ほとんどのアメリカの会社(多分、九分九厘)は、1人1台の電話を自分のデスクに持っています。10年間、こちらで働いていますが、今までに電話を共有している会社は1社か2社だったと思います。ダイヤルインか、交換のおばちゃん(お姉さん)が、個人の内線につなげてくれます。
つまり、社内から外へ電話をかける場合は、ツーツーなわけですね。自由に電話をかけられるわけです。もちろん、あとで履歴を調べれば、誰がどこにどれだけの時間話したかはわかりますが。
前置きが長くなりました。電話を共有している場合は、会議室や会議机に集まって、会議をしなければなりませんが、1人1台づつ電話があれば、それぞれが自分の電話から電話会議に参加できるわけです。日本で言うダイヤルQ2のような感じでしょうか(ちょっと話が古いですね、すみません)。
うちの会社は、サンノゼやアーバイン、ニュージャージに拠点があり、週に数回、電話会議をすることがあります。普通は、皆、自分のデスクから、コンファレンスブリッジに電話をかけて会議に参加します。
実は今も会議中...。
自分に関するトピックが議論される時以外は、皆、思い思いのことをしています(そのはずです)。パソコンでメールの処理をしたり、別ラインで入ってきた電話に応えたり、携帯電話で誰かと話したり、あるいは、別の会議の資料を作ったり。
くつろいでいると、突然、議論が自分に振られる場合があるんですね。「その件に関してだけど、Masa、ステータスをアップデートしてくれる?」なんてくるわけです。
普通は、話が良く理解できないので、「ごめん、ちょっと聞き漏らしたので、もう一度言ってくれる?」。これを日本の会社でやると、「ばーかぁ~、ちゃんと聞いてろよなぁ~」と怒られますよね、普通。怒られないにしても、その人の評判が悪くなります。
でも、こちらの場合(100%とは言いませんが)、自分に無関係な内容が議論されている場合は、無視しても問題ないんですね。だから、突然話が振られた場合、質問を繰り返してもらっても、何の問題もないんです。と言いますか、それが当たり前のことだと、皆理解しています。
さて、もうすぐ電話会議も終わるはず。終わったらランチです:-)
電話会議
ハロウィーン
ご存知のように、昨日、10/31はハロウィーンでした。
うちの場合、子供がハイスクールなので、私たち大人はほとんど参加しなくなりました。「今年は、どれだけチョコレート集められるかなぁ」なんて数年前まで言っていた息子も、「ふんっ、そんなもん面倒くさい」と言う感じで、チョコレート集めにも参加せず、家でひたすらパソコンをいじっています。
娘はと言うと、ここ数年は友達といっしょに行動しています。今年は「ミツバチ」のコスチューム。私には「どうしてミツバチなのか」は良くわかりませんが、多分、最近流行っている(?)、あるいは、もうすぐ封切されるアニメ映画から取ったのでしょうか。
黒と黄色の縞の上下に黒の網タイツ。子供と言っても、すでに体は立派な大人ですから、目の前に立つ娘を直視できず、焦ってしまった自分を情けなく思いました(汗)。
普通、玄関燈をつけていないと、その家は「ハロウィーンには参加しない」と言う意味なのですが、どう言うわけか、数回「ピンポーン」がなりました。そのたびに、家内が「ソーリー」。
今年は、Day Light Saving(夏時間)の切り替わり時期が1週間遅くなっていますので、夜6時でも、外はそこそこ明るかったので、多少は安全だったでしょうか。
さ、今日から11月。今年も残すところ2ヶ月。年頭に立てた目標も、まだ半分も達成していません。最後の追い込みで、一等でゴールしなければ。
サンディエゴ山火事 後始末
サンディエゴの山火事もほぼ鎮火したようです。
私の住むRancho Bernardo地区に大きな被害を及ぼしたWitch Creek Fireも90%以上contained(鎮火)したとのこと。
話によれば、米通信会社のAT&Tが、通信インフラの復旧作業を始めたそうです。サンディエゴでは電柱2000本以上、銅線15,000フィート(約460km:東京-大阪間かな?)、光ファイバー50,000フィート(約150km:東京から静岡くらい?)以上が今回の山火事で消失したとのこと。
アメリカにいると、それほど大きな規模と思えないのですが、日本に当てはめてみると、それがいかに大きいかが良く分かります。
私の会社周辺でも、復旧作業が始まっています。近所に住む友人宅は、家こそ燃えませんでしたが、長期間の停電のため、冷蔵庫からの氷が溶け出し、部屋の中が水浸し。モノは腐るは、灰は家の中まで進入するはで、大変なことになっているようです。
良い経験になりましたが、二度と経験したくありません。
サンディエゴ 山火事 その後 2
今日は午後からアーバイン本社へ出張しました。
道中、火事の惨劇がどれだけのものだったかが良く分かりました。
辺り一面真っ黒、と言うよりも灰色。立ち木は立ったまま真っ黒け。いつもなら木の陰に隠れて見えないはずの、住宅街が良く見える。
たしか、あそこに家が建っていたはず、、、と思う場所に家がない。
車の窓を開けると、焦げ臭い匂いが漂っています。
時々、車の前を灰の塊が横切っていきます。
話によれば、この付近のハイスクール、ミドルスクール、エレメンタリースクールの児童、生徒の340人が家を失ったとか。
うちの会社の従業員の何人かも家を失って、まだ避難生活を続けているとか。
地震も恐ろしいですが、火事も恐ろしい。
以下のビデオを見ると、山火事の恐ろしさがわかります。1分45秒辺りで、ニュースのアナウンサーが火事現場を取材していますが、燃えているのは彼の家です。私の家の近所です。その後、炎の竜巻。
こんな経験は1回で十分です。