なんか、アメリカ経済、やばそう...

Undecided

かなりやばそうです...。



ご存知のように、あの「メリルリンチ」が1兆円を超える赤字に転落したとか。



あのサブプライムローンの失敗で2兆円あまりの損失を計上したのが要因
とか。



やばいですねぇ~。



バンクオブアメリカやシティグループも軒並み大量の損失を計上しています
からねぇ...。



やばい。



彼ら、サウジアラビアとか中国とかの政府系ファンドから出資をしてもらう
とか。



好調だった住宅市場も、2007年は、前年から25%も落ち込んだそうで。
この数字はこの25年で最も大きな落ち込み方のようです。



この住宅市場の落ち込みが、アメリカをさらに大きな不景気の中に落とし
込んでいくと言われています。



この景気後退は、90年代に起こった不況とは、明らかに違うと言われて
いて、落ち込み方がかなり急とのこと。



これですもん。



(Yahoo!より)


やばい、やばい...。

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エレベーターガールって?

今日は、2008年初出勤。



いつもと何も変わりません。



人と顔をあわせると、



「ハッピーニューイヤー!冬休みはどうだった?」



とお決まりのように挨拶を交わします。



家で過ごした人が多いようです。ま、どこかに出かけている人たちは、
今週一杯休みにして、来週から出勤ってのが多いでしょうね。



私のチームは、私がこの休みに日本に帰ったことを知っていますので、



「日本はどうだった?」



と聞きにきます。そんな中で、面白いことを聞いてきた人間がいます。



彼は、米軍出身で、1年ほど東京の立川に住んでいたことがあります。何
事にも好奇心旺盛で、



「マサから日本語を習う」



と皆に豪語しているほど。



そんな彼が私にあることを聞いてきました。



「ねぇ、マサ。俺、立川のでかいショップに行ったときに驚いたことがあるん
だけど。エレベータを待ってたのね。で、ドアが開いたとたん、驚いた。」



私、「何に驚いたの?」



彼、「だって、エレベータの中にきれいな女の人が立っていて、こちらに向か
ってお辞儀してるの。いらっしゃいませって。」



私、「(爆笑)」



彼、「驚くさ、あんなのアメリカで見たことないから。おまけに、彼女、俺の
ために、フロアのボタンまで押してくれて。で、降りるときに、また、俺に
お辞儀するの。俺、ほんと、恐縮しちゃったよ。」



私、「最近はあまり見かけないけど、日本のでかいショップに行くとああ言う
のよく見かけると思うよ。」



彼、「すごいよなぁ~。接客態度って言うか。」



私、「あれ、エレベーターガールって言うの。」



よく考えてみれば、アメリカには、ああ言うのないんですよね。どこかには
あるのかもしれませんが、私は一度も見たことがありません。



また、もう一つ面白いこと。日本で言う「デパート」って、アメリカにはないか
もしれません。彼、そのような言葉を使わず、



「大きな建物がすべてショップになっているやつ」



と表現していました。



またまた文化の違いを感じました。 続きを読む

アメリカ企業で日本を見た

何を見たと思います?



日本を見たんです。



意味不明でしょ?



実は、先週頭から、うちにお客さんが来てるんです。うちのお得意様で、
うちの製品をたくさん使ってくださってる方なんです。



その方たちが、来年立ち上げる製品に、うちの製品を使ってくださるそう
で、今、その製品のテストに来ていらっしゃるわけで。



ここだけの話ですが、もう、大変、超が着くほどの高飛車な態度。



うちからは総勢8人で、彼らの面倒を見ているんですが、文句の嵐。自分の
製品の不具合も我々の責任。文句でも言おうものなら、「あっそ、じゃ、次か
ら使わない。」と、いたいところを突いてきます。



お前ぇ、性格悪いぞぉ!とどなりたい気分。



でも、そう言うわけにもいかず、皆、言われたことをがむしゃらにやっていま
す。



そんな中、ある事件(と私は思っています)が起きたのです。



私たちは、グループに分かれてそのお客様の面倒を見ているのですが、
グループの長がこんなことを言い出したんです。



「俺たちが、夜の11時まで、一生懸命に働いているのに、あちらのグル
ープはいつものように早く帰宅してる。不公平だ」と。



こんなことを聞いたのは、アメリカに来て初めてです。日本にいたころには、
こんなことはしょっちゅう起こっていましたが。



変だと思いません?



自分たちのやらなければならないことが終わったので帰る。当たり前のこと
ですよね。どうして、自分たちが手を出せないことをやっている人といっしょに、
会社にいなきゃいけないのか。手助けも何も出来ないんですよ。



昔を思い出しましたよ。自分の上司より先には帰れない。仕事が終わってい
ても、席を先に立つことは出来ない。ちょっと、懐かしかったりします(笑)。





ちなみに、そう言ったやつ。後で、皆に、ケチョンケチョンに言われていました。



「無駄な時間をすごすよりも、早く帰って明日に備えた方が、どれだけ生産性
が良いことか」と。





アメリカ流履歴書、次号はもうすぐです。 続きを読む

アメリカ人を管理する

管理=マネージメント。



アメリカにも日本と同じように職位と言うのがあります。会社によって呼び
方が違いますので、一概に「こうだ」とは言えません。



スーパーバイザー:
これは、今の会社に入って、始めてみた職位です。日本で言う係長クラ
スだと思います。



マネージャ:
普通、管理職はここから始まります。課長級ですね。



シニアマネージャ:
課長の一つ上。次長でしょうか。あるいは、部長補佐?



ディレクター:
部長...だと思います。



シニアディレクター:
部長の少し上。



バイスプレジデント:
日本語に訳すと「副社長」ですが、アメリカではそれほどのレベルではあ
りません。大きな会社ですと、部長の少し上くらいです。多分、自社株を
どうのこうの出来るようなレベルではありません。



シニアバイスプレジデント:
社長と部長の間くらい。



CEO、COO etc.



大体こんなもんでしょう。



ちょっと余談が長くなりました。



さて、アメリカ人を管理するって、どう言うことか。



日本人を管理するのとは訳が違います。日本人がアメリカ人を管理する場
合は特に気をつけた方が良いでしょう。



幸か不幸か、私は、今までいた会社で、マネージャを1年半、ディレク
ターを3年半ほど経験しました。



正直な感想。「めちゃ辛い」。



何が辛いか。日本人的発想で管理することは全く無理。ナンセンス。



課長さんや部長さんのように「おい、ちょっと。これ、まずいんじゃない
の?今日中にやってよ。明日の朝、客先に出すから。」とか、「お前なぁ、
何年会社員やってんだよ。顔洗って出直して来い!」なんてことを言おう
ものなら、



「あっそ。じゃぁ。」



って、その1時間後には退職届をもらうはめに。



まぁ、少し大げさな例ですけどね。



日本の場合には、一人一人にグループ意識があり、そのグループをある
方向に導くのが管理職の役目ですね。それによって一人一人の個性が
抑えられる場合がかなりあります。



アメリカの場合は、少し違っていて、個性の塊のような人間を、一方向に
向かせて、能力を最大限に発揮させるのが、管理職の役目、と言うこと
が出来ると思います。



専門職ですから、一人一人は、ものすごく高い能力を持っているんです
ね。彼らは、与えられた課題については、彼らの能力を十二分に発揮す
るんです。



でも、彼らから出てくるアウトプットは単独なんです。非常にレベルの高い
アウトプットなのですが、単独なんです。



個々から出てくる非常にレベルの高いアウトプットを一つにまとめて、成
果につなげるのが管理職の仕事なんです、と私は思っています。



そのためには、目標設定、スケジュール管理、結果のレビューなどいろ
いろな仕事があります。



週一でグループミーティングを開いて、課題、進捗などを確認し、目標か
ら逸脱しているような人間はいないか、スケジュールを無視してチンタラ
やっているようなものがいないかを確認しなければなりません。



そして、一人一人、この一週間のアクションアイテムを決める。そして、
目標の確認。



マネージメントで最も大切なのは(と私が思っているのは)、部下、上司
が納得した上で、動くと言うことです。個性の塊は、納得しないと動きま
せん。たとえ動いたとしても、そこから期待していた結果は出てきませ
ん。



では、どうやって相手に自分のやり方を納得させるか。



いろいろな方法があると思いますが、これは必ず効果があると思うの
は、



Let’s do xxx.

Why don’t we xxx?

「じゃぁ、こうしましょう。XXX。」



日本式に、「はい、君、これいついつまでにやってね」「お前、これ簡単だ
から、今日の夕方までね」と言うようでは、うまくいかないかもしれません。



これを例えば、「君、これこれについて、助けが欲しいんだ。簡単に出来る
と思うんだけど。明日までに出来るかな?」とか、「これこれを明日までに
やるには、君がやっていたあの方法がいいと思うんだけど」とか、あるい
は、「XXが〇〇までに欲しいと言う依頼があったんだけど、それに間に
合わせるために、作戦を考えて欲しいんだけど」。



ちょっとごまをすってるように聞こえますかね。



大切なのは、なぜ、その人にお願いしているのかを、明確にする必要が
あること。ただ、「これやって」と言うだけでは納得しません。「あんたが
必要なので、いっしょに考えてくれないか」と言うのが良いと思います。



まぁ、日本でも同じだと思いますけどね。



あと、感情的にならないこと。怒鳴ったら終わりです。苦労して作り上げ
てきたものが、すべて消えます。その会社にいることも出来なくなるかも
しれません。



まだまだ、いろいろとありますが、また、次の機会にお話しようと思いま
す。
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アメリカ人は話上手

アメリカ人、と言うか、アメリカで育った人は、小さい頃から、「話をすること
が大切」と習ってきてるので、よくしゃべります。


そりゃ、性格にもよりますが、とにかくよくしゃべる人が多いです。しゃべら
ない人は意見が何もない人、何も考えていない人と判断されるそうな。


数年前、あるベンチャー企業と、ある装置の共同開発をしていたころがあ
りました。


ミーティングの時には、必ず、マーケティングの人間がついてくるんです
ね。


その彼、まぁ、しゃべる、しゃべる。こちらに質問するすきを与えないんで
すね。自分の会話に自分自身が酔っているって感じでしょうか。


で、おまけに、何を聞いても、No problem. We can do it. 多分、
彼の口癖だったと思います。「私に任せておきなさい。必ずいいように
しますよ。」みたいな。


約束が守られない場合に、こちらが「だってこの前問題ないって言った
でしょ?」って問い正すと、


Unfortunately unexpected things
happened and blah, blah, blah…


unfortunatelyと言う言葉、これからアメリカで働こうと考えていらっしゃる
方、絶対に覚えておいてくださいね。


絶対に使える英語です。Frankly speakingと言う言葉とともに、ビジネスで
良く使われる英語です。身を持って体験していますから、間違いないで
しょう。


話がずれてしまいました。


日本では、昔、「沈黙は金」と言われていたように、あまりべらべら話すの
はみっともないと言う考え方がありますが(最近はそう言う風潮はなくなり
つつありますね)、もし、アメリカで、と言うか、海外で働こうと考えていらっ
しゃる方は、無理してでも、いろいろと話した方が良いと思います。


数年前に、あるアメリカ企業で、偶然、日本人と働く機会がありました。彼
のポジションはシニアディレクタ。日本で言う部長の上くらいの職位の人で
す。


電話会議なんかに彼といっしょに出ると、流暢な英語でぺらぺら話すんで
すね。「俺も頑張るぞ」と常に目標としていた人なんです。


あるとき、彼と同じレベルの人と話す機会があったんですね。その彼曰く、
「やつは、本当にしゃべらないよ。彼はClam Shellだ。」って。


ちょっとがっかりしたんですよね、その時。日本人から見たら、結構しゃべ
る方なのに、アメリカ人からすると、「無口なやつ」ってことですよ。


とにかく、「話し上手」にならなければいけません。そのためには、常に
「新鮮なネタ」が必要です。日本人の不得意とするところかもしれません
(俺だけかな)。


話す癖を付けましょう。

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