英語が微妙な私がバイリンガル●●職に…の巻
ご無沙汰しております。Junです。
昨年秋から色々な事が起こり、10月から未経験業界にも拘わらずフルタイムで働く事になりました。
これが予定が立てづらい結構な激務で、酷い時は日付が変わってから家に帰る事も有りました…。
現在はまだ雇用中のため守秘義務があるので、職場や職種についての詳細は書けませんが、某日系企業の日米語バイリンガル●●的な仕事です。
そんな私の英語のレベルはっつーと、まず、2010年の初渡米時はほぼ会話力ゼロでした。
留学経験も無ければ、英語に興味も無い、更に英語を習う金も無い。そんな私が英語を喋れる訳がありましょうか、いや無い(反語)。
ちょろっと外国人と飲みに行ったりもしたけど、もう殆どノリと笑顔で適当に乗り切っておりました。
更に、国際結婚組とは違って、夫は日本人。日常生活で英語を喋る事はほぼ無し。おまけに彼は外で英語ばかり喋っているので、家の中では日本語喋りたいって言って喋ってくれないし。
そんな私でしたが、アリゾナの後、トルコ、香港と渡り歩いて、英語(やトルコ語や広東語)を話さないといけない時もままあり、流石に上達しました。そもそも、元がほぼゼロだし、落ちようがありません。
が、やはり自分の言いたい事を即座に言えるほどペラペラって訳ではない状態が現在。にも関わらず、まずはとある日系企業と提携している派遣会社に登録し、その日系企業で英語で面接を受ける羽目になりました…。当初は日本語と英語は半々って言われましたが、実際その会社のアメリカ人ボスがひたすら喋っていたので、9割英語・1割日本語でした。
面接前日には超~ナーバスになったし、面接時も言いたい事を正確には言えませんでしたが、とりあえず出来る限り迅速にハッキリと答えたら、先方には「英語も出来る(自分的には全然出来てない…)し、通訳が必要な時は、通訳も出来る?」と訊かれました。でも即答で「No, I CAN NOT!」と答えた、「No」の言える日本人です、私。無論、理由も思いつく単語を並べて説明(単に「専門用語を英語で何て言えば良いのか判りません」と言っただけ)し、何とか伝わりはしました。
実は私、日本では面接で落ちた経験無し。今回のアメリカでの初面接もそのジンクスでクリア出来たのか、めでたく採用となりました。が、11月に会社のイベントでバブルサッカーに参加し、2シフトめに膝の外側側副靱帯を部分断裂するという怪我を負ってしまいました。デスクワークではないので、今一つどころか、今二つ役に立たない状態になってしまったものの、とりあえず膝サポーター(英語ではブレイス)に氷嚢を挟んで、仕事は休まずに行きました。
バブルが結構重くて、私は運悪く斜め後ろからヒットされ、捻れたバブルに振られて膝が変な方向に捻られて、何か「ブチーン」という鈍い音が…。そのまま立てなくなり、知らない人にお姫様抱っこされてベンチに運ばれました。
さて、英語も若干出来る日本人として、アメリカ人同僚や仕事相手と過ごして早4ヶ月。私の中では、劇的に意識が変わった部分がありました。今までは、自分の発音や英語の拙さを意識してしまって、基本的に英語が上手い夫の影に隠れていました。でも、職場にはもっと話せない日本人が居るので(通訳さんも在中ですが)、チームが分かれてその人達+私だけの時は、私が必然的にアメリカ人と話さざるを得ない訳です。そりゃもう必死で何とか伝えようとし、何とか伝わるものなんだなと実感しました。
これは、今までの私には無かった経験でした。相手も仕事なので、私の拙い英語を理解しようと努力してくれるし、言い回しを変えると通じたり、はたまた相手が「これはこう言うんだよ」と教えてくれたりで、非常に勉強になりました。また、稀にアメリカ人部隊構成のチームに入る事もあり、そうなると英語Only。私にとっては試練ですが、私のような自分から進んで勉強しない怠惰な人間には、強制的な環境というのは却って良いのだな、と実感する事も多々。
そして出来ないからこそ、言われた事や教わった事をちゃんと書き留めるなどして、次は同じ事を言われないように心がけていたら、「君はちゃんと学んでくれて嬉しいよ」と言われました。「いいえ、いつも英語が下手な私を助けてくれて有り難う」と答えると、「それが俺の仕事だしね。英語ネイティブのアメリカ人だって言った事全然聞いてない人多いから、ちゃんと次はそれをやってくれるとこっちも嬉しいよ。」と言われました。なので、最初は出来なくても、出来る限り努力すれば、見てくれる人はちゃんと見てくれているんだなと嬉しく感じました。
かなり特殊な職種だし、私は4月頭から5月末までは日本に帰るので、3月末までは働く予定ですが、その後の事は未定。流石に派遣社員を7週間強も休ませてはくれないと思うので、契約終了となるでしょう。
実際、仕事はハードだし、良い事ばっかりではなかったし、それなりにストレスを感じる事も有ったけれど、私の中の意識が明確に変わった事は良かったと思います。また、日本から来た協力会社の方達に「一緒に仕事出来て楽しかったです。また会えるのが楽しみです」と言われたのは嬉しかったです。次彼らが来る時にはもう私が職場に居なかったとしても、会う事は出来ますし。
アメリカで仕事をする、という事のメリットは何か?
単純に「米ドルが稼げる」というのが第一ですが、やはり自分が社会に必要とされている、という事を再認識出来るという点ではないでしょうか。
自宅で日本からのグラフィックやウェブの仕事はずっと続けていますが、実際に誰かと喋る事もなく、メールでやりとりしながら黙々と仕事をこなす日々。ずっとこの仕事をやっているので、新たな刺激もないのが実状。勿論、新しくなった技術を自分で勉強する事はありますが、私が新しいスキルを身に着けたところで、誰が気づいてくれましょうか。
こっちの仕事は解らない事は訊ねないといけないし、チームワークも必要な仕事なので、より他人とのコミュニケーションも大事になってきます。人との関わりは、善し悪しはあるけど、無いよりは良いでしょう、多分…。
一番環境が変わった点としては、通勤用にと私専用車も自分で買えましたし(笑)。
可愛いFiat 500ちゃんです♪ 勿論中古です。
それにしてもアメリカ人と日本人のメンタルの違いを感じる事が多々…。日本人は基本的には細かい所に気がつく人が多い(勿論その人の性格に因りますが)し、例えば10出来るとしても、謙遜して「8~9は出来ます」、って言うけど、アメリカ人はまぁ細かい所に気が付く人はほぼ皆無。更に、6でも「10出来ます!」って言う自己評価の高さの差を顕著に感じます。これも、善し悪しは別にして、ちょっとは見習った方がいいのかな?と思う事もたまに有ります…。
Junさん、
日系企業での特殊な職種というのがすっごく気になります!また、お話聞かせてくださいね。
お仕事頑張ってください!
TOMOMIさん>
コメント有り難うございます。ホントに特殊だと思います…。
未経験でいいのか?と思いましたが、この仕事を他で体験する事は無いと言っても過言ではないでしょう。
何でしたら個別にメールでもください。
ともかく一時帰国までは精一杯頑張ります~!