接待って、したことあります?あるいはされたことは?
日本にいたころは、よく取引先の営業の方に飲みに連れて行っていただきました。
若かったので、彼らと羽目をはずして恥ずかしいこともしました(何をしたかは内緒)。
また、休日などには、みんな連れ立って、海へ行くとか、どこかにピクニックに行くとか。
よほどのことがない限り、費用はほとんどあちら持ちでした。
そんな関係でしたので、営業-お客の関係を超えた付き合いをしていたと思います。こちらが勝手にそう考えていただけなのかもしれませんが。でも、今でもたまにメールのやり取りをするような形ですので、彼らにとっても「おもろい親父」だったのかもしれませんが。
さて、アメリカで接待はあるのでしょうか?
もちろんあります。
内緒の話ですが、うちの会社のファウンダー(元社長)は、会社設立当時、この会社の売り上げを伸ばすために、主要取引メーカーの偉い人を引き連れて、ラスベガスまで行って、そこで良からぬことをしていたとか。そう、裏の世界です。女性あり、薬あり...。
それが今、裁判沙汰になっているんですけどね。
健全な会社ですと、普通はお客さんを昼食に誘います。
月に1度くらい連絡があって、「今度、ランチしませんか?いろいろと情報交換したいし。」
で、ランチメニューは、肉とか野菜とかラーメンとかさまざま。2人で食べてもチップ込みでせいぜい30ドルくらいまで。
もちろん、ランチでは15ドル以上の価値のある話をします。また、それ以上の情報を聞き出したり。
アメリカに10年以上いますが、夜の接待を受けたことはほとんどありません(日本企業からの接待は除く)。記憶がないので、あったとしても数回でしょう。
きわめて健全。
私の職位がもっと上であれば、裏の世界へご招待なんてこともあるのかもしれませんが。
ちなみに、エグゼクティブレベルになると、平日でもゴルフ接待があるようです。
人のお金で飲み食いすると、責任が発生しますので、あまりしない方が良いですね。しかも、この不景気の世の中、大枚はたいて接待する営業の方々は、ただでは放してくれません。
アメリカで接待
アメリカ大学 - 囲い込み作戦?
アメリカの大学の合格発表が行われています。
通常は、3月初めから終わりまでに全ての結果が出ますが、一部、スタンフォードやハーバードなどの私立大学が4月1日に合格発表をするようです。
ですので、今週水曜日で(ほぼ)全ての発表が終わると言うことになります。
カリフォルニアでも、University of California系の大学が3月に入ってから合格発表を始め、先週木曜日、3月26日のバークレー校で合格発表が終わりました。
私立大学には日本で言う「特待生入学制度」のようなものがあって、成績優秀者、あるいは、何か人よりもダントツに秀でたものを持つ生徒が合格発表を待たずに、合格証書をもらうこともあります。
さて、3月に入ってから、いろいろな大学から「オリエンテーションへのお誘い」が送られてきます。
つまり、キャンパスを開放して、合格者をキャンパスツアーに誘うんですね。
「うちの大学は丘の上にあって、静かで、勉強するにはもってこいの環境」
「ドームには、先生もいるので、勉強でわからないことがあれば、納得いくまで話を聞ける」
「学内には4つの図書館があって、すべて利用可能」
「学内中、ワイヤレスLAN完備」
「1000台のマッキントッシュコンピュータを常備し、すべてをレンタル可能」
などなど、その大学の「優れたところ」を宣伝して、成績優秀な大学生予備軍を誘い込もうとします。「囲い込み」ってやつです。
昨日は、LAにある大学がわざわざサンディエゴまでやってきて、その辺りを説明しました。
息子と2人で参加したのですが、日本の大学を卒業している私にとっても、信じられないほどの教育システム、教育レベル、教育環境で、息子よりも私の方がその大学に行きたくなってしまうほどでした。
「お前じゃなくって、親父が受けりゃ良かった」なんて本音が出てしまいました(笑)。
アメリカは、日本と違って、公立大学も私立大学も、お金さえ払えばいくらでも受験できますので、かなりの生徒が複数の大学に合格します。
ですので、大学としても、できる限りたくさんの優秀な学生に来てもらうために、あの手この手を使って、学生を「囲い込み」ます。
「XX大学よりも、うちの方が設備が良いし、この学科のレベルが高い」
とか何とか。
ま、最終的には息子が決めることですから、親父はあまりでしゃばらないようにしています。
アメリカのガラガラへび
先日、娘からこんな話を聞きました。
彼女のハイスクールの知り合いが、トレールを歩いている際に、ガラガラへびに足をかまれたそうです。
足はみるみるうちに腫れ上がり、倍以上の太さに膨れ上がったそうです。
緊急手術を受け、彼は一命を取り留めました。
興味深いのは、かんだのが、小さな子供のガラガラへびであること。
娘が言うには、
「大人のへびよりも、子供のへびにかまれた方が、症状が重い。」
とのこと。
逆のような気がしてまして。大人のへびの方が毒性が強いような気がしません?
話によれば、大人のへびも子供のへびも、毒性はさほど変わらないらしいんですね。では何が違うのか。
子供のへびは、「加減」を知らないとのこと。
つまり、噛み付いたら、毒をすべて吐き出してしまうそうです。
大人のへびは、その辺りの「加減」を心得ているようで、一噛みで足りない場合に、毒を残しておいて、二噛みとか三噛みとか。そう言う知恵があるんでしょうかね。
これからの時期、山道をハイキングする際には、ガラガラへびに気をつけた方が良さそうです。
7500人のGMの工場労働者が早期退職勧奨制度に同意
ニューヨークタイムズにこんな記事が載っていました。
7,500 G.M. Workers Accept Latest Buyout
7500人!
アナリストの予想をかなり上回る数字だそうです。
45,000ドルの退職金(のようなもの)が与えられるそうです。
たった45,000ドルの退職金で7,500人が退職するんです。工場労働者とは言え、少ないですね。
現在の工場労働者は、長時間労働で給与もかなり高いそうです(トヨタなどの日本車メーカと比較しても)。
作戦は、この長時間労働者を切って、労働賃金の半額ほどの労働者を雇いなおすと言うことらしいです。
記事にはそれ以上のことは書かれていません。
でも、思うに...
早期退職者が、今までの半額ほどの給料でまた工場に戻るんじゃないかと。
会社としては、熟練工を今までの賃金の半額で雇えますし、労働者側は給料は下がりますが、引き続き働くことができる...。こんな考え方はできないですかね。
どこもかしこも、あの手この手を使って経費削減に必死です。
ちなみにうちの経費削減策は、
・フリードリンク(ボトルウォーター)の廃止(まだジュース類は生きてます)
・食堂の補助カット
・出張時利用の航空運賃→エコノミー
・蛍光灯数半減(廊下とかトイレとか。オフィスも)
・月1度のフリーランチ取りやめ
・昇給半年先送り
この程度かな。これでとりあえずはやっています。
今の時期はじっとしているしかありません。
お金持ちの考え方・マインドセット
ここ数回、ビジネスのためのコネクション作りの話をしています。
Inspired and motivated(ビジネスの匂い...その2)
アメリカでコネクション作り
彼らと話すときに必ず思うことがあります。
「こいつ、うそくせぇなぁ。」
「話がでか過ぎない?」
「まじ、そんなに儲けてんの?」
などなど。
たとえばある人がこう言います。
「今まで有限会社でやってきたんだけど、収入が税金枠いっぱいいっぱいになったので、今、株式会社にするための準備中なんだ。」
収入が税金枠いっぱいになると言うことは、年間収入が25万ドル(2500万円)ってことなんですね。説明は省きますが。
収入ですから、そこから経費とか税金とか引いたら、どうかな...業種にもよりますが、半分になることはないと思います。多分、その60~65%くらいが手取りでしょうか。それにしても結構な額です。
あるいは、
「去年1年間で、世界で10万冊の本を販売したよ。1冊20ドルの本だから...」
え?まじっすか?
100,000冊X2,000円=2億円
もちろん、これにも経費とか税金が含まれていますが、それを差し引いても個人が得る収入としては大きな額ですよね。
これを一般人、サラリーマンの私から見ると、
「信じられない」
となるわけで。
そんな話ばかりをするわけです。