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今、クリスマス休暇と正月休暇に6日間の有給休暇をくっつけて、トータルで16日間の休みを取っています。半月も休みを取るのは久しぶり♪
アメリカ企業の有給休暇のシステムってどうなってるんでしょうね。今日はそんな話をしてみたいと思います。
今まで、15万人を越える従業員を持つ大企業から、数10人のベンチャー企業まで、いろいろな企業で働きましたが、有給休暇システムは大体同じでした。もちろん、他にも何万と言う企業がありますので、必ずしも「こうだ」とも言い切れません。また、ホワイトカラーとブルーカラーによっても違うと思いますし、職種によっても違うかもしれません。
ですから、これからお話しすることは、私が経験した有給休暇システムについてで、これとは違う場合もあると思います。その辺をご了承ください。
アメリカ企業で「有給休暇」と呼ばれるものには、簡単に言うと2種類あります。他にもあるかもしれませんが、大体この2つを有給休暇としています。
・Vacation
・Sick Leave
「Vacation」は日本で言う「有給休暇」になります。所属長に申し出て、自分の仕事の具合を見ながら、お休みをいただくと言うやつ。
アメリカでは有給休暇は時間制になっています。つまり、「日」単位ではなくて「時間」単位になります。少し分かりにくいかもしれませんね。
今働いている会社を例に取ると、入社時にもらえる有給休暇は3時間ほど。信じられます?たったの3時間!入社した翌日に体を壊したら、1日も休めないってことですね。
で、うちの会社の場合、2週間に1度、3時間ずつ休暇がもらえます。つまり、入社後1ヵ月後には、3時間だった有給休暇が9時間になると言うわけです。1日休暇が取れるってことですね。
1年は52週。2週間に1度3時間ずつもらえますから、1年では、26X3=78時間=9日半有給休暇がもらえる計算になります。
日本では1年で14日くらいもらえるんでしたっけ?
次に「Sick Leave」
これは、病気になった場合に取れる有給休暇です。例えば、病気で1日休む場合は、8時間がこの「Sick Leave」の時間から差し引かれます。
「病気」の定義ですが、熱とか腹痛とか本人がかかる病気だけではなく、例えば、健康診断で休むとか、子供を病院に連れて行くような場合も、「病気」とみなされて、この「Sick Leave」が使えます。
基本的には「病気」以外では、「Sick Leave」を使うことはできません。でも、小さな会社では、「Sick Leave」を「Vacation」として使ってしまう場合もあるようです。反則ですけどね。
うちの会社の場合、入社時には、この「Sick Leave」は0時間。で、2週間に1回、1.5時間ずつもらえます。1年働くと、「Sick Leave」は39時間=約5日間になります。
で、さらに...
「Vacation」、「Sick Leave」とも、1日単位ではなく、時間単位で取ることができます。
有給休暇の定義に従えば、たとえば、今日は午後3時から子供の学校にボランティアに行かなければならないので、休みを取りたい場合には、2時間の「Vacation」を取ります。午前中、歯医者の予約が入っている場合には、4時間の「Sick Leave」を取ります。
ただ、1時間、2時間、会社を抜ける場合には、大目に見られて、「Vacation」や、「Sick Leave」を申請しなくても良しとする会社もあるようです。工場の従業員の場合はこうはいかないと思いますが。
私の場合、毎朝、7時半には会社にいますので、8時間勤務として、4時半には退社できますが(実際はそううまくはいきませんけどね)、3時に何か用がある場合、1時間半の有給休暇を使わずに、そのまま会社を出てしまうこともあります。もちろん、上司の承認を得ての話ですが。
何か言われた場合、理由を付けることができていれば良いわけで。例えば、「昨日、7時半に出社して、午後7時まで働いたので、2時間半の貯金があるでしょ?」ってな感じです。
このほかに、会社によっては、日本で言う「忌引」のための有給休暇を儲けている場合もあるようですが、こちらではかなりまれだと思います。普通は「Vacation」か「Sick Leave」を使うことになります。
あと、正月休みまで秒読みですね。お仕事、頑張りましょう!
私はこれからクリスマスパーティーの買い物です。
Merry Christmas!!!