アメリカ企業転職大作戦その2 求職活動準備 − やっぱコネが必要
ども、Masaです。
さてさて、前回に引き続き、今回も「アメリカ企業転職大作戦その2 求職活動準備」についてお話します。
前回は、アメリカ企業転職のために、「自分自身を査定する」ことの重要性についてお話しましたが、今回は「コネクション作り」について。
日本でもそうですが、アメリカでも転職のためには、「コネ」が非常に大切です。
どんな「コネ」かというと、転職に有利なコネ。
…全く答えになっていませんね…失礼…。
この記事に興味を持ってくださっている方、どんなコネクションをお持ちですかね。
読者の方々が日本企業からのアメリカ赴任者であることを前提としてお話しますが、普通、そういう方々のコネクションって、ほとんどの場合、自分の会社絡みのはずです。日本人赴任者同士のコネクションとか、会社のローカル従業員とのコネクションとか。あるいは取引先とか。
こういうコネクション、あっても何の役にも立たない、とは言いませんが、転職のためにはあまり有利には働かないと思います。なぜかと言えばクローズドなので。会社の同僚に「アメリカ企業に転職しようと思っているんだけど」なんて、気安く話せることはありません。どこでどんな目が光っているかわかりませんから。それに同僚も「外」のことをあまり知らないことが多いんじゃないかと。
アメリカ人は一つの会社に何十年もとどまっていることは少ないので、以前同じ会社で働いていた人が、今は別の会社で働いているようなことは結構あります。そういうコネクションであれば、プラスです。
私の経験について少しお話しましょうか。
私の場合は、やはり外部のコネクションを使いました。そのコネクションは、同業他社の日本人赴任者、私の会社とは何の繋がりもありませんでした。つまりその会社はうちと同じ日系企業。
なぜ彼が私のコネクションになったかと言うと、「奥様繋がり」から。たまたま同じ年頃の子供を持っている同じ境遇の奥様同士が繋がり、それによって旦那同士も繋がれたってことです。
そのコネクションはかなり上のポジションを任されていたので、運良く割りとすんなりと採用していただいたんですけどね。でも、その後いろいろあって、結局その人の会社には行かず、ピュアなアメリカ企業で働くことになったのですが。
何か焦点が定まらなくなってきたので、話をもとに戻しましょう。
転職に有利なコネクションをどのうように作ればいいでしょうか。
「転職のため」と意識して人に会うこと。これ、大切です。
例えばあなたが営業職だったとしましょう。取引先でのミーティングを重ね、マネージャレベルの人と何度も面会。そのうちランチを一緒に取れるようになり、仕事後の飲みにも行ける仲になる。
また、技術屋さんの場合には、何かのイベントに参加。そこで、技術打ち合わせ。普段のオフィスやラボでの仕事と違い、イベントでは技術屋も開放的になっています。そこで、夜は彼らをお酒に誘う。イベントの後も引き続き良い関係でいられる。
あるいは、こんなのもあるかもしれません。
会社の同僚が、自分を夕食に誘ってくれた。彼の知人でXX会社でマネージャをやっている人が同席していた。意気投合して、近日中に彼の工場の見学に行くことに。
とにかくあらゆる手を使って自分のコネクションを広げて行くことが大切です。一旦、ある程度のコネクションができると、後は、あ〜ら不思議、自然にどんどん広がっていきます。
また、今はFacebookやLinkedInなどのソーシャルメディアもありますから、昔ほど苦労せずにコネクションを広げていくことができます。
ちなみに私はビジネス関係のコネクションはLinkedInを使っています。
うまくアメリカ企業に入ることができれば、このコネクションはもっと広がっていきます。同僚が他社に移ることが普通ですから、それがまた新たなコネクションを産みます。
コネクション作りを難しいと考えている人がいるかもしれませんが、案外やってみると簡単なものです。まずは、自分から積極的に動くことが大切です。
次回も引き続き求職活動準備、「英会話」についてお話します。