Holly crap…
クアルコムスタジアムにため息、ため息、ため息、ため息...
でも、これだからアメフトはやめられません。
さて、今日は、金曜日...か...
「ハッピーフライデー」とか、よく言いますよね。
日本だと「花金(はなきん)」ですかね?(もう死語かな?)
こちらでも、皆さん、金曜日は大好き。かなりリラックスした雰囲気です。服装もいつも以上にカジュアルになりますし。
顔を合わせる人、ほとんどが、”Happy Friday!”と言い合っています。それほど、皆さん、金曜日...の次の週末を楽しみにしています。
月曜日の朝から、木曜日の夕方まで、洪水のように流れてくるメールですが、毎週金曜日は、いつもの半分くらいの量になります。わたしだけかもしれませんけどね。
ミーティングも出来る限り金曜日の午前中までに終わらせるように設定されます。金曜日の午後にミーティングを設定しようものなら、皆さんから白い目で見られたりして...。「てめぇ~、何考えてんだよぉ~。金曜日だぜぇ~。」と言う声があちこちから聞こえてきそうで。
逆に、ミーティングは、金曜日の午後なら、皆さん、availableで必ず時間が取れるってことになりますかね。皆さん、避ける時間帯ですから。
実は、今日は1件、2:30から1時間、ミーティングが入ってまして。ミーティングオーナーがそのミーティングを案内する際、「皆さんの空き時間を考えると、この時間しかなくて...。申し訳ありませんが、この時間でお願いします。」だと...。ま、良く働く日本人である私にとっては、別にどーってことありませんが、すでに週末気分の人たちにとっては迷惑な話だと思いますよ。
モトローラ...大丈夫かな
携帯電話で有名なモトローラ...最近調子悪いですね。
携帯電話歴ン十年。一昔前は、シェアが1番。でも、最近では、ノキア、サムソンに追い越され、3位に甘んじている。おまけに4位以降のメーカからは後ろからおいかけられ。
さらに、このところのレイオフ(解雇)で、優秀なエンジニアが競合メーカにどんどん流れ込んでいるとか。噂に寄れば、iPhoneを出したアップルコンピュータへも、数百人の前モトローラ社員が雇われたとか。どおりで携帯電話開発が初めてのアップルにしては、設計細部にいたるまですばらしい出来のはず。
競合のノキア、サムソンにも大量の前モトローラ社員が流れ込んでいるとのこと。痛いのは、マネジメントの連中が引き抜かれていると言うこと。優秀なマネジメントが抜けると言うことは、これまでのモトローラの文化がどんどん崩れていくことになりかねないですね。
実は私も2000年ごろにモトローラで働いていました(暴露)。私もレイオフを食らったうちの一人。部署ごとごそっとレイオフされました。そのころのビジネスユニットの長は、今、デルコンピュータのバイスプレジデントをやってます。ディレクター連中も、今ではいろいろな会社に散らばっています。
先週、7年ぶりに、レイオフされた連中とレユニオンパーティをする機会がありました。懐かしい顔がたくさん。今でもほとんどの人間がサンディエゴにいるのですが、顔をあわせる機会がほとんどありませんので、「今何やってるの?」、「あいつはどうしてる?」など、話が盛り上がります。
そのモトローラ、最近、あのクァルコムからCEOを雇ったんですね。かなり切れ者らしく、モトローラ再生のためにクァルコムから引き抜かれたらしいです。ただ、どんなに出来るやつでも、今のモトローラを立て直すこと、相当荒療治をやらなければ難しそうです。
今後の動きに興味があります。
アメリカ流履歴書-サマリーを書く
先回(アメリカ流履歴書-カバーレターの話)は、今まで書いてきたことにリセットをかけると言いましたが、やはり、以前書いたことがもったいないので(苦笑)、続けて書くことにしますね。Sorry for your confusion.
さて...
ここで言う「サマリー(概要)」はレジュメの「まとめ」ではなく、「あなたについての概要」と言う意味です。
レジュメのサマリーには、「ちょっとやり過ぎじゃないの?」と言うほどの強烈な言葉を使う必要があります。応募職種に関して、なぜ、あなたがその会社に適した存在なのかについてうまく表現します。
サマリーには、自分の優れた才能、特質、そして、これまでに上げた成果について書かれていますから、あなたとしては、それを採用者にじっくりと読んでもらいたいはずです。
採用者はサマリーを読んで、あなたがそのポジションに最適な人間であることを受け入れる必要があるのです。ですから、サマリーの中で、あなたは光り輝いて見えなければならないですし、あなたの内に秘めた可能性が的確に表現できていなければなりません。うまくやれば、採用者はサマリーを読んだ後に、半ば強制的に「続きを読みたい!」と言う気持ちになるのです。
サマリーを書く際には、自分の特質をうまく表現出来るような「カラフル」な言葉を選んで使います。「歯が浮く」ような言葉で自分を表現するんです(笑)。例えば、あなたが営業のセンスを持っているのであれば、「記録的な速さで成約率50%を達成」のような言葉を使えばよいでしょうか。もちろん英語ですよ(笑)。
また、あなたが私のような技術者であれば、
An innovative, self-motivated, results-oriented, professional experienced in product design and project management of high technology electronics.
なんて書けるかもしれません。うそは書いてはいけませんが、このくらい「歯の浮く」ような形容詞を使って書くべきだと思います。これでもまだ生易しいかもね。
ここでは、あなたが、いかに凄い人間で、際立った存在であるかについての情報を書くようにします。可能な限り、叙述的な言葉を使うようにして、うまく書いてください。雇用主が、サマリーを読むことによって、あなたのみが、そのポジションに相応しい存在であると理解すればよいのです。言うほど簡単じゃないかもしれませんけどね。でも、とにかく書いてください。
「サマリーは、将来の雇用主のニーズに合うように調整すること」...、これ大事です。
まず、レジュメを書く前に、自分の狙っているポジションに関して、自分自身が最高の候補者であることを端的に表すような言葉、あるいは文言を考えなければなりません。そのために、将来の雇用主が探している理想的な候補者がどんな人物なのかを想像して、その人物が持っている特質とかスキルなどをメモします。
それが出来たら、雇用主の特定のニーズにばっちりマッチするように、今挙げた言葉や文言を調節して、サマリー部分に書いていきます。いや~、難しいですね。日本語でも難しいと思いますが、それを英語で書くんですからねぇ~。
これくらい脅しておけば、真面目に書いてくれますよね(爆笑)。
肯定的な言い回しで、狙っているポジションについて自分のユニークな才能を証明するように書いていきます。叙述的な言葉で書く練習が必要かもしれませんね。叙述的...か...。
もし、自分がすばらしいリーダーであることを書きたいのなら、
Proven leader with initiative, motivational skills and experience that cause others to act
と書くのはどうでしょう。initiative、motivational、talented、smartなどは良く使う言葉ですので、惜しげもなく使いましょう(笑)。また、goodとかcompetentなども良い言葉ですね。あなたがいかにすばらしい特質を持っていて、そのポジションで能力を発揮できるかを説明するのです。
以下に、サマリーを書くための基本的なアイデアについて挙げてみましょうか。全てを網羅する必要はありません。あなたのスキルセットにベストマッチするものを選んで使ってください。また、自分なりにアレンジするのも良いでしょうね。大切なので、もう一度言っておきますね。このサマリーと言うのは、あなたのレジュメがレジュメとして最大限の効果を発揮するかどうかを決めると言っても良いほどのものですから、十分に吟味して書きましょうね。
・簡潔な言葉で専門性を示すことから始める
・簡潔な言葉で幅広い知識と専門分野での経験を証明する
・以下をさらに説明する
-自分のスキルセットの範囲
-スキルや経験の多様性
-特筆すべき成果
・その他
-特筆すべき資質
-特筆すべきキャリア目標
さて、次は...何にしようか...。順番でいくと、自分が持っているスキルとか、これまでの成果とか書くんですよね。次回までにネタを考えます。