さて、一週間の始まりです。
先週金曜日、うちの大ボスとタメでかなりいろいろなことを話しました。ボスとしてではなくタメ(同僚)として現状をどう見ているのか、見るべきなのか。
彼も少し苦しんでいるようでしたね。100人以上も抱える立場ですから、誰に話をするにも、言葉を選びながら話さなければならないようで、かなり疲れが見えました。
「こんな時期にもかかわらず、みんながんばってくれているんだよね。ほんと、感謝しますよ。」
確かに、レイオフの不安を持ちながら、うちの会社の連中は目標目指してがんばっているわけですから、私としても「がんばってくれてありがとう」と言う気持ちになりますね。従業員一人一人のがんばりが、みんなでいっしょにこの不況を乗り切ることにつながるわけですから。
前置きが長くなってしまいました。
実は、今日は、うちの会社のことを話そうと思ったわけではなく、タイトルにある「ありがとう」の気持ちについて話そうと思ったんですよね。
このブログに来てくださっているあなたは、一日どれくらい「ありがとう」と口に出して言っていますか?あまり考えたこと、ありませんよね。
私も数えたことありません。日本語で「ありがとう」と言うよりも、英語で「サンキュー」と言う方が、言いやすいので、多分、「サンキュー」はかなり言っていると思いますが。
小林正観氏の「宇宙を貫く『ありがとう』の法則」、
「ありがとう」の5文字に秘められた不思議な力
によれば、
『ここに、どのような時も「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と
繰り返し唱えている人がいるとします。
するとその人は、言葉の波動を受けて体内の水や血液が再生し健康体になります。
精神も豊かになり、人間関係も円滑になってきます。
カテゴリー: アメリカ企業
「ありがとう」 感謝の気持ち
ワークシェアリングプログラム in US
この厳しい世の中、皆さん、不況を乗り切るためにいろいろな策を講じていらっしゃいます。あるいは、講じようとしていらっしゃいます。
昨日あたりのニュースで、「ワークシェアリング」の話が出ていましたね。日本ではまだほとんど実施されていないようで、その是非についても、まだまだコメントできるような段階ではないと言われています。
このワークシェアリング、簡単に言うと、会社で働いているもの同士が、それぞれの労働時間を分け与える(シェアする)と言うものです。
つまり、1日、8時間の労働時間だとすると、あなたが4時間、私が4時間、同じ仕事をすると言うことですね。
これによって、1人当たりの労働時間を短縮するってことです。つまり、雇用側から見れば、1人分の賃金で2人雇えると言うこと。
そのニュースでは、日野自動車が99年に55歳以上の従業員を対象に、1日の労働時間を7時間にして、給料を10%カットしたことがあるとのこと。
つまり「時短」→「固定費削減(賃下げ)」によって、雇用環境を悪化させずに、会社の業績を保つ、あるいは上げると言う作戦ですね。または、会社の業績を保ちつつ、雇用を創出するとか。
従業員側から見れば、首を切られるよりも給料が下がった方がまだましと言うことでしょう。
アメリカでも実はそう言うプログラムがあります。
Work Sharing Program
アイデアは同じで、各々の労働時間を減らして雇用を保ちます。で、さらにワークシェアリングしている労働者に対して、失業保険が給付される州もあるようです。
Guide For Work Sharing Employers
には、雇用主に対して、どのような手続きを踏んでワークシェアリングプログラムを導入すれば良いかが説明されています。
少なくとも2人の従業員に対して適用され、少なくとも10%の労働時間と賃金の削減が必要条件になっています。
では...
ワークシェアリングって、どんな職種に向いているんでしょうか?
工場従業員だと結構シェアできそうなところがありそうですね。熟練工を必要とするようなところでなければ、何とかなりそうです。
営業職も何とかなりそうですね。今まで4つのお客さんを周っていたところを、2つずつにするとか。でも、デスクワークはそれほど簡単にはいかないような気もしますね。いや、そうでもないかな...
では、私のような技術職はどうでしょうか。今まで、ある電子回路の設計を任されていたところを、それを半分に分けると...負担は軽くなるかもしれませんが、逆に効率が悪くなるような気もしますね。
CEOのワークシェアリングとか...あったら受けますね、きっと。
とにかく、誰も首を切られたくないですから、何とかしなければなりません。
不安だ...
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アメリカの不況の嵐 サンディエゴにも...
私自身も暗くならざるを得ないようなニュースが数件入ってきました。
明日はわが身かも...。
昨日、突然、日本人のある知り合いからメールが入ってきました。
「実は、うちの会社の私のいる部門が、社員全員に60 days noticeを出しました。3月5日までに次の職を見つけなければなりません。」
どう言う意味かと言うと、
「あと60日で、この部門を閉めるから、その間に次の職を見つけろ。」
と言うことです。つまり60日でその部門の人間をすべて解雇すると言うこと。
予想はしていたものの、話が現実になるとこちらまで「まずい」と言う気持ちになります。
この会社、Nasdaqに上場している会社なのですが、最近の株価が半年前の100分の1になるほどで、かなり不安定な状況に陥っています。
100分の1ですよ。
「うちも大丈夫かなぁ」と不安になりながらも、まずは、彼のために心当たりを当たらなければなりません。本当かどうかわかりませんが、うちの会社にもいくつかポジションがあるので、そちらに彼のレジュメを回してみようと思います。
また、何人か、私の知り合いがベンチャー企業にいるので、彼らにもレジュメを回してみようと考えています。
大企業も揺れに揺れているこの時期ですが、意外にも儲かって笑いが止まらないくらい調子の良いベンチャー企業もあるのです。それを信じて、ベンチャー企業にも当たってみましょう。
いくつか知り合いのベンチャー企業をリストアップしていると、今度は、その中の1社に勤める友人のジムからメールが入ってきました。
「Masa、昨日、俺の会社がshut downしちゃったよ。何か良い話知ってたら教えてくれない?」
ガーン...ここもだめか...
ショックでした。彼とひと月前に話した時には、「次の投資を受ける予定があるから、当分大丈夫だ。」と言ってたのに...。
他人の心配をしていると、自分も心配になってきます。
大丈夫かなぁ...
年頃の子供たちを2人かかえる私としては、今後何が起こってもそれに柔軟に対応できるような気持ちの余裕を持つためにも、しっかりと予測を立てて行動する必要があると言うことですね。
そのためには、収入の流れを複数作っておくべきかもしれません。
どこかにおいしい話、ないかなぁ...。
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アメリカ企業 自己評価(Self-Appraisal)の季節
さきほど、上司とのミーティングが終わったところです。
今年も、Focal Reviewの季節がやってきました。去年もこのブログでお話しましたね。
1:1 Focal
このミーティングに臨む前に、2008年度初頭に設定したゴールに対して、自分なりに成果、実績をフォームに記入しておきます。もちろん、全てウェブサイト経由でできるようになっています。
2008年度の私の立てた目標に対して、実際に成果が出たものは...ほとんどありません。
私ができない社員だから...
なんてことはなくて(あるかもしれませんけどね...)、私が担当したプロジェクトが片っ端からキャンセルされたから。あるいは、延期。
ま、そんな状況ですので、成果や実績を書けと言われても、「何をどこまでやった」とか「会議をセットアップして早急に問題に対処した」とか、ほとんど成果を書くことができないんですね。
私はどちらかと言うとかなりシニアレベルの技術屋ですので、ラボにこもって仕事をするよりも、オフィスでシステム設計したり、アイデアを考えて提案したり、人を集めて作戦を練ったりと言う仕事の方が多いのですが、そのような仕事と言うのは、成果がなかなか見えにくいと思うんですね。
「いついつまでに、何とかが動作した」とか、「数週間でスピードが今までの倍になった」とか、そー言う目に見える成果と言うのは、割と簡単に評価ができますよね。
愚痴に近くなってきました...
で、Focal Reviewに話を戻しますが、
とりあえず、事前に書いておいた成果、実績を見ながら、上司とそれらについて議論。
特に問題なし。
それが終ると次は今年度、2009年度の目標を決めます。
一応、今年度のプロジェクトはすでに決まっているので、それに対して、どのようなアウトプットをする予定なのか、上司としてどのようなアウトプットを期待するのかを議論します。議論と言っても、大したことは話しませんけどね。
で、終わり。
昨日の投稿、「アメリカ企業で仕事始め」でも話しましたが、うちの会社もご多分に漏れず、かなりびみょーな状況になっていまして、4月に昇給があるのかどうかわからなくなってきました。
話によれば、2008年度がんばった分のボーナスとしてRSU(Restricted Stock Unit)をもらうことはできそうなのですが、昇給は半年(10月)延期される見通しとのこと。
RSUをもらうことができれば、とりあえず、4半期に1回、それをキャッシュにすることができますのでとりあえずは何とかしのぐことはできると思いますけどね。
どの程度ボーナスがもらえるか、期待することにします。
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アメリカ企業で仕事始め
私が日本で働いていたときは、年始に初出勤した際には、
1.社長からの新年の挨拶
2.労働組合員長からの挨拶
の全社放送が流されました。確かライブ音声だったと思い。
そして、それが終わると、今度は、去年お世話になった部署、今年お世話になる部署に数人でゾロゾロと出かけて行き、新年のご挨拶をして歩きます。
で、一連の「仕事始め」行事が終わった後、実際に仕事を始めるのは10時ごろから。人によっては昼まで挨拶回りをしていました。
さて、では、アメリカ企業での仕事始めは?
普段とほとんど変わりません。
いつもと違うことと言えば、CEOからの一斉送信メール。これが全社放送に当たりますね。
今年のCEOからのメールはいつになく厳しい内容。ま、不景気ですから仕方がないですね。メールのタイトルも「Belt Tightening」。要するにしっかりとふんどしを締めて、この厳しい状況を乗り切りましょうって感じの内容です。
あと、違うことと言えば、人と顔をあわせたら、
Happy New Year!
と言うこと。
別に言わなければならないと言うわけではありません。言わない人ももちろんたくさんいます。
で、あけましておめでとう!と言った後に九分九厘必ず来る決まり文句は、
How’s your holiday/vacation?
つまり、休みはどうだったと聞いてみる。
Well… nothing happened as usual. Just relax…
とか、
Yeah, I went to my home town in NJ to meet my relatives. It’s dead cold there and almost dead…
とか、自分のしたことをお互いに報告しあいます。
思うに、アメリカ人とうまくコミュニケーションをするためには、常に何かアイデアを持っておくってことなんでしょうね。勤めて、こう聞かれたら、ああ答えようなんて常に考えている必要はありませんが、「別に何も…」では、コミュニケーションがそれで終わってしまいますよね。
今日から仕事。すでに電話会議が2つあります。1つは終わらせましたが、もう1つはこれから。早くエンジンの回転数を安定させて、スムーズに走り出さなくては。
がんばりましょう!
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