アメリカ企業で日本人とミーティング 日本語 → 英語 → 日本語
Masaです。
今日、ちょっと面白いことを体験しました。このタイトルは意味不明ですね(笑)。
実は、今日、ある日本企業の方々が訪問されまして、ちょっとしたミーティングをしたんですね。
先方は4人、韓国系アメリカ人、純粋な日本人、そして、アメリカに赴任している中国人。で、こちらは私一人。
韓国系アメリカ人がチームリーダーのような人で、日本の本社から人を連れてきて、私達に製品のプレゼンをしてくださるんですね。
で、その韓国系アメリカ人、ボブさんは、多少の日本語はわかります。私と話すときは英語なのですが、日本からの出張者とは片言の日本語で話します。
中国人は、もちろん中国語がネイティブで英語も話します。
日本人の一人は、こちらに1年ほど駐在している方。そして、もう一人の日本人は、日本からの出張者。
もちろん、私は日本人。
この5人でミーティングをする場合、使われる言語はなんだと思います?
まぁ、ここはアメリカなので、英語でやるのが普通ですね。そうすれば、5人とも一応理解はできるわけですから。
ところが、日本からの出張者、ボブさんの方を向いて、
「めい あい ゆーず じゃぱにーず?」
ときました。
「イッツ ファイン!」
とボブさん。
「すみません、じゃぁ、日本語で。」
私:「ああ、全然構いませんよ。私はピュアな日本人ですから(笑)。」
で、彼は淡々と日本語で彼らの製品説明を始めるのでした。
ところどころで、ボブさん、英語で補足をします。日本語がある程度わかるので、どこで自分が補足しなければならないかがよくわかってるんですね。
日本語 → 英語
これを瞬時にやるのは結構難しいですね。日本人ですから、脳の切り替えに少し時間がかかります。英語脳がジワ〜っと立ち上がってくるって感じでしょうか。週末の休み明けにはよくこんな状態になります。
一旦英語脳が立ち上がり切ると、あとはダ~っと英語が入ってくるようになります。
ボブと私は少しの間英語でやり取りすることになります。で、中国人赴任者も、やっと自分の出番が回ってきたと思わんばかりに、英語でガンガン話始めます。
で、それが一段落すると、また、日本人出張者は日本語で製品説明を続けるのでした。
ここで面白い体験。
英語 → 日本語
この切替にも多少の時間がかかるのがわかりました。つまり、英語脳から日本語脳への切り替えが「スパン!」と切り替わるのではなく、やはり、ジワ〜っと切り替わるのを感じたんです。
つまり、説明を再開した彼の日本語の最初の方がうまく掴めないんです。日本語だってことはわかるのですが、ただ音声がズ〜ンと耳に入ってきて、非常に短時間、???と言う状況が続きます。で、気がついたら日本語脳が彼の日本語を理解し始める…って感じ。
年を取ったから、脳の切り替えに時間がかかるようになったのか、それとも単なる気のせいか。
ちょっと不思議な感覚でした。
まぁ、脳を日本語脳と英語脳に分けてしまうのはナンセンスな話なのかもしれませんが、そんなことを感じました。
日本にいる日本人も英語脳を持っていると思うんですね。それは、中学、高校、大学で習った英語や、テレビやビデオから入ってきた英語が蓄えられているところ。英語が話せるようになるってことは、その脳をうまく使えるってことなんだと思います。で、日本人が英語で苦労するのは、日本語脳 → 英語脳の切り替えが極端に遅く、また、完全に切り替えスイッチが閉じないからなんじゃないかと思うんです。だから、脳の中で日本語と英語が混在しているような状況になってて、それらをうまく分けて使うことが出来ないからじゃないかと。
うちの子供たちのように、小さい頃から英語漬けの生活をしていると、そのスイッチの切替スピードが非常に早く、しかも完全に切り替えることができるので、ああやって、バイリンガルになれるんじゃないかって思います。でも、逆に、スイッチが完全に切り替わってしまっているので、同時通訳などは全くできないでしょうね。
とりとめもない話になってしまいましたが、英語も日本語も、ペラペラ話せるといいですね。