1:1 Focal

おそらくタイトルを見て、「あ~、あのことね」と分かる人は「ゼロ」だと思います。



日本で言うところの....



ん?



何て言うのかなぁ...



「評価」?「査定」?



ようするに、去年1年間、どれだけ仕事に取り組んできたかの評価を受ける、アメリカ企業人として最も重要なイベントの1つ。すべての従業員が心待ちにしている日でもあります。



焦点は「どれだけ給料が上がるか」それだけ。去年1年間を振り返り、自分はこうすべきだった、ああすべきだった、今後はどうする、こうする...と言うのは二の次。今年度の給与額が分かればそれでOK。



給料は会社の業績に大きく左右され、次に、本人の頑張りで来まる...はずです。



うちの部署は、他部署と比べると、あまり儲けが多くありません。ですから、会社の利益を部署ごとに分けると、バケツの大きさが最も小さくなります。



で、そのバケツの中に入った利益を、各人が分けることになりますから、他の部署と比較すると、1人当たりの取り分は当然少なくなるわけで...。



だから、今年はあまり期待してないんですよね、正直。



下がることさえなければ、それでよし...かな。



ま、気になりますが、ここでじたばたしても、すでに給与額は決まっているわけですから。すんなりと「はい、ありがとう」と言って受け取るつもりです。



が...普通、アメリカ人は、自分のことを棚に上げて、「これ、少ないんじゃない?」と訴える人がかなりいます。日本じゃまず考えられませんが、額を不服として同意書にサインをしないような人も結構います。それをなだめて何とか同意書にサインをさせるのが、マネージャの仕事。結構大変ですよ、これ。「これが、こう、あれが、こう。だから、こう。」とロジカルに持っていって、煙に巻かないと、なかなかうまくいきません(汗)。



いろいろと起こりそうです;-)

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もっと頑張れよ、日本人!

頑張れ日本人
頑張れ日本人

この話、あるところでもしたのですが、自分のブログでもしたい話です。



「もっと日本人、頑張れよ!」って思わず叫びたくなることって結構あります。もちろん、自分のことは思い切り棚の上に上げてますけどね。



実は数日前、ある日本企業から、製品を紹介しにうちの会社に数人日本人の技術者が来たんですね。で、プレゼンをしてくれたんです。しどろもどろの英語だったんですが、頑張ってくれて、うちのアメリカ人たちにもよく通じていたと思うんです。



でも、その人、プレゼンの最中に言葉に行き詰ると、必ず「すみません、私の英語、うまくなくて」って何度も言うんですよ。ほんと、あきれるくらい。



アメリカ国外からいろいろな人たちが来ますが、「英語が出来なくてごめんなさい」なんて言う人、本当に日本人くらいしかいませんよ。



インド、中国、ドイツ、デンマーク、韓国、フランスなどなど、英語が第二外国語の国はたくさんあって、そう言う人たちの英語って、明らかに分かりにくいです。うまくないって人もたくさんいます。文法だって結構適当ですし、発音なんて、「舌を前歯で少しかんで、ハイ...ザ」とか、「ハイ、舌を上あごに付けるくらいにして、アール」なんて、考えている人なんかほとんどいないです。



でも、「すみません、英語うまくなくて」なんて言う人いませんよ。へたくそで、間違っていても、とにかく自分たちの製品の良さを何が何でも紹介しようと必死で、正しい英語がどうのこうのって考えている暇もないんでしょうね。とにかく通じれば良しでしょう。



「すみません、英語うまくなくて」って言う人に限って、ものすごく優秀だったりするんですよね。その優秀さが、間違った英語を使うことを妨げているんでしょう。ここに英語上達の秘訣の1つが隠されています。間違った英語でも、恥ずかしがらずにどんどん話すこと。



とにかく、私も含めて日本人は先進国の人間としてもっと前面に出なければならないのです。自ら機会を見つけて、貪欲に前に、外に出る必要があると思います。

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アメリカ企業でpolitics

意味不明のタイトルを付けてしまいました。



最近私の周りでも、ちらほら噂を聞くようになりました。



ポリティクスと言っても、今ホットなアメリカ大統領選の話ではありません。



会社内の派閥の話。



日本の会社にいたころには、毎日のようにそのような話を聞いていましたが、アメリカ企業ではあまり聞くことはありませんでした。



でも、最近はうちの会社でもよく聞きます。



成長企業やある程度の規模の企業にはよくある話だと思いますが、私としては、それが悪い方向にいかないようにと思っています。



2年ほど前から、うちの部署は開発体制強化のために、いろいろな会社から優秀な人材をヘッドハントしています。上はシニアディレクタレベルから下は1技術者に至るまで、非常にアグレッシブに雇い続けています。



日本でもたまにありますよね、ある企業のある部署が部署ごとごっそりと他の企業に移ってしまうことって。アメリカ企業の場合、そのようなことは日常茶飯事。ただ、頻繁にそのようなことが起こると、人材を失った企業に訴えられる場合がありますので、そう、あからさまにそのようなことはしないのが普通です。



まず、1人抜け、その2週間後に1人抜け、その1ヵ月後に1人抜け、気が付いたらある部署の人間すべてが、ある会社に移っている...みたいな。



その部署を受け入れた企業からすれば、即戦力になる人材を雇うことが出来ますから、当然ウェルカム。



ただ...、えてして、そのような他から移ってきた人間は、前の企業の文化まで持ち込む場合があるんですね。部署ごとごっそりですから、前の文化を引きずってくるってのは分からないでもありません。1人で移ってきた場合だったら、よほど影響力を持った人でない限りそのようなことは起こらないと思うのですが。



その文化が、発展途上の企業文化にうまくブレンドすればよいのですが、必ずしもそううまくはいきません。そこに派閥争いが発生します。



最近は、派閥争いに敗れた人たちがひっそりと会社を去っていくことがよくあります。また、その派閥争いに耐えられず会社を辞めていく人もいます。直訴した人間も何人かいるようですが、1人や2人直訴したからと言って、そうそう簡単になくなるわけではありません。必ずもみ消されます。



何か、会社の裏側が見えてしまって、最近気分が悪い。ま、ある程度の規模の会社なら、どこでもこのような話はあるはずですから、仕方ないと言えば仕方ないのですが...。無視するわけにもいかず...。

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本社出張

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今日は久しぶりに、本社出張。朝から晩までいました。



車でフリーウェイで北上すること、1時間ちょっと。8つのビルからなる、でかい本社があります。去年そこへ引っ越したんですけどね。



景気が悪い中、今のところ右肩上がりの成長を続けている会社ですので、羽振りが良いと言うか何と言うか。設備投資、研究開発への投資バンバン。そんなに使って大丈夫?と思ってしまうほど。



もともと、ベンチャーが寄り集まって大きくなった会社なので、ベンチャー時代のアグレッシブさがまだまだ残っているようです。まぁ、守りに入っていないから成長を続けているのでしょうか。



今日は全く他人の仕事を手伝いに本社へ出張しました。うちのプロジェクトは今のところ落ち着いているのですが、そのプロジェクト、本当に猫の手も借りたいほど忙しいようで、あらゆるグループを巻き込んでいます。



ま、そのプロジェクトで成功すれば、会社としてとてつもなく大きな利益が得られるとあって、上から下まで命をかけてそのプロジェクトに取り組んでいます。



うちの会社は、機密には非常に敏感で、セキュリティが非常にしっかりしています。ドアはICカードがなければ絶対に開くことはありませんし、イントラネットへパソコンを接続する場合には、専用のキーがないと何も始まりません。



下の写真は、私の3点セット。



左から、スマートフォン、ICカード(人様に見せられるほど良い男でもありませんので、モザイク(笑)をかけました)、そして、キー。キーに出てくる番号をイントラネットに接続する際にPCに入力します。この番号は、1分(だったかな)に1度変わります。



右の2つはうちの会社のすべての従業員が持っています。これを使えば、イギリスのケンブリッジオフィスであろうが、デンマークのコペンハーゲンオフィスであろうが、ギリシャのアテネオフィスであろうが、中に入ってイントラネットにPCを接続することが可能です。



ほとんどのアメリカの会社は、こんな感じのものを使っていると思います。



出張の話からかなりずれてしまいました(汗)。

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アメリカって、学歴社会?→アメリカで成功するって?

Cry

去年の11月に書いた記事にコメントをくださった方たちがいらっしゃいます。この記事。



アメリカって、学歴社会?



で、以前からお付き合いいただいているコロラド在住(今はワシントンDCかな)マサルさん(アメリカに移住したある日本人の成功記録)が、彼の経験から出る、すばらしいコメントをくださいました。



感動しました(涙...)ので、彼の許可なしに、記事として投稿させていただきます。



マサルさん、著作権、ないでしょ?


————–<ここから>—————–


Masaさん、こんにちは!約束どおり戻ってまいりました。



それと、トムさん、はじめまして。学歴コンプレックスの話興味深いです。



僕は日本の大学に行ったことはないですが(受験失敗のため(汗))、アメリカの大学・大学院を卒業して、アメリカで成功した日本人の一人として、アメリカ情報をブログで提供している者です。



僕は高校卒業後アメリカンスクールへ2年ほど行っていたのですが、そのときの高校の教師たちは猛反対して、”浪人してでも日本の大学へ行け!”と言っていました。今になってみると、僕はアメリカの大学へ進んで、人生で多分1番か2番目に大事な決断をして、よい方向に向かったと思っています。高校の時の先生を見返した感じです。



もうアメリカにすんで14年以上になりますが、仕事に困ったことはありません。アメリカはあきらめなければ成功できる国です。僕自身がその証明になっていると思います。



僕も日本人から見れば、日本の大学に行けなかった学歴上の敗者ですが、仕事と英語の面から見れば、勝者と言っても過言ではないと思っています。



これからもあきらめずに海外へ行く夢をもち続けてください。逃亡というと変にNegativeに聞こえますが、良く言うと海外で成功するチャンスです。



僕はいつも”The cup is always half full, or half empty.”の気持ちでがんばっています。Negativeな気持ちを180度ひっくり返して、よい方向で考えることが大事です。



がんばってくださいね!


————–<ここまで>—————–


すばらしいコメントをいただきました。



実は、彼が苦労している話は、ここで始めて聞きました。でも、成功している彼を見ると、彼の成功は、失敗から来ていると言うことが分かります。



今さらお説教かい?と感じる方もいらっしゃるでしょうが...。



失敗があるから成功出来ると思うんですね。もちろん、失敗しない人は成功しないと言うことは言いません。そう言う人たちもたくさんいらっしゃるでしょうから。



でも、失敗することによって、次の一歩が大きく踏み出せると思っています。



私事で恐縮ですが、私も一度、大きな失敗(?)を経験しています。



1年間のプー太郎生活。



大学出て、会社に入って、誰から見ても順風満帆の人生を送っていた私が、プー太郎。



それも、家族も子供もいるのに(おいおい、そんなこと暴露しちゃっていいのかよぉ~(汗))。



なぜ、プー太郎になってしまったのか。



アメリカに来て働きたかったから。



マサルさんと何か共通点があるような気がしますが、気のせい?



話し始めると長くなりますから、手短に言いますが...



アメリカで働くために、アメリカ企業で面接を受け、内定をもらったので、日本の会社を退社した。その3ヵ月後、労働ビザが出たので、喜んでアメリカ行きの準備。出発の2週間前に、内定をもらった会社から、内定取り消しのメール。



目の前真っ暗。



会社、辞めちゃったし。どうすんだよぉ~。



数日は寝込むほど落ち込みました。



でも、アメリカで働きたいと言う気持ちは、変わりません。



とにかく動くしかない。出来ることをやるしかない。家族を路頭に迷わすわけにはいかない。



そんな気持ちで、とにかく職探し。もちろんアメリカ。



内定取り消しから、半年後、神様が見捨てなかったのか、運良くサンディエゴの会社が私を引き取ってくれることになりました。



それから9年。どうにかこうにか家族もアメリカで養ってこれました。



この10年で学んだこと。



「不可能なことはない。くよくよ考えて何もしないよりも、とにかく動き始めて、動きながら考えて自分の合った道を走り続ける。」






あ~あ、暴露してしまった...。

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