バイリンガル子育て Kidz Bopのススメ
こんにちは、Maki-Kです。
今日はアメリカで子育て中の、特に小学生くらいの子供のパパとママにあてての記事です。
みなさん、音楽聴きますか?
私は、あんまり聴かないんですよ。
いや~、日本にいる時はカラオケ大好きで、カラオケで歌う曲をいつも部屋で大声で練習してて、お隣さんから「お宅のお嬢さんは歌がお上手ね!」とか言われたりしてたんですけどね。。。お隣さんが嫌味で言ったのか本気で上手と思ってくれたのかは謎ですが、私は本気で褒めてくれたんだと信じてます(笑)。ちなみに明菜ちゃんが大好きです。って誰も聞いてないって。
そんな私もアメリカに来てから、そしてさらに子供が生まれてから、めっきり自分の好きな音楽を聴くということがなくなってしまいました。
学生でホームステイ中はそういう環境でなかったし、子供が生まれたらそれどころじゃないし、しかも夫がまったく音楽を聴かないときた。夫は生まれてこの方音楽を聴いたことがないと言い切れるくらい、音楽と縁がな人なんです。ありえない。。
しかも私の車は古すぎて(なんと92年モデル)CDプレーヤーもなく(もちろんBluethoothもなく)、車の中で音楽を楽しむという選択肢もなし(撃沈↷)。
子供が赤ちゃんだったころは、幼児用のCDを買って日本語の童謡や英語のnursery song(ナーサリーソング=童謡「Baa Baa Black Sheep」や「Wheels on the Bus」など)を聞いてましたが、さすがに小学生にあがると、もうそういう歌を聴くこともなくなり。。。
暫く音楽なしの生活を送っていたのです。
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ところが小学二年生の娘。
どこで仕入れてくるのか、結構流行の曲を知っている模様。
友達が歌っているのを聞いたり、授業の合間に先生が音楽をかけることもあったり。
テレビ番組の中やTVコマーシャルで耳にしたり。
そうか~、そろそろこういう音楽を聞く年なのね~。
っていうかやっぱり早いな~。現地の音楽だもんね。
私が日本で洋楽を聞き始めたのって、だいたい中学生の頃だったけど。。。
それで、娘から「音楽かけて」とリクエストがでまして、
それも、アフタースクールプログラムのジャズダンスクラスで練習している「Dynamite」という曲指定。
「何?ダイナマイト?そいういう曲があるのね?」っと全然わかっていない私は、とにかく「Dynamite」を検索。
ありました、ありました。
えーーー。こんな曲聞くのー!?
すごいな、アメリカの小学生!
このダンスクラスは幼稚園児~3年生くらいまでが入っていたのですが、そっかー、アメリカではこんな小さい時から普通に大人が聞く曲をダンスの曲として選ぶのね。。と軽くカルチャーショック。
ちなみにこんな曲です(リンク先はYouTube)→“Dynamite”by Taio Cruz
映像はセクシーなおねぇちゃん満載でちびっこ向けではありませんが、曲自体は「ダンスするぜー」と言っているだけの、まぁダンスクラス向けのノリの良い曲ではある。。あ、ちなみにこの曲はf-wordが含まれてるのですが、娘のダンスクラスで使われていたのは曲の途中までだったので、それはセーフでした。さすがにアフタースクールプログラムでf-wordはなしよね。
最近うちに娘のクラスメートが遊びに来た時も、おやつを食べながら・・・
「歌手で誰が好き?」
「ん~、テイラー・スイフトかな」
「私も~」
「どの曲が一番好き?」
「Bad Bloodかな~」
「あー、あの曲いいよね~」
↑とかこんな感じで会話(もちろんすべて英語)をしていた小学二年生。
大人だわ。。。
とまぁ、アメリカの子供はかなり小さい時からこういった洋楽を聞く機会があるんだなぁと、感心というかびっくりというか、考えてみれば当たり前か、みたいなことに気付いたわけです。そもそもこっちでは「洋楽」ってくくり、ないもんね(笑)。
さてさてそして、娘が聞きたいという曲を色々検索していたところ、Kidz Bopなるものを発見!
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「Today’s biggest hits, sung by kids for kids(子供のための子供による最近のヒット曲)」
どうやら、ヒット曲を子供が歌っているらしい。。
※Kidz BopのHPはこちら。
調べて見たら、最初にKidz BopのCDが出たのが2001年。だいたい一年に2枚ペースでアルバムが出ていて、ここ10年はほとんどのアルバムがBillboardのチャートの上位一桁に上がっているという、実は人気のKidz Bop。
知らなかったな~。
最新作は先月発売になったばかりの「Kidz Bop 31」。
Adeleの「Hello」やElle Kingの「Ex’s & Oh’s」なんかが入っていて、歌っているのは中学生(ローティーン)だけれど、これがなかなか歌が上手。幼さは否めないけれど、男女二人ずつ四人のボーカルでカバーする曲が、結構いける。子供と言えどプロだわ。
このKidz Bopのいいところは、
★流行の曲が分かる。
とにかく売れている曲だけをPick Upしてあるので、Kidz Bopのアルバム聞いとけば間違いなし。流行に疎い人間にはありがたい。
★Amazon Prime Musicならプライムメンバーは無料でダウンロードできる。
まぁ、プライムのメンバーシップを払っているから厳密にはタダではないんですけどね。メンバーシップ料の元を取るべくせっせと活用しないと。iTunesストアだとアルバム一つ12ドルくらいでダウンロードできます。
そして最大のポイントは、
★英語ネイティブの子供が聴いても安心!
ここなんですよ。お父さん、お母さん。
日本にいるときは、
「洋楽=何言ってるのか分からないけど良いメロディー=好き」
てな感じで聞いてたものが、
アメリカでは子供が歌詞を聞き取って内容を理解してしまう。
歌詞を知らないまま、うかうかと子供の前で音楽をかけられません!
だからって流行ってる歌の歌詞をいちいちどうやってチェックする?
はなから聞き取れないし。
歌詞を調べて読んでみても、全部は理解できないし。
無理無理!
英語ネイティブじゃない日本人に、英語の歌の歌詞の理解は難易度が高すぎる。
日常生活はOK程度の英語力じゃ、太刀打ちできませんー。
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で、Kidz Bop。
子供が聴くことが前提なので、子供が聴いても大丈夫な内容の歌詞のものだけしかありません。
歌詞がまずい曲は、子供用に歌詞を変えてあります。
可愛いところだとWALK THE MOONの曲「Shut up and dance」は
“This woman is my destiny”→“This girl, she is my destiny”
と変えてあったり(ローティーンがThis womanとか言ったら笑えちゃいますもんね)、
Major Lazer+DJ Snakeの曲「Lean on」は
“Blow a kiss, fire a gun”→“Blow a kiss, you’re the one”
と変えられてます。うん。Fire a gunはマズい。
他にはMaroon 5の「Sugar」はさすが【Explicit】の曲だけあって、かなり歌詞が変えてある上、ワンコーラスまるっと抜いてあります。
この【Explicit】や【E】という表記、曲名にくっついて書かれているのをたまに目にしますが、Explicitは日本語にすると「明白な・はっきりとした・露骨な」という意味。つまり【Explicit】とされている曲は歌詞に露骨な表現が含まれているということです。
これは全米レコード協会(RIAA)が「未成年者にふさわしくない」と判断して親への勧告として表示されるマークなんですが、【Explicit】に分類されるのは”may contain strong language or depictions of violence, sex, or substance abuse(強烈な言葉や暴力・セックス・薬物乱用に関する表現を含むことがある)”曲だそうです。
同じ勧告を採用しているイギリスの英国レコード産業協会(BPI)の説明はもう少し詳しくて、
- Images of or references to violence, physical, or mental abuse(暴力や肉体的精神的虐待の表現やそれに関連するもの)
- Strong language(強烈な言葉)
- References to or images of sexualised behaviour(セックスのイメージやそれに関連するもの)
- Racist, homophobic, misogynistic or other language or behaviour that could be considered discriminatory(差別的・差別とみなされるような表現)
- Dangerous or criminal behaviour (including illegal drug or alcohol use) which could glamorise such behaviour or may encourage others to imitate it(危険行為、アルコールや薬物の使用を含む犯罪行為を美化する、またはそういう行為を推奨する表現)
という基準だそうです。
とにかく親としては【Explicit】とマークされた音楽は避けたいところ。
英語が良く分からないからと、言い訳している場合ではありません。
うかうかと変な曲を娘の友達の前でかけて、●●ちゃんの家でこんなの聞いた、とか親の前で危ない歌詞を口ずさまれたら・・・困る~。
思慮が足りない親だなと思われるのは悲しい。
アメリカで子育てするのにこんなハードルがあったとは。
これ、子供が幼稚園の時には気にすることもなかった分野なので、いやぁ、子供の成長に伴って、いろいろ親も学ぶことがあるなぁ・・・と、改めて思った次第です。
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ま、とにかく、
色々気をもまなくても安心して聴けるKidz Bop。
ビルボードチャートの上位に入るのも理解できます。
こういうの、親にとってはほんとありがたい。
さぁ、音楽を生活の中に取り戻すぞ~♪
みなさんも、安心Kidz Bopで子供と一緒に歌いましょう~♪
私も明菜ちゃん大好きです!
アメリカ生活羨ましいです!
>エルザさん
そこに反応してくれて嬉しいです!
彼女の新しいアルバム、日本に帰って買って聞くのを楽しみにしてますー!